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フランクフルト国際空港ルフトハンザ航空ファーストクラスラウンジレビュー

ターミナルA
PrimeTravel編集部

今回は、世界に数あるエアラインラウンジの中でも、航空マニアやマイラー達の憧れの的となっている、フランクフルト国際空港のルフトハンザドイツ航空ファーストクラスラウンジに、訪問する機会を得ましたので、その様子をシェアさせていただきます。

フランクフルト国際空港ルフトハンザ航空ファーストクラスラウンジの概要

フランクフルト国際空港はドイツにある中央ヨーロッパ最大の空港です。ドイツのフラッグキャリアであるルフトハンザドイツ航空にとってはメインハブ空港となっています。

フランクフルト国際空港
フランクフルト国際空港

それだけに。空港内にはファーストクラス・ターミナルをはじめ。2ヶ所のファーストクラス・ラウンジ、5ヶ所のビジネスクラス・ラウンジ、3ヶ所のセネター・ラウンジ、1ヶ所のビストロ・ラウンジ、1ヶ所のウェルカム・ラウンジとルフトハンザ航空だけで合計13ヶ所のラウンジが設置されています。

フランクフルト国際空港のマップの中にルフトハンザ航空の各ラウンジをプロットしましたが、非常にたくさんのラウンジがあることに改めて驚きました。

空港ラウンジマップ
出典:フランクフルト国際空港公式サイト

筆者はフランクフルト空港での乗り換えであったため、空港の外に位置するファーストクラス・ターミナルではなく、ファーストクラス・ラウンジを体験しました。

ルフトハンザ航空ファーストクラス・ラウンジへのアクセス

実は事前にファーストクラス・ラウンジの位置の把握をしていなかったので、フランクフルト国際空港に到着してからファーストクラス・ラウンジを探すことになりました。

そもそもファーストクラス・ターミナルとさらにファーストクラス・ラウンジが2ヶ所もあることを知らず、空港スタッフに教えてもらった通りに行くとパスポート・コントロールも2回通過することになりました。

専用車で送ってもらうリムジンサービスを受けてみたかったのですが、最初に案内されたゲートAのファーストクラス・ラウンジではそのサービスは実施していないことを聞き、ゲートBのファーストクラス・ラウンジへ行くよう案内されました。

ターミナルA
ゲートAにあるファーストクラスラウンジではリムジンサービスはない

そこで教えてもらった通りのルートを行くと、パスポートコントロールを再度通過する必要があったのです。

パスポートコントロール
パスポートコントロールを通過したところ

せっかくファーストクラスに搭乗するのであれば、それに付帯するサービスは最大限享受できるように、事前にしっかりと予習しておくことが大事ですね。

とはいっても、ファーストクラスに乗り慣れていない者としては、それらの情報がどこに行けば得られるのかもわかっていなかったのが実際のところです。

結局、右往左往しながらゲートB22近くのファーストクラス・ウンジの案内板のある所まで来ました。

案内板
ゲートB22付近のラウンジ案内表示

案内表示の通りにエスカレーターを昇ります。

エスカレーター
ファーストクラス・ラウンジへのエスカレーター

エスカレーターを昇りきると、ルフトハンザ・ファーストクラスの表示があります。

表示
エスカレーターの上にあるファーストクラスの表示

その先にはファーストクラス・ラウンジの入口があり、扉を開けるとどんな光景がひろがっているのか、ワクワクすると同時に緊張もします。

ラウンジへの入口
ファーストクラス・ラウンジへの扉

扉を開けると広く明るい空間がひろがっています。さらに、スラっとして美しい女性が二人も受付にいらっしゃるので眩しいくらいです。しかも笑顔で迎えて下さるので、こちらも心臓がバクバク状態。

すっかり舞い上がってしまったので、ドイツ語で挨拶をされたのか英語で挨拶をされたのかも覚えていません。搭乗券を提示すると、専用のチケットホルダーに入れてくれました。

ラウンジ受付
ルフトハンザ・ファーストクラス・ラウンジ受付

その上、ルフトハンザ航空ファーストクラス・ターミナルのオリジナルマスコットキャラクターの可愛いアヒルのお人形さんまでいただきました。

マスコット
ルフトハンザ・ファーストクラスターミナルのキャラクター人形

ファーストクラス・ターミナルの方ではショップもあり、このキャラクター人形のヴァ―ジョン違いが何種類か売られているそうです。

フランクフルト国際空港ルフトハンザ航空ファーストクラス・ラウンジのデザインと雰囲気

受付を終えると左手にプライベートブースが並んでいるのが見え、外からでも上質なオフィス空間が確保されていることがうかがえます。

プライベートブース
プライベートブース

ラウンジ全体を見渡すと、所々にシンプルな生け花があり、豪華過ぎない演出も心を落ち着かせる効果を考えてのことでしょうか。

ラウンジ全体
ラウンジ全体

新聞やマガジン類が大量に置かれているラックがあります。ファーストクラスのお客さまはまだ活字が好きな方が多いのでしょうか。新型ウイルス以降、紙の媒体はどんどん置かなくなってきたように感じますが、少し意外でした。

奥にはシガー・ラウンジがあります。スモーキング・エリアという表現ではないところがファーストクラス・ラウンジらしいですね。筆者は非喫煙者なので近づきもしませんでしたが、葉巻なども置かれていると想像できます。

マガジンラック
大量の新聞やマガジン類
マガジンラック
別の所にもマガジンラックが…

立派な応接セットもたくさん配置されていますが、ほとんどお客さまはおられません。むしろ、これくらい少ない方が落ち着きますね。

応接セット
立派な応接セットがあるものの人がいない…
応接セット
利用者がいない応接セット

置かれているテレビの画面サイズは遠くから見るとあまり大きくは見えませんが、実は巨大で70インチ超はありそうです。

巨大画面TV
巨大な画面サイズのテレビモニター

また、窓からはルフトハンザ航空の飛行機がすぐ近くに見ることができるので、迫力があります。

外の風景
ラウンジから外の景色

上質なお料理と飲み物

お料理はブッフェスタイルで種類はそれ程多くはありませんが、一品一品が贅沢で上質なものを使っているようです。

お料理
高級なオリーブオイル類が並びます

お料理のディスプレイもスタイリッシュに感じられます。

バフェ
お料理のディスプレイもスタイリッシュ

高級ワインや高級シャンパンなどは、日本のようにせいぜい1~2種類を置いているのではなく、種類の豊富さに圧倒!されてしまいます。

お酒類
種類豊富な高級ワインや高級シャンパン

バーカウンターもあり、アジア系の若者がバーテンダーを務めていたので、筆者も声をかけ易く、シャンパンの飲み比べをお願いしました。バーテンダーがアングロ・サクソン系の方だったら声をかけるのも躊躇してしまいます。ましてやファーストクラス・ラウンジなので、よけいに緊張しますよね。

バーカウンター
バーカウンターでシャンパンの飲み比べ

また、ドイツの代表的な製菓会社が作るグミのHARIBOをはじめとするお菓子類も種類豊富に提供されていました。

お菓子類
HARIBOをはじめとする種類豊富なお菓子類

シャワールーム

シャワールームも利用しました。受付で予約状況を確認し、使用できる部屋の鍵を渡されます。この時は誰も利用者がいなかったようで、すぐに鍵を渡されました。奥に進むと該当するシャワールームの番号があります。

シャワールームへの廊下
シャワールームへのアプローチ
シャワールームドア
シャワールームの扉

シャワールーム内は非常に広い空間で贅沢な造りです。バスローブも用意されており、横になることもできるようなベンチもあります。トイレは部屋の奥の見えない所にあります。

洗面台
シャワールーム内の洗面台
バスローブ
ベンチの上にはバスローブとスリッパ
トイレ
奥にあるトイレ

シャワーブースも広く、天井も非常に高いのでレインシャワーはかなり高い所から出てきます。シャンプーなどのパーソナルケアのブランドはパリのBALMAIN(バルマン)です。グランドハイアットなどの定番ブランドですね。

シャワー
パーソナルケアのブランドはBALMAIN
レインシャワー
非常に高い所からのレインシャワー

有料にはなりますが、マッサージのサービスが施されるスパもあり、そこにはバスタブもあるようです。

宣伝
スパの案内

フランクフルト国際空港ルフトハンザ航空でのリムジンサービス

シャワーを浴びてスッキリし、シャンパンフリーフローを楽しんだ後、出発時刻の30分前にファーストクラス・ラウンジの受付あたりに集合します。この時は我々夫婦以外に男性の一人客がいました。

エレベーターで地上に降りると、そこには黒塗りのアウディが2台停まっています。正直なところ、バンでなくて良かったと思いました。というのも、この直前に利用したスイスインターナショナルのファーストクラスでもチューリッヒ国際空港にてリムジンサービスはありましたが、ファーストクラスの搭乗客全員をベンツバンで送迎してくれたので、やはり我々だけを専用車で送ってもらいたい、という贅沢な希望がありました。

リムジンサービス
リムジンサービスには黒塗りの専用車
アウディ
アウディで送ってくれます

リムジンサービスに使われる車種はポルシェやベンツもあるようですが、それらはファーストクラス・ターミナルからの送迎のようです。

ドライバーがスーツではなく、安全着なのがほほえましく感じました。

ドライバー
ドライバーは安全服を着用

空港の中を10分近く走ったでしょうか、飛行機のすぐ下に着きました。そこから秘密の扉を開け、ファーストクラス専用のブリッジを使って機内へ行きます。

飛行機の下
飛行機の下に到着しました

専用車での空港クルーズは普段では味わえないような貴重な体験です。フランクフルトからニューヨーク(ニューアーク空港)へはボーイング747という少し古い機体です。コックピットは2階にあり、1階のファーストクラス席はそれよりも前に位置しています。個室タイプではなく、機首の先端を使っているので、広々としたサロン風でした。

B747
これから搭乗するボーイング747

機内では機長さんが一人ひとりに挨拶に来られたのは初めての経験で驚きました。

かつて日系エアラインで機長を経験された方からも、自主的にファーストクラスのお客さまへは挨拶に行っていたとお聞きしたことがあります。

機長による挨拶
B747ファーストクラスに挨拶に来る機長

ファーストクラスの機内での様子は別の機会にご紹介したいと思います。

まとめ

フランクフルト国際空港のルフトハンザ航空ファーストクラス・ラウンジは、予想を遥かに超えたサービスや施設でした。すっかりルフトハンザ航空の虜になってしまいました。

やはり何といっても個別のリムジンサービスは、非日常感にあふれ、空港の中をバスではなく乗用車で回るという初めての経験から、とってもエキサイティングな経験をすることができました。

ルフトハンザ航空のファーストクラスというと、機内でのラグジュアリー感はもちろんのこと、搭乗までのラウンジや送迎サービスなど、日系エアラインでは味わえない特別感がありました。

今度はフランクフルト国際航空のファーストクラス・ターミナルからのチェックインやリムジンサービスを是非経験してみたいと思います。

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