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【宿泊記】ザ・リッツ・カールトン東京のブログレビュー ※ゴールドエリート

【宿泊記】ザ・リッツ・カールトン東京のブログレビュー ※ゴールドエリート
PrimeTravel編集部

ホテルは旅先で泊まるもの…と思っている方も多いと思いますが、今回は、とにかくホテルをゆっくり楽しむラグジュアリーな滞在をしてみたいと思いました。

関連記事:マリオットの会員プログラム「マリオットボンヴォイ」の特典やメリットとは?

ザ・リッツ・カールトン東京の立地

ザ・リッツ・カールトン東京は、昔も今も「ザ・都会!」と言われる六本木の東京ミッドタウン内、都内最高層のミッドタウン・タワーの中にあります。

都営地下鉄大江戸線・東京メトロ日比谷線の六本木駅に直結で、東京メトロ千代田線乃木坂駅から歩いて3分ほどになります。

今回はタクシーを利用しましたが、公式サイトによると、メルセデス・ベンツSクラスでの有料送迎サービスもあるようですので、利用してみるのも良いなと思いました。

ポイントでクラブラウンジを愉しむ1日を企画

リッツ・カールトン東京のサービス

1年ほど前にマリオットボンヴォイの会員になり、すぐにご紹介のキャンペーンなどで60,000ポイント以上をいただいたので、そのポイントを思いっきり使って、5回のフードプレゼンテーションと最高のホスピタリティが味わえると聞いた、クラブフロアのお部屋を予約しました。

ネットの情報ページによっては、アフタヌーンティーの曜日が限られていると書いてありましたので、ホテルに直接確認をしましたところ、特に曜日は限られていないとのことでした。やはり分からないことは、直接聞くのが一番ですね。

また、その時にさりげなく、結婚記念日であることもお伝えしておきました。自分で伝えるのは気恥ずかしいところもありますが、サービスをきちんと受けたい場合には、こちら側の情報もお伝えする方が良いだろうとの判断です。

他にも、食事のアレルギーについてもお伝えし、反対に日中の過ごし方などをお聞きして、ホテルを十分に愉しめるように準備を整えました。

洋服は、リラックスできるけれどもカジュアル過ぎないワンピースを2枚。羽織るもので、アフタヌーンティーにはカッチリした雰囲気、夜のカクテルタイムにはムーディになるよう変化をつけてみました。夫は、昔から一貫してトラッドスタイルですので、そこは変えずにお部屋でリラックスしてもらいます。

アフタヌーンティーのプレゼンテーションとチェックイン

クラブフロアのラウンジ

1階の車寄せにタクシーが入ると、すぐにドアマンが扉を開けてくださいましたので、名前を告げると、コンシェルジュの方がお迎えしてくださいました。

まっすぐ通常のホテルフロントのある45階行きのエレベーターに乗り、45階のロビーを横目に、別の客室用エレベーターで53階へ。ここには、クラブフロアの宿泊客だけが使う、クラブラウンジ、そしてコンシェルジュデスクがあります。

まずはラウンジのお席に案内していただき、早速二人分のアフタヌーンティーを。私はお茶、主人はアルコールをいただきながら、コンシェルジュの方が横で膝をついてチェックインをしてくださいます。

3段のアフタヌーンティープレート

アフタヌーンティーは、「グランドクラシックアフタヌーンティー」と銘打ったクラシカルなものと思われますが、初夏らしく、サンドイッチが北欧のスモーガストルタのようで、とてもかわいらしい造りです。電話で伝えた甲斐もあって、今回の記念日を祝してAnniversary Plateになっていました。

「グランドクラシックアフタヌーンティー」

一番下の段から、

  • プレーンスコーン
  • レーズンスコーン
  • たっぷりのクロテッドクリーム

ジャムは小さな瓶のものが3種類ついています。

セイボリーとサンドイッチ

真ん中がセイボリーとフィンガーサンドイッチ。

  • アスパラガスのムース アイヨリクリーム クリアーなトマトジュレ
  • 真蛸のガルシア風 パプリカとズッキーニのピクルス
  • 三元豚のリエット ナッツとドライフルーツのクランブル
  • スモークサーモンと胡瓜のサンドイッチ ディルサワークリーム

スイーツプレート

一番上がスイーツになります。

  • グリオットフォレノワール(サワーチェリーとチョコレートのケーキ)
  • ベリーパンナコッタ
  • マカロンシトロン

昼のアルコール

写真のように彩りはとても華やかで、十分満足できる量でしたが、その他にも、フルーツ、チョコレート、おかき、パウンドケーキなど、自由に取れるスナック類があり、ワイン、ビール、シャンパーニュなどもきっちり冷えていて楽しめました

マリオットボンヴォイ会員の特典について

マリオットボンヴォイ会員特典

この記事の取材時には、マリオットボンヴォイ会員のゴールドエリートでしたが、ボンヴォイエリート会員の特典と、ゴールドエリート会員の特典の両方が受けられました。
これはクラブラウンジの特典とはまた別に受けられるものですので、クラブラウンジでなくても特別感は感じられるのではないかと思います。

今回は、食事もフルーツも不要でしたので、ボンヴォイポイントをいただきましたが、ポイントで無料で泊まれてポイントが戻ってくるって…恐縮するほどお得ですね。

【エリート会員特典】※下記よりチョイス

  • 一滞在につき、レストランまたはインルームダイニングでの3,000円分のクレジット
  • タワーズでの朝食、もしくはインルームダイニングから朝食メニューを利用すると、30%毎日適用
  • SPAにてESPAスパトリートメントを利用すると15%ディスカウントを何度でも
  • 季節のフルーツ
  • マリオットボンヴォイ500ポイント

【ゴールドエリート会員特典】

  • 15%レストラン割引
  • 25%ボーナスポイント
  • 500ポイントのウェルカムギフト
  • 午後2時までのレイトチェックアウト(チェックイン時の状況に基づく)
  • 一つ上のランクへ無料客室アップグレード(チェックイン時の状況に基づく)
  • 10%ギフトショップ割引
  • お子様2名までの朝食割引(条件は施設にお問い合わせください)

客室(クラブデラックス、1キング)とアメニティ

入口、ミニバー

客室は、52平米と十分広いお部屋です。

入ってすぐ右手には、ミニバーカウンターがあり、下は冷蔵庫と食器類、紅茶(Lupiaのもの)など、上にはNespressoのコーヒーマシーンと煎茶のセット、水が2本、ヨックモックのシガール(クッキー)がお茶請けとして置いてあり、ちょっと懐かしさを感じてしまいました。

煎茶セットとヨックモック

そして左手はバスルーム。両手開きのクラシカルな扉を開けると、すぐ右手に大理石の洗面台があり、後述のアメニティが置いてあります。

その隣がレインシャワー付きのシャワールーム。備え付けではなく、50mlと普通に使えば3〜4日分はある量のシャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、ぎゅっと握れる形のボディースポンジが並べてあります。

さらにその隣にもうひとつ同じ形の洗面台。その隣にはすりガラス扉のトイレ、さらに隣には、体が伸ばせるほど長いバスタブがあり、石鹸とバスソルト、バスローブがセットされています。2台の洗面台の引き出しには、それぞれ1つずつ、歯ブラシ、コーム、ブラシ、マウスウォッシュ、綿棒、コットン、爪やすりが、それぞれ小箱入りでセットされていました。

石鹸、ボディクリーム、シャンプー、コンディショナー、ボディソープは、英国御用達のブランドAsprey社のPurple Waterシリーズ。少しスパイシーで深みのある香りですが、残念ながら2023年にブランドと提供方法が変わった様ですので、今年また行ってみたいと思っています。

お部屋には、仕事用の明るいライトのついたテーブルと座りやすい椅子、キングサイズのベッドはシモンズ社のオリジナルのもの、リネン類はイタリア製だそうです。

窓際には椅子と大きなソファ、ガラスのテーブルには、記念日とお伝えしておいたので、ギフトのチョコレートが4つ、それぞれのフレイバーが手書きされていました。ちょっとした気遣いですが、嬉しいですね。

重厚なクローゼットにはもう1着のバスローブと、ロゴ入りパジャマ。エジプト綿だそうです。

ディナー前のオードブル

突き出し4種

さあ、2回目のフード・プレゼンテーションは、オードブルです。

ディナー前の簡単なもの…とありましたが、カクテルと一緒に提供されたのは、突き出し4種(右から)

  • ホタテと百合根のムース
  • レンズ豆とうずらのサラダ
  • フォアグラの照り焼き
  • ニシンのマリネ

【オードブル3種】

  • 蟹肉の茶碗蒸し
  • 海老のソースのラビオリ
  • 豚肉の赤ワイン煮

オードブルは、ホテルの中の各レストランの一品で、和と洋が上手にフュージョンされています。一品をいただくことで、気に入った味のレストランをディナーに選びやすいようになっているのは良いなと思いました。

ロマンチックなターンダウンサービス

さて、本来ならば、オードブルの後にディナーに行き、その間にターンダウンサービスが行われるはずだったのですが、夫の仕事の電話が長引いていたため、部屋に居る時にハウスキーピングの方がいらっしゃいました。

ターンダウンサービスとは、日本ではあまり行われないホテルのサービスのひとつで、就寝前に清掃をしたり、希望によってはシーツを替えてくださったりする、ビジネスホテルではあまり行われないサービスです。

客室に私たちが居たので、シーツの交換はせず、ゴミを捨ててコーヒーを補充、汚れたカップの交換などをお願いしましたが、最後に、「お休み前のチョコレートでございます」と置いていただいたチョコレートは、ザ・リッツ・カールトンのロゴ入りで優雅な気持ちになれました。

コーディアルのカクテルと極上スイーツ

カクテル夜の8時からは、同じくクラブラウンジで「スイーツ&コーディアル」の時間になります。

夫はドライ・マティーニ、私は「アルコールが強くなくて、フルーティでフローズンなカクテル」というボヤッとしたリクエストをしたのですが、甘め柑橘系のとても爽やかなカクテルを作っていただきました。

プティフール

スイーツはプティフールで、いちごのロールケーキ、栗のカヌレ、ブルーベリーのタルト。

バゲットとナッツのパン・ド・カンパーニュ、チーズ各種、ドライフルーツは取り放題で、カマンベールのとろけ具合が良いタイミングでした。

冷蔵庫の中には、提供されたものとは別のスイーツ(食べていないのでわかりませんが、たぶんベリーのムース)、フルーツ、ヨーグルトとミルク(低脂肪、アーモンド、豆乳含む)が入っていて、さすがにお腹いっぱいでしたが、とても美味しそうでした。

洋服のプレスとシューポリッシュのサービス

プレスサービスとシューポリッシュ

クラブラウンジアクセスのあるお部屋とスイートルームには、1滞在につき5着までのプレッシングサービス(洋服のアイロンがけ)とシューポリッシュサービス(靴磨き)があります。

昭和生まれの人は、きっと駅などに靴磨きの人が並んでいた光景を覚えているかと思いますが、最近はそういう場もないので、この滞在に靴を磨いていただくのを夫はとても楽しみにしていました。

夜の10時までにオーダーするので、サービスの係に電話をして、夫のスーツと靴を取りに来ていただきました。「お届けはどういたしますか?」と聞かれて、ゆっくり休みたかったので、部屋の前に置いていただくことにしました。

翌朝、ドアのところにプレスされたスーツとピカピカに磨かれた箱入りの靴が!

なかなかできない体験かと思いますので、ぜひお願いしてみてください。

ザ・リッツ・カールトン クラブラウンジの朝食

モーニングカウンター

ゆっくり眠った翌朝は、たっぷりと朝食をいただきました。

クラブラウンジの中央には、チーズ、ハムなどのシャルキュトリ、サラダ類、野菜のテリーヌ、フルーツなどが並び、右手には、デニッシュ類や食パン、フランスパンなど各種。

食パン、フランスパンなど

手前には調理カウンターが出ていて、ホットミールとライブで卵料理を作ってくださるシェフがいらっしゃいました。

オムレツのホットミール

私はオムレツにしたいと思いつつ、隣の方が鷹の爪入りの目玉焼きをオーダーしていたので迷っていたら、

「鷹の爪の香りだけをオムレツにつけることができますよ」

と提案していただいたので、オリーブオイルに鷹の爪を入れてゆっくり温め、そのオイルでパプリカ、マッシュルーム、ハム、チーズ入りのオムレツを焼いていただきました

この柔らかさと風味の高さにびっくりして、その後、さまざまなホテルで、「鷹の爪で香りをつけられますか?」と聞いてみましたが、そのような製法を取られるシェフはいらっしゃいませんでした。

洋食の朝食

ちなみに夫は和食をオーダーしたのですが、こちらはお弁当になっていて、ふっくらと焼き上げられた魚の西京漬を中心に、小鉢の惣菜が入っていて、ビュッフェなどに立ち上がるのがあまり好きではない夫は、とても喜んでいました。

和食御膳

ほぼ食べ終わりそうな頃、
「デザートにワッフルはいかがですか?」

と声をかけられたので、「ぜひ!」とお願いすると、自家製いちごのコンフィチュールと甘さ控えめの生クリームを添えた、とても軽い焼き上がりのワッフルが登場。さらに、

「自家製マフィンがおすすめですが、いかがですか?」

と聞かされたら、そちらもいただかないと…。外側サクサク、中にふんわりとカスタードを包んだマフィンは、本当に初めて食べる食感でした。

自家製マフィン

フィットネスジムとジェットバス付きのプール

プール

ザ・リッツ・カールトン東京公式インスタグラム @ritzcarltontokyo より

食べすぎてしまったので少し体を軽くしようと思い、プールに行きたいとコンシェルジュに尋ねたところ、コロナの関係で人数制限をしているとのことでした。

部屋番号と名前を設定しておくと呼び出しメールが来るということで、有料レンタルの水着を持って来ていただいて着替えました。
部屋からプールまでは、水着の上にバスローブを着て、スリッパで行って良いとのことです。また、プールのロッカーで着替えることもできるそうです。

部屋で着替えてバスローブを着たまま、46階のプールとジムの受付で部屋番号を書き、ここからカメラ禁止との注意を受けてから、左側のプールゾーンに入りました。

プールは私ひとりの貸切。とはいえ、ちゃんとサービスの方が飲み物を聞きに来てくださって、私はプールサイドにジャグで置いてある、フルーツが入ったお水をお願いしました。

ジェットバス

ザ・リッツ・カールトン東京公式インスタグラム @ritzcarltontokyo より

20mのガラス張りのプールをひとりで悠々と泳ぎ、その後、東京を一望できる天空のジェットバスで体を温めて、またバスローブを着たまま部屋に戻りました。

お昼の軽食とチェックアウト

昼の軽食

最後のフード・プレゼンテーションは、お昼の軽食。

昨日のオードブルと同じく、不思議な和洋フュージョン料理がお弁当箱に並んでいます。

  • サーモンのベーグルサンドと牛肉&マッシュポテトのサンドイッチ
  • きのこのバルサミコソテー
  • 鶏肉の野菜あんかけ
  • いちごのパンナコッタ

取り放題カウンターには、パウンドケーキとチョコレート、おかきが。ここで最後のコーヒーをゆっくりといただいてから荷物をまとめ、コンシェルジュにチェックアウトを告げました。

軽食カウンター

お土産にとLUPICIAの緑茶缶をいただき、たった1泊なのに、まるで数泊したかのような充実感を持って、タクシーに乗り込みました。

LUPICIAの緑茶ギフト

ポイント使用で無料宿泊をしたのですが、本当にすばらしいサービスを受けられました。

ザ・リッツ・カールトン東京のみなさま、ありがとうございました。

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