アメックスプラチナの特典と審査を徹底解説|年会費165,000円は本当にお得?

「アメックスプラチナに興味があるけど、年会費165,000円(税込)は高すぎるのでは?」「審査に通るか不安だし、実際に元は取れるの?」そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
憧れのメタルカードであるアメックスプラチナですが、高額な年会費に見合う価値があるのか、どのような特典があるのか、審査基準はどの程度なのかを事前に知っておきたいですよね。
この記事では、アメックスプラチナの豊富な特典から審査の実態まで、申し込み前に知っておくべき情報を包み隠さずお伝えします。
アメックスプラチナとは?基本情報とカードの概要

アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード(通称:アメックスプラチナ)は、アメリカン・エキスプレスが発行する申込制カードの中で最高峰のステータスカードです。世界的に認知されたプラチナカードブランドの元祖として、富裕層から絶大な支持を受けています。
アメックスプラチナの魅力は基本スペックの充実度、メタルカードならではの重量感、そしてアメックスブランドが持つ圧倒的なステータス性にあります。以下で詳しく解説していきます。
アメックスプラチナの基本スペック
項目 | 内容 |
---|---|
年会費 | 165,000円(税込) |
家族カード | 4枚まで無料 |
ポイント還元率 | 基本1.0%、特約店3.0% |
国際ブランド | アメリカン・エキスプレス |
申込条件 | 満20歳以上で安定した収入がある方 |
アメックスプラチナは年会費165,000円と高額ですが、その分特典内容が非常に充実しています。
2023年9月のリニューアルにより年会費は143,000円から値上がりしましたが、特典も大幅に拡充されました。
基本ポイント還元率は1.0%と標準的ですが、Amazon・Yahoo!ショッピングなどの特約店では3.0%の高還元率を実現しています。
メタルカードの特徴と重量感
アメックスプラチナは2019年からメタル(金属製)カードを採用しており、その重厚感と高級感が所有者のステータスを演出します。
重量は約17グラム前後で、通常のプラスチックカードの約4倍の重さがあります。表面にはカード番号の記載がなく、裏面に刻印される仕様でセキュリティ性も向上しています。
コンタクトレス決済にも対応していますが、一部の決済端末では使用できない場合があります。特にTimes駐車場の精算機や古い決済端末では読み取りエラーが発生することがあるため、サブカードとの併用が現実的です。
アメックスブランドのステータス性
アメリカン・エキスプレスは「プラチナカード」の商標を保有しており、他社のプラチナカードの元祖的存在です。
世界中のVIP向けサービスでアメックスプラチナの認知度は非常に高く、提携先ホテルやレストランでは、プラチナ会員向けの特典や優待が用意されている場合があり、結果的に丁寧な接客や特別な体験につながることもあります。
アメックスプラチナの年会費と他社プラチナカードとの比較
アメックスプラチナの年会費165,000円(税込)は決して安くありませんが、他社の同等カードと比較すると妥当な水準といえます。年会費の価値を正しく評価するため、詳細な比較を行います。
ここでは、年会費の内訳や他社カードとの比較、さらに家族カードが4枚まで無料という独自のメリットを整理して解説します。
アメックスプラチナの年会費165,000円の内訳
年会費165,000円(税込)で受けられるサービスを金額換算すると、その価値の高さが明確になります。
プライオリティ・パス(プレステージ)だけで年会費約70,000円前後(469米ドル)、フリー・ステイ・ギフトは使い方によって50,000円から100,000円程度の価値があります。
サービス | 年間価値(推定) |
---|---|
プライオリティ・パス(プレステージ) | 約70,000円 |
フリー・ステイ・ギフト | 約50,000〜100,000円 |
メンバーシップ・リワード・プラス | 3,300円 |
ホテル上級会員資格 | 金額換算は難しいが高い価値あり |
コンシェルジュサービス | 金額換算は難しいが高い価値あり |
メンバーシップ・リワード・プラスも通常は有料オプションですが、アメックスプラチナには無料で付帯します。特典を活用すれば年会費以上の価値を得ることは十分可能といえるでしょう。
他社プラチナカードとの年会費比較
国内の主要プラチナカードと比較すると、アメックスプラチナの年会費は中程度の水準にあります。
カード名 | 年会費(税込) | 特徴 |
---|---|---|
アメックスプラチナ | 165,000円 | 豊富な特典、世界的認知度 |
ダイナースクラブ プレミアム | 165,000円 | レストラン特典充実 |
ラグジュアリーカード ゴールド | 220,000円 | コンシェルジュ24時間対応 |
三井住友カード プラチナ | 55,000円 | 年会費は安いが特典は限定的 |
同じ年会費165,000円のダイナースクラブ プレミアムと比べると、アメックスプラチナは旅行特典がより充実しているのが特徴です。
一方、三井住友カード プラチナは年会費が3分の1程度と抑えられていますが、その分、特典の範囲や内容はアメックスプラチナに比べて限定的です。
家族カード4枚まで無料の価値
アメックスプラチナの隠れたメリットとして、家族カード4枚まで年会費無料で発行可能という点があります。家族カードは本会員と同等の特典を受けられるため、5人家族なら実質年会費は33,000円/人という計算になります。
家族カード保有者も本会員と同じく、プライオリティ・パス、ホテル上級会員資格、レストラン特典などをフルに活用できます。
また、家族が利用したポイントは自動的に本カードに合算されるため、ポイントの分散もありません。
大家族ほどコストパフォーマンスが向上する仕組みが整っています。
アメックスプラチナの豊富な特典・メリット一覧
アメックスプラチナの最大の魅力は、年会費を上回る価値のある豊富な特典です。旅行からグルメ、日常生活まで幅広い分野でプレミアムな体験を提供します。
- 旅行・空港ラウンジ関連特典
- ホテル上級会員資格と宿泊特典
- レストラン・グルメ特典
- コンシェルジュサービス
- 充実の付帯保険と補償制度
- ポイント還元率とマイル交換
各特典の詳細と活用方法を解説します。
旅行・空港ラウンジ関連特典

アメックスプラチナの旅行特典は業界最高水準を誇ります。最も価値が高いのがプライオリティ・パス(プレステージ)の無料付帯です。
通常年会費469米ドル(約70,000円前後、為替により変動)のサービスが無料で利用でき、世界1,300ヶ所以上のVIPラウンジにアクセス可能です。
同伴者1名まで無料で利用できるため、夫婦での旅行時には2人分のラウンジ利用料が節約できます。さらに、アメックス独自のセンチュリオン・ラウンジも利用でき、羽田空港第3ターミナルに2025年に正式オープンしました。
プラチナ・カード会員や家族カード会員も利用でき、同伴者2名まで無料で入室可能です。

手荷物宅配サービスも往復で利用でき、海外旅行の際の負担軽減に大きく貢献します。空港への移動時と帰国時の両方で利用できるため、特に重い荷物を持つ家族旅行では重宝するサービスです。
ホテル上級会員資格と宿泊特典
アメックスプラチナ保有で4つの主要ホテルグループの上級会員資格が自動付与されます。
代表的には、マリオット ボンヴォイ ゴールドエリート、ヒルトン・オナーズ ゴールド、ラディソン リワード ゴールドなどが自動的に付与されます。
なお、過去に付与されていたシャングリ・ラ(ジェイド会員)は2021年3月で新規受付を終了しています。これらの上級会員資格により、客室の無料アップグレード、レイトチェックアウト、朝食無料サービスなどの優待を受けられます。
通常であれば年間数十泊の宿泊実績が必要な資格を、カードを保有するだけで取得できるのは非常に価値が高いといえます。
さらに年1回のフリー・ステイ・ギフトでは、国内の対象高級ホテルに無料宿泊が可能です。対象ホテルにはオークラ、ハイアット、ヒルトンなどの一流ホテルが含まれており、1泊あたり5万円から10万円程度の価値があります。
レストラン・グルメ特典
国内外の高級レストランで優待サービスを受けられるのもアメックスプラチナの大きな魅力です。「2 for 1 ダイニング by 招待日和」では、国内外約250店舗でコース料理を注文した際、2名以上の利用で1名分が無料になります。
対象レストランは厳選された高級店が中心で、普段は予約が困難な人気店も含まれています。年に数回利用するだけで、年会費の一部をペイできる価値があります。
また、ワインイベントや特別ディナーへの招待もあり、グルメ好きには特に価値の高い特典といえるでしょう。
コンシェルジュサービス
24時間365日対応のプラチナ・コンシェルジュ・デスクは、利用者の希望にあわせて幅広くサポートしてくれるため、まさに“頼れる秘書役”のように活用できます。
レストラン予約、ホテル・航空券手配、イベントチケット確保、フラワーギフト手配、各種情報提供など、幅広い依頼に対応してくれます。
特に海外旅行時には現地の情報収集や緊急時の対応など、頼れるパートナーとして機能します。言語の壁がある海外でも、日本語で相談できる安心感は計り知れない価値があります。
忙しいビジネスパーソンにとっては、時間の節約という意味でも大きなメリットとなるでしょう。
充実の付帯保険と補償制度
アメックスプラチナは保険・補償制度も他社を圧倒する充実ぶりを誇ります。海外旅行傷害保険は最大1億円、国内旅行傷害保険は最大5,000万円の補償があり、家族特約も付帯しています。
特に注目すべきは、一般的なクレジットカードにはあまり見られない独自の補償制度も用意されています。ホームウェア・プロテクション(家電保証)では、購入から1年を経過した家電製品の故障時に修理費用を補償します。スマートフォン・プロテクションでは、年間最大10万円まで修理費用をカバーします。
キャンセル・プロテクションは、急な出張や病気で旅行やコンサートをキャンセルした際の費用を補償する珍しいサービスです。個人賠償責任保険も最大1億円の補償があり、日常生活のあらゆるリスクをカバーしています。
ポイント還元率とマイル交換
アメックスプラチナのポイント制度は、高還元率と柔軟な交換システムを両立しています。基本還元率は1.0%ですが、特定の提携サイトやアメックスオファーのキャンペーンを活用すると、ポイントが通常より多く付与される場合があります。。
メンバーシップ・リワード・プラスが無料付帯するため、ANAマイルへの等価交換(1ポイント=1マイル)が可能です。ただし年間40,000マイルまでという上限があるため、大量のマイルを貯めたい方には物足りなく感じるかもしれません。
ポイントの有効期限がないのも大きなメリットです。長期間かけてポイントを貯めて、まとまったマイルに交換したり、高額商品との交換に利用したりする使い方ができます。
アメックスプラチナの審査基準と必要年収
アメックスプラチナの申込を検討する際、最も気になるのが審査基準です。
年収だけでなく、総合的な信用力が評価されますが、実際の審査通過事例を見ると、想像以上にハードルは高くありません。
審査通過に必要な年収目安、年収以外の重要な審査ポイント、申し込み時の注意点と対策について、実際のデータを基に解説します。
審査通過に必要な年収目安
アメックスプラチナの審査通過年収について、一般的には年収500〜600万円以上が目安とされていますが、実際の通過事例を見ると年収400万円台でも審査に通過している方が多数います。より確実性を求めるなら年収800万円以上が望ましいとされていますが、年収だけで審査が決まるわけではありません。
紹介プログラムを利用して年収300万円台で通過した事例もあり、幅広い層で承認されていることが分かります。ただし通過率の具体的な数値は公開されていません。年収の高さよりも、安定した収入と良好なクレジットヒストリーの方が重要視されていることが分かります。
年収以外の重要な審査ポイント
年収以外の審査要素も非常に重要で、場合によっては年収よりも重視される項目もあります。最も重要なのがクレジットヒストリーで、過去に延滞歴がある場合は審査通過が困難になります。逆に延滞歴がなければ、年収が低くても審査通過の可能性は十分にあります。
勤続年数も重要な要素で、3年以上の勤続があれば安定性としてプラスに働くことが多いです。雇用形態では正社員が最も有利ですが、公務員や士業などの安定した職業であれば年収がそれほど高くなくても評価されます。勤務先の安定性、他社借入状況、資産保有状況なども総合的に判断されます。
申し込み時の注意点と対策
審査通過確率を高めるための対策として、まず申込情報の正確性が重要です。世帯年収での申告が可能なため、配偶者の収入も含めて記載できます。資産情報(預貯金・有価証券)の欄は任意ですが、記載することで支払い能力をアピールできます。
虚偽の記載は避けるべきですが、多少の端数処理程度であれば大きな問題になることは少ないと考えられます。他社カードの延滞がある場合は事前に解消し、アメックスの下位カードで実績を作ってからプラチナカードに挑戦するのも有効な戦略です。
アメックスプラチナのデメリット・注意点
アメックスプラチナにもいくつかのデメリットがあります。申込前に必ず確認しておくべき点として、高額な年会費負担、特典を活用できない場合のコスパの悪さ、一部店舗での利用制限について正直にお伝えします。
高額な年会費負担
年会費165,000円(税込)は決して小さな金額ではありません。月額換算で約13,750円、年収500万円の方であれば年収の3%程度の負担となります。毎年継続的に発生する費用であり、特典を利用しなくても支払い義務があることを理解しておく必要があります。
経済的余裕がない状態での保有は、家計を圧迫する可能性があります。年会費を支払うために無理をするような状況であれば、下位グレードのカードを選択する方が賢明でしょう。カード特典を楽しむためには、年会費を気にせずに済む程度の経済的余裕が前提となります。
特典を活用できない場合のコスパの悪さ
アメックスプラチナの特典は確かに豊富ですが、ライフスタイルに合わない場合は年会費に見合わない可能性があります。旅行頻度が年1〜2回程度、高級レストランを利用しない、ホテル上級会員特典を使わない、コンシェルジュサービスを利用しないといった場合、年会費165,000円(税込)の価値を感じることは困難でしょう。
特に注意すべきは、特典の存在を知っていても実際に使わないケースです。プライオリティ・パスを持っていても国内線しか利用しない、フリー・ステイ・ギフトがあってもホテル宿泊をしないといった場合、カードの価値を十分に活かせません。
一部店舗での利用制限
メタルカードゆえの制約もいくつかあります。一部の駐車場精算機では厚みや重量の関係で使用できない場合があり、古い決済端末ではICチップの読み取りエラーが発生することもあります。
一部の小規模店舗ではアメックスを取り扱っていない場合もあります。そのため、VISAやMastercardなどのサブカードを併用しておくと安心です。
アメックスプラチナの申し込み方法と入会キャンペーン
アメックスプラチナへの申込方法と、お得な入会キャンペーン情報をご紹介します。
公式サイトからの申し込み手順、現在開催中の入会キャンペーン、インビテーション制度について、最もお得な申込方法を解説します。
公式サイトからの申し込み手順
アメックスプラチナは公式サイトから直接申込可能で、24時間いつでも手続きができます。申込手順は比較的シンプルで、アメックス公式サイトにアクセス後、プラチナカード申込ページへ移動します。
必要情報の入力には約15分程度を要し、本人確認書類のアップロードも同時に行います。審査結果は通常数日〜1週間程度で通知され、審査通過後はカードが本人限定受取郵便で送られてきます。オンライン申込なら営業時間を気にせず、自分のペースで手続きを進められるのが大きなメリットです。
現在開催中の入会キャンペーン
アメックスプラチナでは定期的に高額なポイント獲得キャンペーンを開催しています。一般的なキャンペーン内容として、入会後3ヶ月以内の利用条件達成で最大120,000〜170,000ポイントが獲得可能です。
これらのポイントをANAマイルに交換すれば、ビジネスクラスでの海外旅行も可能な価値があります。キャンペーン内容は時期により変動するため、申込前に最新の情報を確認することをおすすめします。キャンペーン期間中の申込が圧倒的にお得です。
インビテーション制度について
アメックスの下位カードからのアップグレード招待制度も存在します。ゴールドカードなどで良好な利用実績を積むと、プラチナカードへの招待が届く場合があります。招待経由では年収記載が不要で、審査もよりスムーズに進む傾向があります。
審査に不安がある方は、まずアメックスゴールドから始めて実績を積み、インビテーションを待つという戦略も有効です。時間はかかりますが、より確実にプラチナカードを取得できる方法といえるでしょう。
アメックスプラチナがおすすめな人・向いていない人
最後に、アメックスプラチナがどのような方におすすめかを整理します。
カード選びの最終判断に役立つ3つの観点から解説します。
- アメックスプラチナがおすすめな人の特徴
- アメックスプラチナが向いていない人
- 代替カードの提案
自分に適したカードかどうかを判断する参考にしてください。
アメックスプラチナがおすすめな人の特徴
アメックスプラチナが最も価値を発揮するのは、年収600万円以上で経済的余裕があり、月1回以上の頻度で国内外を旅行する方です。
高級ホテルやレストランを利用する機会が多く、コンシェルジュサービスに価値を感じる方であれば、年会費以上のメリットを享受できるでしょう。
ステータス性を重視し、カードを通じて特別な体験を求める方にも適しています。家族でカードを活用できる環境であれば、家族カード無料の恩恵も大きく、コストパフォーマンスがさらに向上します。
特典内容を事前に調べ、積極的に活用する意欲がある方にとって、アメックスプラチナは非常に価値の高いカードといえます。
アメックスプラチナが向いていない人
一方で、年収400万円以下で経済的余裕がない方には推奨できません。旅行頻度が年1〜2回程度で、高級サービスに興味がない方にとって、年会費165,000円は過大な負担となるでしょう。
年会費を重視する方や、カード特典を調べるのが面倒な方にも向いていません。現金派でカード利用が少ない方の場合、ポイント還元のメリットも感じにくいでしょう。
ライフスタイルがカードの特典と合わない場合は、他のカードを検討する方が賢明です。
代替カードの提案
アメックスプラチナが合わない方向けの代替案をご提案します。
ニーズ | おすすめカード | 年会費(税込) | 特徴 |
---|---|---|---|
アメックスで年会費を抑えたい | アメックスゴールド | 31,900円 | レストラン特典中心 |
プラチナカードを安く持ちたい | 三井住友カード プラチナ | 55,000円 | コンシェルジュ付き |
旅行特典重視 | SMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード | 49,500円 | マリオット特化 |
年会費無料重視 | 楽天カード | 無料 | 基本還元率1% |
アメックスブランドにこだわるなら、年会費31,900円のアメックスゴールドから始めるのがおすすめです。プラチナカードの特典は欲しいが年会費を抑えたいなら、三井住友カード プラチナが選択肢となります。
旅行特典を重視するならSPGアメックス、年会費負担を避けたいなら楽天カードが適しています。
アメックスプラチナは確かに年会費が高額ですが、特典を活用できる方にとっては年会費以上の価値を提供する優秀なカードです。
自分のライフスタイルと経済状況を慎重に検討し、カードの特典を十分に活かせるかどうかを判断してから申し込むことをおすすめします。
まとめ:アメックスプラチナは本当にお得なのか?
アメックスプラチナの年会費165,000円(税込)という金額は決して安くありませんが、特典の内容と質を考慮すると、適切な使い方をすれば年会費以上の価値を得ることは十分可能です。
特に価値が高いのは、プライオリティ・パス(469米ドル約70,000円相当)、フリー・ステイ・ギフト(50,000〜100,000円相当)、4つのホテル上級会員資格の自動付与です。これらの特典だけでも年会費をほぼ回収できる計算になります。
ただし、これらの特典を活用するためには一定の条件があります。年数回の海外旅行、高級ホテルの利用、グルメへの関心といったライフスタイルが前提となるため、すべての人におすすめできるカードではありません。
審査については、年収500〜600万円程度が目安とされていますが、実際には年収400万円台でも通過事例が多数あります。年収よりもクレジットヒストリーや勤続年数の方が重視される傾向にあり、安定した収入と良好な信用情報があれば十分に挑戦する価値があります。
最終的に、アメックスプラチナは「特典を積極的に活用し、ステータス性も重視する方」には非常に価値の高いカードといえるでしょう。一方で、年会費負担を重視する方や特典を使いこなす自信がない方には、下位グレードのカードから始めることをおすすめします。