【宿泊記】ハイアットリージェンシー那覇沖縄のブログレビュー ※グローバリスト特典あり
今回は、全国旅行支援の第2弾(2023年1月~3月)を利用して沖縄県那覇市にあるハイアットリージェンシー那覇沖縄に宿泊した様子をブログレビューとしてシェアさせていただきます。
全国旅行支援の第3弾(2023年4月~7月)の実施も決まりましたので、この記事が、皆さまや特に全国旅行支援で付与されるクーポンをどのように使おうかと考えている方の参考になれば幸いです。
ハイアット系列のホテルにお得に泊まるには、会員プログラムをいかに活用するかが重要です。
ワールドオブハイアットとは?どんなメリットや特典があるの?という方は「ワールドオブハイアットとは?」のページを参考にしてください。
ハイアットリージェンシー那覇沖縄の概要
※出典元:ハイアット リージェンシー 那覇 沖縄公式ホームページ
ハイアットリージェンシー那覇沖縄は2015年7月2日(木)に開業しました。当時、ハイアットグループのホテルとしては日本国内10軒目の開業です。ハイアットリージェンシーブランドとしては国内6軒目となります。コンセプトは「コネクト(Connect)」とし、人と人との繋がり、その土地とホテルの繋がり、世界と沖縄の繋がりを大切にするホテルを目指しています。
ハイアットリージェンシー那覇沖縄は、那覇市のメインストリートである「国際通り」と歴史情緒あふれる「壺屋やむちん通り」を結ぶ桜坂エリアに位置し、那覇空港から車で約20分、那覇市の都市交通モノレールである「ゆいレール牧志(まきし)駅」から徒歩約7分の所にあります。
地上18階建ての全客室数294室の規模を誇り、デラックスルーム(32㎡)からエグゼクティブスイート(64㎡)まで8タイプの客室があります。
国際通りから桜坂をゆるやかにのぼった海抜10m(3階相当)の高台にあるため、全ての客室から活気ある那覇の街並みを堪能することができます。
宿泊予約の流れと宿泊料金
WORLD OF HYATTのスマホアプリより2023年1月31日にツインルームを予約しました。当時の宿泊料金は、メンバーレートで税金・サービス料込みで1泊19,541円でした。
この時は2連泊で予約していたのですが、スケジュールが変更になり1泊だけになったので、2月13日に予約の変更を行いました。すると1泊24,714円になってしまいました。
宿泊料金は24,714円でしたが、全国旅行支援を利用したので20%割引で▲4,942円が適用され、19,772円となりました。ここに2,000円×2人分の彩発見おきなわクーポンをいただきました。
沖縄県で全国旅行支援を使用するのは初めてだったため、3月2日にホテルへ電話をし、全国旅行支援の申請方法について確認しました。すると、この電話で受付をしましたとのことでした。全国旅行支援は各県予算がなくなり次第終了すると断りがありますので、この制度を使用する旨は早めに伝えておいた方が良いと思います。
※MEMO:おきなわ彩発見NEXT(全国旅行支援第2期の延長)
コロナ禍で大打撃を被った旅行業界を支援するために、2023年1月10日から7月20日(4月29日から5月7日を除く)の宿泊に対して20%割引(割引額最大3,000円)と地域クーポン(平日2,000円分、休前日1,000円分)を補助する制度。JTB、楽天トラベルや一休.comなどの指定予約サイトの全国旅行支援対象プランを選択するか、宿泊施設に直接予約して全国旅行支援を使う旨を伝えることが必要。都道府県や宿泊施設によって運用方法が違うので、利用の際にはご確認をお願いします。
宿泊日時は2023年3月13日(月)18:00頃にチェックインし、3月14日(火)13:00頃チェックアウトしました。
WORLD OF HYATTメンバーに付与されるポイントは、宿泊のベース価格が152.89米ドルとなり、764ポイントとグローバリストの特典として30%の229ポイントが加算され、合計で993ポイント獲得できました。
ポイント区分 | ポイント数 |
宿泊ベースポイント152.89ドル分 | 764ポイント |
グローバリスト特典(+30%) | 229ポイント |
合計 | 993ポイント |
ワールドオブハイアットのステータス特典やアップグレード
ハイアットの会員サービスであるWORLD OF HYATT(ワールドオブハイアット)には主に4つの会員ステイタスがあります。
※出典元:WORLD OF HYATT「資格&特典」
ステイタスごとに獲得できる特典が異なり、当然ながら上位のステイタスになるに連れ受けられる特典のメリットが大きいです。
今回はグローバリストとして、以下の特典が得られました。
- お部屋のアップグレード(クラブデラックスツイン)
- ステータス会員向けチェックインカウンター(クラブラウンジ内)でのチェックインとチェックアウト
- クラブラウンジ無料利用の権利
- 朝食無料
- ボーナスポイント(30%)の付与
時系列に沿って、ハイアットリージェンシー那覇沖縄に宿泊し、体験したことやグローバリスト特典について記していきます。
ワールドオブハイアットについて、詳しい説明は別ページにまとめています。
ハイアットリージェンシー那覇沖縄へのアクセス
宿泊日当日は、那覇空港からゆいレールで移動し、牧志駅で降りました。改札を出て左手方向の階段を降ると国際通りに出ます。
桜坂への交差点を左に曲がるとハイアットリージェンシー那覇沖縄の建物が見えてきます。国際通りからホテルまでは徒歩3分くらいです。
玄関とフロント(レセプション)
玄関前に到着すると、ドアマン(女性)が予約名を尋ねてきます。こちらの名前を告げると、すぐに18階のREGENCY CLUB でチェックインできるように、ホテルフロント横にあるエレベーター前まで案内してくれました。
18階のREGENCY CLUB 内にはWORLD OF HYATTのステータス会員(ディスカバリスト、エクスプローリスト、グローバリスト)向けのチェックインデスクがあります。
ゆったりと椅子に座り、冷えたサンピン茶をいただきながらチェックインをします。
今回は全国旅行支援を利用するので、ワクチン接種証明などを確認し「おきなわ彩発見NEXT」のチラシを見ながら説明を受けます。
QRコードを読み込み、「regionPAY」アプリにチャージをして使用するとのことです。
平日なので、ひとり2,000円分のチャージができます。
「regionPAY」は過去に東京都・大阪府・静岡県の全国旅行支援で利用したことがあるので、アプリは既に入っていました。
ハイアットリージェンシー那覇沖縄クラブラウンジの様子
時系列に沿ってハイアットリージェンシー那覇沖縄の宿泊記をお送りするため、まずはクラブラウンジの様子を見ていきます。
ホテル客室については記事の後半に記載しています。
クラブラウンジ夜のカクテルタイムのアルコール類
チェックインの手続きが完了したのが18:20くらいでした。
クラブラウンジのカクテルタイムは17:00~19:00でしたので、そのまま利用することもできましたが、一旦荷物はお部屋に移動させることにしました。ホテルのスタッフの方が荷物の移動させることを申し出てくれましたが、着替えもしたかったので、自分達で移動させました。
荷物を置いて着替えてからクラブラウンジに戻ります。窓に面したお席をご用意していただきました。クラブラウンジでは、沖縄ならではのオリオンビールを朝7:00~夜20:00までいただくことができます。またスパークリングワインや白ワインも冷やされています。
オリオンビールの創業者(具志堅宗精:ぐしけんそうせい)の「桜坂を制するものは沖縄を制する」という言葉から、桜坂にはかつてオリオンビールの営業所があり、創業者の意志通り沖縄を代表するビールブランドへ成長します。その桜坂にハイアットリージェンシー那覇沖縄が建ち、オリオンビールをほぼ一日中飲み放題で提供していただいているのは、創業者の経歴を知ると感慨深いものがあります。
創業者の具志堅氏は戦時中は警察署長をしており、沖縄戦でのエピソード「米軍に警察署を包囲された際、部下を投降させ自分は自決しようと持っていた拳銃の引金を引くも不発だったため、部下と共に捕虜になった」を読むと、奇跡の人だと感じずにはいられません。オリオンビールは1957年に沖縄ビール株式会社として創業しています。
また、沖縄らしい琉球泡盛「瑞泉(ずいせん)」も壷に入った古酒(クース)をいただくことができます。
さらに、新感覚の沖縄ウイスキー「新里(しんざと)」も並んでいます。製造元の新里酒造と日本トランスオーシャン航空(JTA)がコラボした商品紹介では、「スコットランドのウイスキーに、樫樽貯蔵泡盛13年古酒をブレンドしたスピリッツを使用することで、樽由来と泡盛由来のバニラ香が調和した上品なウイスキーが誕生しました。」とあり、飲みたくなる気持ちがそそられます。
ちなみに、新里酒造の本社は沖縄県うるま市にあり、江戸時代の1846年に琉球王府より許された沖縄最古の蔵元です。
クラブラウンジ夜のカクテルタイムの料理
クラブラウンジのカクテルタイムはアルコール類の提供と共に、シェフが作るおつまみやスナック類をブッフェ形式で提供されます。おつまみといっても本格的なお料理が出されますので、十分お腹一杯になります。
那覇の市街地を眺めながらオリオンビールをいただくのは至福の時間でございます。
さらに、明るかった景色がだんだん暗くなっていく変化の様子をぼーっと見ていると時を忘れてしまいます。
クラブラウンジの中には沖縄に自生する多様な蘭の花や、沖縄で独自の発達を遂げた紅型文様(びんがたもんよう)をモチーフにした「陶額堂(とうがくどう)」のアート作品が展示されています。さらにホテル館内には琉球ガラス現代の名工と称される職人・稲嶺盛吉(いなみねせいきち)氏の300点以上のアート作品も飾られています。他には玉田彰(たまだあきら)氏の陶器の壷や中臣一(なかとみはじめ)氏の竹細工なども必見です。
クラブラウンジの奥にはテラス席もあります。
宿泊した客室(クラブデラックスツイン)の様子
お部屋のカードキーが木製であるのがちょっとした驚きでした。昨年にも宿泊したことがありますが、その時は木製ではなかったと思います。
ウェルカムカードとウェルカムフード
お部屋のテーブルの上には宿泊者の個人名宛にウエルカムカードと沖縄名物のお菓子「ちんすこう」が事前に用意されていました。
ベッドルーム
今回アサインされたお部屋はクラブデラックスツイン(32㎡)でした。ベッドは122㎝×203㎝のサイズで、米国のブランド「Sealy」を使用し、世界各地で愛される「世界基準の眠り」をお約束します、とのことです。
イブニングサービス
クラブラウンジを利用している間にイブニングサービス(ターンダウン)をしていただき、ホテルオリジナルナイトウエアとベルギーチョコがベッドの上に置かれていました。
洗面所
洗面台はシングルタイプの標準的なサイズです。
アメニティ
アメニティは1869年創業のイタリアの高級ブランド「ACCA KAPPA(アッカカッパ)」のシャンプー・コンディショナー・ボディソープ・ボディローション・石鹸が用意されています。体につけるものだから天然の成分にこだわっています。クラブフロアではないスタンダードフロアのアメニティは米国サンフランシスコ生まれのオーガニックブランド「Pharmacopia (ファーマコピア)」が用意されています。ハイアットリージェンシーでは定番のブランドです。
ACCA KAPPAの製品はホテルの売店でも購入することができます。また、ホテルのスリッパは275円で販売されており、「ちんすこう」は486円で販売されていました。
バスルーム
ドリンクアメニティ
お部屋に用意されているティーバッグにはサクラグリーンティーとサクラグリーンティーがありました。ホテルがある桜坂とかけているのでしょうか。コーヒーメーカーはUCC製のDRIP PODが採用されています。
クラブラウンジの朝食
朝食は7:00から10:00まで18階のREGENCY CLUB LOUNGEでいブッフェスタイルでいただくことができます。
WORLD OF HYATTのグローバリストであれば、2023年の2月頃までは2階のブッフェダイニング「sakurazaka (桜坂)」で使える無料朝食券が配られていましたが、現在はクラブラウンジでの朝食に統一されているようです。
宿泊者であれば「sakurazaka」でも有料(2,200円)で朝食ブッフェ料理をいただくことができますが、全国旅行支援のクーポン2,000円分だと消費税分が不足します。
さらに、2023年6月1日からは2,640円に価格改定されるとの発表がありました。
※出典元:ハイアット リージェンシー 那覇 沖縄「【sakurazaka】6/1(木)からの朝食料金について」
クラブラウンジでは朝食も窓に面したお席をご用意していただきました。
前述の通り、クラブラウンジでは朝7:00からオリオンビールが飲み放題ですが、我々が宿泊した時期はスパークリングワインも飲み放題でした。
しかも、BERRY SPARKLING と美味しそうなPOPで紹介している通り、ミックスベリーも並んでいました。
実際にBERRY SPARKLINGを作り、平日朝から那覇の市街地を眺めながら飲むのは実に気分が良いものです。スパークリングワインだけでも十分に至福の時間を過ごせます。
ライブキッチンコーナーもあります。
コーヒーマシンはWMF製です。
沖縄らしく豆腐チャンプル―もあります。
サラダ・生ハム・チーズ類も多数用意されています。
白米とお味噌汁もあります。この日はスープはクラムチャウダーでした。
ライブキッチンではオムレツを作っていただきました。
仕上がりは実にアートな感じです。
ハイアットリージェンシー那覇沖縄のフィットネスセンターとプール
ハイアットリージェンシー那覇沖縄ではホテルの3階にフィットネスセンターと屋外プールがあります。フィットネスセンターの営業時間は7:00から20:00(最終受付19:00)で、トレーニングウエア・シューズ・タオルの無料貸し出しも行っています。
屋外プールの営業期間は3月1日から11月30日で、営業時間は9:00から20:00(最終受付19:00)となっており宿泊客であれば無料で利用できます。また、プールサイドには屋内ジェットバスもあり、こちらは通年利用可能です。営業時間は7:00から20:00(最終受付19:00)となっています。うれしいことに、水着・ゴーグル・スイムキャップ・タオルも無料貸し出しを行っています。HYATT系でも水着の無料貸し出しサービスはなかなかありません。
ジェットバスはかなり広く、10名くらいは入れそうでした。
※出典元:ハイアット リージェンシー 那覇 沖縄「フィットネスセンター」
※出典元:ハイアット リージェンシー 那覇 沖縄「プール」
全国旅行支援クーポンの使い道
国際通りのドン・キホーテでも使用できることになっていたので、携帯型防虫剤を購入する際に使おうとしたら、お土産類だけしか適用されないとのことでした。
他のお店も探しましたが欲しいと思うものが見つからず、ハイアットリージェンシー那覇沖縄の1階にあるラウンジ「the lounge」でシーフードカレーセットとサンドイッチセットを注文し使い切ることにしました。
ハイアットリージェンシー那覇沖縄を選んだ背景
昨年、結婚記念日に宿泊させていただき、事前に申告して有料でバラの花ビラとタオルアートで演出していただいたのが非常にサプライズで良かったので、私のバースデイウイークの皮切りに宿泊することにしました。
しかし、ホテル側には事前のリクエストなど特に伝えておりませんでした。ハイアットリージェンシー那覇沖縄の公式HPにも紹介されている通り、記念日の演出はしていただけるので、積極的に事前相談をしておくべきであったと悔やまれます。バースデイウイークだったので、じゅうぶん記念日に値するものでした。
自分で自分のバースデイウイークをお祝いしたい、と伝えるのが恥ずかしかったこともありますが、サプライズをお願いします!とでも事前連絡すれば良かったかと思います。
こちらは結婚記念日のサプライズの様子です。
ハイアットリージェンシー那覇沖縄に宿泊した感想まとめ
良かったところは、アート作品がいたるところにさりげなく置いてあり、天井高6.5mの吹き抜けとなったロビーや、そこに置かれている水盤など、お部屋のコンセプトである「沖縄の風と水を感じる」がホテル内の随所でできることです。
改善して欲しいところは、せっかくのアート作品がたくさんあるので、それらをもっとアピールすべく、館内ツアーや解説動画などをスマホで観れるようにしていただければと思いました。それぞれのアート作品の解説を聞くと、その作品を観る目が全然違ってくると思います。
ハイアットリージェンシー那覇沖縄では、朝からオリオンビールを楽しんでいただき、美味しい朝食ブッフェやカクテルタイムの琉球泡盛やオードブルも味わっていただきたいと思います。また、トレーニングウエアや水着も貸していただけるので、フィットネスセンターやプール、ジェットバスもその日の気分で楽しんでいただけると思います。
また、記念日ステイはハイアットリージェンシー那覇沖縄ならではのサービスを受けることができます。是非ともホテルの方に演出をお願いし、ご自身もサプライズを堪能してみてはいかがでしょうか。