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【宿泊記】VOCO大阪セントラルのブログレビュー ※IHGシルバーエリート

VOCO入口
PrimeTravel編集部

最近は、出張で大阪に月に1〜2回ほど出かけています。

そんな時、IHGプレムアムホテルブランド「VOCO」が大阪に日本初進出と聞きつけ、これは行ってみなくては…と宿泊をしてきました。

大変申し訳ないとは思うのですが、IHG系のホテルは、出張にしてはお高いラグジュアリー価格か、もしくは、ちょっと施設が古めのホテルが多いので、実はあまり利用していませんでした。

でも、新しいホテルならば、ぜひ体験してみたい!と期待度マックスで伺いました。

VOCO大阪セントラルの立地

ホテルの立地は、大阪メトロ四つ橋線「肥後橋駅」から徒歩3分。

御堂筋線、中央線「本町駅」から徒歩6分。京阪電車「淀屋橋駅」から徒歩7分。

本町から肥後橋方面に向かう、四つ橋筋と言われる、一方通行の5車線道路に向かって立っています。5車線とはいえ、両側1車線が有料駐車スペースになっているため、実質3車線で走行しているようです。

なぜ、こんなことをくどくど書くのかといいますと、一方通行の道ですので、入る方向を間違えると、少々ややこしい地形のようです。尚、ホテル専用の駐車場は、現在はないそうです。

電車ですと、アップダウンや駅構内が煩雑な仕組みがあって荷物が邪魔になりますし、どの駅からもそれなりに歩きますので、荷物がある場合には、肥後橋を利用するのがいいのかなぁと考えます。

VOCOのコンセプトとエントランス

VOCOと書かれたイエローのネオンサインの下を通ると、エントランスにはシンボルカラーのフラワーワゴンが置かれ、目を上げると古民家で使われていた古材を配置したインテリアになっており、古今東西が不思議な調和を成しています。

VOCOのコンセプトは、ラテン語で「招待する」「呼び集める」という意味だそうです。世界各地にありますが、その土地と関わりを強く持ち、自然と人が集まってくるような温かみのある「これからの時代のライフスタイルホテル」というスタイルになるそうです。

どの地域も、そこに根づけるように、サスティナビリティを盛り込んでいます。

ここ大阪では、古木を使った組み木のデザインが、サスティナビリティというコンセプトをしっかり表しています。古木ではありますが、イエローというヴィヴィッドな差し色や螺旋階段などと組み合わさって、新しさを感じさせます。

カウンターバーの一角がフロントになっており、マリオット系列だとmoxyを想像させますが、もっと落ち着いた雰囲気です。

右手には、自由に座れるソファがあり、左手は、オープンタイプのレストランになっています。そしてカウンターバーの奥は、喫茶またはバースペースになっており、手前のショーケースの中にはケーキが並んでいてドリンクと一緒に注文ができます。

ケーキのショーケース

チェックインを済ませると、「大阪市のシンボルマークのついたキャンディーをどうぞ」と、とてもフレンドリーな対応をしてくださいました。

また、後ほどお部屋に入るとわかるのですが、アメニティがとてもシンプルです。足りないものはフロントでいただけます。お子様用のアメニティもありますので、お声がけをされると良いと思います。

VOCO大阪セントラルのレストランとカフェ

今回、チェックインの時間よりかなり早く着いたので、レストランで昼食をいただくことにしました。

ウェスタングリルレストラン「LOKAL HOUSE」は、エントランスやラウンジと区切りがなく広々しており、オープンキッチンがとてもスタイリッシュな、グリル料理中心のレストランです。

イタリアはプーリア州出身のシェフだそうで、ちょっと一捻りがある味付けとメニューで、心が躍ります。

ランチのサラダ

地元、大阪や神戸などの食材を使っており、グリル野菜もたっぷり入ったサラダは、淡路島の玉ねぎを使ったドレッシングの甘みで、感動するおいしさでした。シグニチャー料理の“ボンベッテ トリュフリゾット“をいただいたのですが、大阪の「串カツ」をイメージしたチーズを巻いた豚肉のグリルが柔らかく、ボリュームも満点。

ボンベッテトリュフリゾット

どちらかというとシェアをしてみなさんでいただく料理が多いそうなので、ひとりでいただくより複数がいいなとは思いましたが、どの料理もリピートしたいものでしたので、今回は朝食を抜こうと思っていたのですが、1食はいただこうと決意しました。

バーカウンター

また、フロントの奥は、「LOKAL HOUSE CAFE & BAR(ローカルハウス カフェ&バー)」という、朝は朝食会場として、昼はカフェとして、夜はバーとして使える、大きなカウンターが特徴のカジュアルな空間になっています。

大きめのケーキがとてもおいしそうでしたが、多めの昼食をいただいたので、さすがに見るだけでお腹がいっぱいでした。

客室(プレミアムルームキングベッド)※アップグレードあり

木製のルームキー

昼食を取っても、まだチェックイン時間にならなかったのですが、「準備ができました」とアーリーチェックインをさせていただきました。

ルームキーも木製です。思わず、「これで反応するんですか?」とお聞きしてしまいましたが、ちゃんとチップが入っているそうです。

お部屋入口

今回、21㎡のスタンダードルームを予約したのですが、30㎡以上のプレミアムルームキングベッドタイプにアップグレードをしていただきました。しかもコーナーでしたので、かなりゆとりのあるお部屋でした。

現在はIHGのプラチナステータスを持っていますが、当時は、IHGのシルバーエリート会員で、アップグレードは特典に入っていませんでしたので、アップグレードはちょっと意外でした。「公式オンラインの予約だからかな」と思いました。

ベッドルーム

和モダンを感じさせる落ち着いた内装で、シグニチャーカラーの黄色がアクセントに入っています。入口右手には、チェストのような家具ではなく、シェルフとボックスの組み合わせの収納になっています。

お茶類とスナック類

アイロン、湯沸かしポット、冷蔵庫、NESPRESSOマシーンがあり、引き出しの中には、Ronnefeldtの紅茶とハーダースのチョコレートドリンク、雷おこしがセットされていました。

環境に配慮をしてペットボトルではなくガラスのボトルに「能勢山水」の文字。こちらも地元大阪で産出されるミネラルウォーターです。

また、足りなくなった場合に備え、廊下にはウォーターサーバーが置いてあり、部屋には水差しもありますので、自分で取りに行くこともできます。

水のボトルとネスプレッソマシーン

左手はバスルーム。横開きのドアを開けると、トイレと洗面台が一体になっているタイプです。

トイレと洗面台

ガラス扉のバスルームは、シャワー、洗い場がきちんとあります。アメニティは、後述で。

バスルーム

ベッドはシモンズ社のもので、ひとりでしたが180×200 ㎝のキングサイズでゆっくり寝かせていただきました。

また、窓際には小さめですがソファとテーブルがあり、日中過ごすのに楽でした。

加湿空気清浄機もあり、とても快適でした。

室内着は、サラサラした肌触りのパジャマで、使い込まれた感がないのも良かったです。

ルームウェアとスリッパ

VOCO大阪セントラルでは、スイートルームというものはなく、それぞれの用途によってお部屋が選べるそうです。

ファミリーで使いやすい部屋、畳のようなものがあってくつろげる部屋、テラスのある部屋、車椅子でも使えるお部屋など様々あるので、わからない時にはお電話をすると良いかもしれません。

VOCO大阪セントラルのアメニティ

シンプルなアメニティ

アメニティは最初に書きましたが、非常にシンプルです。
木製の歯ブラシと、いわゆる「櫛」。海外の方は、驚かれるでしょうね。お土産として、捨てずに持ち帰ることも想定なのかもしれません。

環境配慮と遊び心を感じるアメニティでした。

「え、この2つ?」と驚かれるかもしれませんが、以下のアイテムなどにつきましては、フロントで申し出ればいただくことができます。

  • 爪やすり、甘皮キット
  • ソーイングキット
  • ボディスポンジ
  • カミソリ
  • 子供用 歯ブラシ、ボディスポンジ
フロントのアメニティ

バスルームのソープ類は、Antipodes(アンティポディーズ)というニュージーランドのオーガニックブランドです。シャンプー、コンディショナー、ハンド&ボディソープ、洗面台にも同じハンド&ボディソープと、ボディローションをたっぷり使う私にはとっても嬉しい、大きなボトルのハンド&ボディローションが置いてありました。

シャンプー、ソープ類

香りは「Fig & Feijoa」。甘過ぎないフルーティさが、とても爽やかです。アンチエイジングにもなるビタミンCたっぷりのキウィシードオイルを使っているので、洗い上がりもつけ心地もさっぱりしていました。

スキンケア用品

フィットネス&ミーティングルーム

フィットネスルーム

2階には、あまり広くないのですが、フィットネスがあります。ランニングマシン、クロストレーナー、バイクが各1台ずつ。ダンベルを使用するためのチェアもあります。

タオルがたっぷり置いてあるので、部屋から持参する必要もなく、軽く汗を流せます。

フィットネスルーム反対側

また、同じ階にミーティングルームがあり、15~6人が集って会議ができるそうなのですが、そこを使うのには、予約が必要とのことでした。音響設備もあり食事もできるそうで、ちょっとした友達との集まりやお祝いごとから、しっかりしたビジネスにも対応できるそうです。

ミーティングルーム

VOCO大阪セントラルでの朝食

朝食会場

さて、昨日の昼食で感動したので、朝食を楽しみに席につきました。

何種類かあって、3400円のブッフェが中心のもののほかに、洋朝食、和朝食、サラダとグルテンフリーブレッド中心の「ヘルシー」、アラカルトでは、パンのみやパンケーキ、フルーツ、ミックスサラダだけのメニューもありました。

朝食メニュー

私はブッフェでメインを洋食にすると、以下より選べるとのことでしたので、エッグベネディクトを選択。

  • オムレツ
  • スクランブルエッグ
  • 目玉焼き
  • エッグベネティクト

これらには共通で付け合わせがついてきます。

  • 淡路玉ねぎのロースト
  • グリルベーコン・ソーセージ・茄子、ミディトマト
  • クレソン
サラダカウンター

ブッフェはオープンキッチンのカウンターを中心に、レストランのあちらこちらにコーナーがわかれており、そこから自由に取るスタイルです。

  • サラダセレクション
  • フルーツセレクション
  • コールドカットセレクション
  • ジュースセレクション
  • ヨーグルト・シリアルセレクション
  • ジャパニーズセレクション
  • ベーカリーセレクション

ただ、昨日の昼食の量が多かったのと、上記のように付け合わせが多そうだったので、あまり取り過ぎないように注意しました。

エッグベネディクト

…が、やっぱりびっくり!玉ねぎはまるごと半分、茄子のグリルも大きいものが半分と、それだけ食べても多かったので、ブッフェを先に取り過ぎないようにして良かったと思いました。

エッグベネディクトは、オランデーズソースが今まで食べたことのない風味。あとで味付けをお聞きしようと思ったのですが、次から次に家族連れが入られて、お忙しそうだったので遠慮しました。

食べたいものは、いっぱいあったのですが。。。

冷たいものは、冷蔵ケースで。

冷たいヴィシソワーズやストロベリースムージー、マンゴープリンなど、しっかりと作り込まれた洗練されたお味で、とても感心いたしました。

もし和食を選んでいたら、三段になった木製の重箱に、お惣菜が入ったものが運ばれるそうです。羽釜で炊いたごはんや焼きおにぎり茶漬けなどもあり、和食もとても魅力的でした。

和食コーナー

VOCO大阪セントラルの使い方

フロントから見たレストラン

日本初進出のブランドということで初体験をしてまいりましたが、全体の客層としては、海外の家族連れの方を多く見かけました。海外の物価からすると、それほど高い金額ではないからかもしれません。

とても居心地が良く、過剰なサービスがないところも、かえって気持ち良く感じられました。ただ、規模としては小さめなので(フロントの対応も2〜3人)、混み合う時間帯は避けるか、ロビーの椅子などでゆったりと待つ心のゆとりがあるのが大事かなと思いました。

「ようこその気持ちを Come on in」「自分らしく過ごす時間 Me time」「その時にふさわしい一皿を voco life」をブランド体験できる、プレミアムの位置にふさわしいホテルでした。

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