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【宿泊記】W Sydney(マリオット系列)をブログレビュー

PrimeTravel編集部

2024年2月にオーストラリア・シドニー出張の際に宿泊したW Sydneyの滞在記とシドニーの近況についてご紹介します。

※シンガポール在住のため、シンガポール−シドニー間の移動になります。

今回は日曜日午前出発〜土曜日夕刻帰国という長めの出張でした。

シドニーには2019年の出張以来実に5年振りです。本来はもっと早くに行くべきでしたが、コロナやその他地域のサポートで忙しくずいぶん間が空いてしまいました。ブログを書き始めてから、街の変化に以前よりも気がつく様になったのでその辺についても記述したいと思います。

シドニー国際空港から入国

日本のパスポートでオーストラリアへ入国する場合、ビザの事前申請が必須になります。5年前はチャンギ空港のカウンターでビザの申請を行った記憶がありますが、現在はAustralian ETAというアプリ経由で申請します。顔のスキャンの精度が微妙で少々手こずりましたが、申請完了後、15分程でビザが発行されました。(ビザ発行には20AUDの費用が掛かります)

今回は前日にアプリ経由で申請を行いましたが本来は72時間前までにビザ申請を行うべきとありますので、オーストラリア旅行の予定のある方は出来るだけ3日前に申請をされると不要のトラブルを避けられるかと思います。

シドニー空港で素晴らしかったのが、スマートゲートを導入している事でした。到着後、日本を含む対象国はキオスク端末で必要情報を記入するとチケットが発行され、こちらをスマートゲートで回収されると入国審査が完了します。

今回の入国審査の際に実質的に並ぶ必要があったのはキオスク端末待ちの5分程度のみでした。入国審査の際に長蛇の列で待たされる事を考えるとこの時間の節約とストレス軽減は本当に画期的だと言えます。

空港からホテルまで

荷物も無事ピックアップし、Uberで移動します。春節前後のせいか、人種の比率のみで言うと中国国内の空港と言っても違和感がない程中華系の方で溢れ返っていました。

Wシドニーのレビュー(WONDERFUL CITY VIEW ROOM)

今回滞在したW Sydneyですが、2023年10月に開業したばかりの新しいホテルです。場所的にもダーリングハーバーという一等地に位置しているのでマリオット系列ホテルの中でも非常に力が入れられているホテルという事が伺えます。ホテル入り口から非常に派手な内装で出迎えられます。

今回宿泊したのは「WONDERFUL CITY VIEW ROOM」という部屋でした。紹介ページと比較しても全く遜色の無い非常に上質でオシャレな部屋です。

ホテルどころか街全体がLGBTQIA+フレンドリー

翌朝ジムに行きましたがジム内のモニターで複数のゲイカップルがイチャついているインタビュー動画が流れており、何故かと思っていたらLGBTQIA+フレンドリーである事がWホテルのブランドミッションの一部であると記事を見つけ、納得しました。

またシドニー全体でも至る所にプライドカラー(虹色)のデコレーションがなされており、以前とは比較にならない程LGBTQIA+フレンドリーになったなと思っていたらちゃんと理由がありました。2月にシドニーでLGBTQIA+の祭典マルディグラ (Mardi Gras)が開催されるからという事でした。つまり世界有数のLGBTQIA+フレンドリーな都市で最もLGBTQIA+が盛り上がるタイミングでLGBTQIA+フレンドリーなホテルに滞在したという事になります。(笑)

但し、今年はイベント会場の腐葉土でアスベストスが検出されたという事で一部のイベントがキャンセルされるという残念な事態が発生したそうです。

シドニーの特色であるLGBTQIA+フレンドリーな街という以外に特にダーリングハーバー近辺は景観も美しくサンフランシスコの街並みを彷彿させますが、著しく治安の悪化したサンフランシスコと比較して安全かつ清潔なシドニーはサンフランシスコでは最早難しい理想の街の様に映りました。

また私が普段生活しているシンガポールではLGBTQIA+フレンドリーであると言うアイデンティティはほぼ無いのでオーストラリア人の考える多様性(英語圏である事を中心とした人種・性嗜好の自由主義)とシンガポール人の考える多様性(中華民族を中心とした多言語・多民族主義)にはかなり大きな差があるなと感じました。

個人的な価値観はどうであれ、LGBTQIA+フレンドリーな価値観というのはほぼ間違い無く今後も世界的に推進されていくなと感じました。

Wシドニーのレストランで朝食ビュッフェ

朝食は3階のレストランで朝6時から提供されています。ビュッフェは非常に充実しており、冷菜各種、ハム・ローストビーフ類、卵料理等洋食各種とアジア料理が提供されています。食品の鮮度も良く、本当に何を食べても美味しく頂けました。

ボンダイビーチ

月曜日にチームメートとオフィスで会い「今夜はどうするんだ?」と聞かれたので、「特に予定は無いよ」と伝えた所、彼の住むボンダイビーチ方面に行こうという事になりました。

昔iMacでボンダイブルーというカラーバリエーションがあった程なので、確かに目の眩む様な美しい海でした。こんな所に住む同僚が流石に羨ましく思えました。笑

Cheers Mate!

今回オーストラリアの文化としてみんなでビールを飲むというのは非常に大きな割合を占めていると感じました。別の同僚がNew Townというオシャレエリアに住んでいるのでそこに飲みに行く事になりました。Wynward駅からNewtown駅まで地下鉄で十数分の道のりです。

New Townはバーや飲み屋も多く、敢えて東京で例えるなら下北沢の様な雰囲気でした。複数のバーをハシゴして飲むのでちょっとキツかったですが色々なお店の雰囲気を楽しめました。

New Town近辺では地ビールも盛んで「Hawke’s Patio Pale」という第23代オーストラリア首相のボブ・ホークの名前を冠したビールを至る所で見かけました。こちらのブランドは創業者の2名が元首相の名前を使わせてほしいと直談判の結果OKを貰ったという逸話があるそうです。実際飲んでみると爽やかながらしっかりコクもあり、何杯でもイケそうな危険な味でした。笑

因みにオーストラリアでビールを数回頂きましたがほぼ必ず小さめのグラスで出てきました。同僚に聞いた所、schooner(シューナー)と呼ばれ1英国パイント(586ml)の3/4の大きさで425 mlだそうです。個人的にはパイントは一杯でも結構な量なのでシューナーの方が飲みやすいと感じました。

シドニーの際立つ美しさ

平日勤務時間後にオペラハウス近辺まで散歩に行きましたがおおよそホテルから3キロ弱の道のりです。2月は日没後は比較的涼しいので気持ち良く散歩出来ます。またダーリングハーバー近辺も数回走りましたが本当に街並みが美しく楽しめました。

シドニーあれこれ

その他少々雑多ですがシドニーで見つけた面白い事を列挙します。チームイベントでシドニー・クリケット・グラウンド近辺に行きましたが、近くの公園で面白い形のバンパーをつけたマイクロバスを見つけました。警察の輸送車かと思いましたが、そうでは無く、カンガルーとの衝突時に車を守る為のバンパーという事だそうです。

ダーリングハーバーは丁度春節のタイミングという事でドラゴンボートのレースで大いに盛り上がっていました。こちらのレースは全国大会という事でメルボルンやパースといった各地の名前の入ったユニフォームを着た競技者で溢れかえっていました。中華系の参加者が当然多かったですが欧米系の方も多くドラゴンボートレースが競技として地元に定着している様が伺えました。

また高級ショッピングモールのWestfieldでも春節の飾り付けがされていました。

最後に帰国時のホテルからのタクシーですが、PolestarというメーカーのEVが迎えに来ました。余り聞き慣れないブランドですが、ボルボ・カーズグループ傘下のパフォーマンスブランドだそうです。珍しかったのでドライバーの方に乗り心地と燃費はどう?と聞いた所、街乗りをする分には全く不都合は無いが、都市間の移動をする場合は事前に十分チャージして充電ステーションまでの距離を把握しておく必要はあるよとの事でした。

空港到着が割とギリギリになってしまい帰国時はラウンジには立ち寄らずそのまま出発ゲートへ移動しました。

仕事の上でも重要なミーティングを複数行い、多くの収穫を得た非常に有意義な出張でした。

また次回の滞在記もお楽しみに!

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