【滞在記】アンバーカンポットのブログレビュー※5つ星ホテル
PrimeTravel読者の皆さん、こんにちは!
2024年7月に家族旅行で行ったカンボジアのカンポットに滞在した時に宿泊したAmber Kampotの滞在記とカンボジアの近況についてご紹介します。
カンポットってどこ?所在地
カンポットと言われてすぐに場所が分かる方は相当な東南アジアマニアだと思います。笑
地理的にはカンボジアの首都、プノンペンから車で約2時間半南西、カンポット州の州都でタイランド湾から数キロ内陸に位置しています。かつてはカンボジア最初の港湾という事で栄えたそうですが、現在は胡椒の名産地として有名になっております。また近年は観光としてしても開発が進んでおり、欧米の観光客がだいぶ増えております。
カンボジアというとクメールルージュ時代の負のイメージが強いですが、近年は経済成長が進んでおり、世界銀行のデータによるとコロナ前は約7%以上、コロナ以降も5%以上のGDP成長率を維持しています。
実は筆者は2年前にもAmber Kampotへ訪問しておりますが、どの程度発展したか是非自分で見てみたいと思い2度目の訪問を思い立ちました。
Amber Kampotですが、カンポット唯一の五つ星ホテルとして2020年に開業しました。私も今回こちらの記事を執筆するまでAmberグループのウェブサイトを細かく見ていませんでしたが、CEO、設計士、クリエイティブオフィサーやIR担当が日本人の方でした。こういった異国でのプロジェクトを日本人のチームがリードされているというのはこちらまで嬉しくなります。
フライト
シンガポール・チャンギ空港から出発
シンガポールからプノンペンまでは空路で約2時間弱の道のりです。
エコノミークラスのフライトでしたが、ANAのプラチナステータスを取得済みなので、Krisflyer Gold Loungeにアクセス可能でした。訪問してみましたが、正直な所、食事のクオリティがそこまで高いとは思えませんでした。以前訪問したKrisflyer Silver Loungeは食事・ラウンジ内の質感共にかなり満足度が高かったのでGold Loungeではそれを上回るレベルを体験出来るかと期待値を上げ過ぎたせいかもしれません。
気を取り直してプノンペン行きのフライト出発ゲートへ異動します。チャンギ空港の制限エリア内でランの生花を使ったオブジェの展示等、子供達が記念写真を撮りたくなる映えスポットも多くなかなかゲートに辿り着けません。笑
フライト自体は前述の通り、2時間弱で短めですが簡易的な機内食は提供されます。
機内食のメニューとしては以下の通りでした。
- 紙箱の中に炒飯
- パン
- 甘い豆腐
- 水
簡易的な包装で準備、片付けが楽になり環境負荷が減るという旨がパッケージに印刷されていますが、安っぽさは否めません。エコノミーでの短時間フライトとはいえ、LCCでは無くシンガポール航空というフラッグシップキャリアなので、もう少し趣向を凝らして欲しい所です。
今回の旅行は2024年の7月上旬でしたので、紙の入国管理カードを記入して入国、ビザ申請を行っていましたが、2024年9月以降はカンボジアでも「Cambodia e-Arrival」の運用が開始され、オンラインでのビザ申請を行える様になったとの事です。カンボジアのビザ申請プロセスはその時々で変わる可能性があるので、旅行される際には是非ご確認下さい。
プノンペン空港の様子
無事ビザオンアライバルで入国し、空港の到着ホールでホテルのスタッフと合流します。到着ホールの四隅にカンボジアでの宗教上の神々の像が飾られております。よく読むとヒンズー教の神様がそのまま、若しくは生まれ変わった形で祀られているので伝統的には仏教と共にヒンズー教の影響が大きい事が伺えます。
他の東南アジアの国々同様、カンボジアでも配車アプリのGrabが使える様になり、カンポットでも重宝しました。2022年訪問時はGrabはまだ使えず、タクシーの配車にはホテルのスタッフにお願いする必要があったのでGrabが使えるのは非常に助かりました。
ヴィシュヌ神の生まれ変わった姿だそうです
プレア・リームの奥様
プノンペン空港からアンバーカンポットへ移動
送迎(レクサスかアルファードか)
今回ホテルへの往復の送迎をお願いした際にレクサスRXかアルファードのどちらが良いかと聞かれました。値段的には50ドルも違うのでレクサスで良いよと伝えましたが、レクサスで四人は狭いけど大丈夫?とかなり念を押されました。最悪3時間程度なのでレクサスで問題無いよと伝えましたが、本当に大丈夫かなの一抹の不安を覚えました。
結論から言うと全く問題ありませんでした。
恐らく体格の良い欧米人の四人家族の場合レクサスでは手狭になると思いますが、一般的な日本人の体格の四人家族であれば余裕で過ごせます。またレクサスの車種も写真よりも新型だった事もなり、乗り心地も快適でした。
プノンペン空港〜カンポットまでの陸路
車に乗り込むと、スタッフの方がおしぼりと水を全員分渡してくれます。蒸し暑い中、アロマで香り付けされた冷え冷えたおしぼりはプレミアム感が満載ですっかりテンションが上がります。
空港からホテルまでは南西に140KMほど、3時間弱の道のりになります。プノンペン市内からは逆方向に移動するので市街地、工業地帯を通過すると割とすぐにのどかな田舎道が続きます。
Cagi Factoryという会社
途中トイレ休憩も兼ねてガソリンスタンドで休憩します。ガソリンスタンドのチェーンですが、米系のCaltexが目に付きますが、今回休憩で止まったのはPTTというタイの石油会社のガソリンスタンドでした。ガソリンスタンドにはAmazon Cafeというカフェが隣接しており、そちらでコーヒーをゲットします。
せっかくなので、飲んだ事の無いタイミルクティーとハニーライムブラックコーヒーを注文してみました。タイミルクティーは予想通りとても甘いミルクティーでしたが、ハニーライムブラックコーヒーはコーヒーの苦味と爽やかな酸味と甘さがマッチし、個人的には意外とヒットしました。笑
ハニーライムブラックコーヒー
ひたすらGanzbergの看板が続く
カンボジアの田舎道を移動すると看板を無数に目にしますが、特に「Ganzberg」の看板をよく見かけました。Ganzbergはカンボジアのビールのブランドで、2014年にモンドセレクションで金賞を受賞したそうですが、詳細な歴史についてはブランドサイトを見ても情報があまり見つかりませんでした。レストランやバーの看板にはほぼ間違い無くオレンジ色の背景にロゴが入っており、相当ブランディングに力を入れている事が伺えます。
滞在中に数回飲む機会があり、苦味がしっかりありつつ喉越しも良く、個人的には好きな味でした。それにしても本当によくこのロゴを見かけました。笑
カンポット市内〜ホテル到着
放牧されている
湾のモニュメント
休憩後、30分ほど車を走らせるともうカンポットしないに到着します。過去には港湾都市として栄えましたが、今では観光地として開発を進めています。
ちなみに世界で最も美しい湾と呼ばれるタイランド湾のモニュメントがありましたがカンポット市内はプラク・テュェット・チュウ川に面しており、隣町のケップがどちらかというとビーチリゾートで有名です。
アンバー・カンポットはカンポットの中心地から3号線で橋を渡りフィッシュ・アイランド・ロードを南下した位置にあります。のどかな商店街を通過し、まだ未舗装の道をしばらく進むと「AMBER」と書かれた標識があり、そこからホテル入り口まで数百メートル進みます。
アンバーカンポットの滞在記
チェックイン
途中休憩した事もあり、到着は7時近くになりました。車寄せからロビーまで歩いて移動します。まさにジャングルの中の楽園といった趣きで敷地内は豊かな緑で埋め尽くされており、敷地内を歩くだけで森林浴になります。
数百メートル歩くとレセプションとArvi Kampotレストランを兼用した建物が見えます。チェックインの際にスイカジュースがウェルカムドリンクとして提供され、移動の疲れが一気に吹き飛びます。こちらのレストランはプレック・カンポン・カンダル川に隣接しており、水上でのケータリングにも対応しています。我々は水上ケータリングは行いませんでしたが、夜間にキャンドルの光で食事をしていたカップルもおり、かなり幻想的な体験に見えました。
カンダル川
スイカジュース
因みにレセプションの建物には会議室も併設されており、企業のオフサイト等も開催出来るそうです。ここでオフサイトをしたら絶対仕事モードにはならない気がしますが。。笑
レセプション2階のオープンスペースですが早朝は下の画像の通り、雄大な景色を望めます。カンポットにはまだ高層ビルもごくわずかしか建設されておらず、空港も無いので、川のせせらぎや遠くの古い漁船のエンジン音と野鳥や鶏の鳴き声を聞きながら朝の静寂を体験出来ます。
チェックイン後、部屋に案内される前に前回滞在時に植えた木の苗の成長具合を見せてくれるという事でそちらに先に行きました。因みに前回滞在時に苗を植えた時の写真が以下の通りです。
文字通り苗を植えただけなのでそれほど大きくなるとは思って居ませんでしたが、びっくりするほど大きな木に成長していました。こちらの木ですがロースウッドで成長が早いという説明を受けましたが、たった2年で育ち盛りの子供達を追い抜く大きさになるとは想像もして居なかったので家族全員の素晴らしいサプライズとなりました。
成長している
高級感あふれるゲストルーム(客室)
大変前振りが長くなりましたがゲストルームに案内されます。私と長男はPool Villa 1 Bedroom (Twin)に案内されました。滞在した部屋は入り口から左手がベッドルーム、右手が洗面所、トイレ、シャワーというレイアウトでした。
非常にエレガントな家具を揃えており、かなり高級感があります。
置かれている
ビール
洗面所、トイレとシャワーは部屋の右側に配置しており、非常に余裕のある空間設計となって居ます。清潔に掃除されており、滞在中は非常に気持ちよく過ごせました。唯一残念だったのはシャワーの水圧が弱めだった事のみです。
シャワー・トイレ
二人同時に使えるのも嬉しい
こちらのホテルの大きなポイントとして各部屋に専用プールが設けられています。日本でいうところの個室温泉のイメージに近いかもしれないですが、静寂の中で鳥の囀りに耳を済ませながらプールに入るのはかなり特別な体験です。まさに日々の喧騒を忘れて瞑想をするにはうってつけの場所です。因みにここまで自然豊かな環境ですが意外にも蚊が少なくプールに入る時も虫は気になりませんでした。
青いトンボ
アンバーカンポット内でのアクティビティ
アンバーの魅力の一つとして敷地内のアクティビティの多さです。
レセプションのすぐ隣に川を面したインフィニティプールがあります。パラソルとデッキチェアも用意されているのでのんびりと過ごす事が出来ます。これぞバカンス!という趣きです。
プールの隣にはやや狭いもののジムも用意されており、こちらで汗を流す事も可能です。
更に奥に進むと敷地内んプライベートビーチがあります。(川に面しているので厳密にはビーチとはいえないかもしれないですが・・。)
ホテルのスタッフに相談すればトレジャーハント(宝物探し)等、子供向けのアクティビティも行って貰えます。2年前に訪問した際に小学校低学年だった長女は大喜びでした。
その他SUP (スタンドアップパドルボード)やカヤックも無償でレンタル可能ですので、こちらで体験出来ます。また有償にはなりますが、水上バイクのレンタルやプライベートボートによるツアー等も可能です。
カンポット市内で夕食
この日は折角なのでカンポット市内まで移動して夕食を食べる事にします。Grabで四人乗りのバイクカーを呼びます。カンボジアでGrabを注文すると3輪オートリキシャかバイクカーになります。
因みにカンボジアではバイクが庶民の足で大活躍しており、一家ノーヘルで三人乗りや四人乗りも普通に見かけますが日本なら即免停モノです。笑
この日はVanna Restaurant & Barというレストランに入りました。いきなり見ず知らずの場所でレストランに入るのはなかなか勇気が入りますが、意外と欧米系の客も多いので英語も通じるだろうと思い入ってみました。メニューを見て驚いたのが、Ganzbergのドラフトジョッキが
何と75セントでした。これは頼むしか無いですよね。笑
子供達はサンドイッチ系のメニューを頼みましたが、私と妻は折角なのでカンボジア料理という事で、鶏肉のカンポットペッパー炒めとアモック(カンボジアカレー)を注文しました。
写真の海ぶどうの様な物が新鮮なカンポットペッパーです。こんな大量の胡椒を食べると辛すぎると思われるかもしれませんが、非常に洗練した風味で非常に上品な味でした。アモックもタイカレーの様な強烈な辛さでは無く個人的にはとても舌に合う味でした。
因みにレストランは基本米ドルでの支払いとなりますので、現金を持って居た方が無難です。カンボジア旅行で不思議だったのは支払いが米ドルでも必ずお釣りが現地通過のリエルだったという事です。よく話を聞くとUSDは紙幣のみで硬貨は流通していないので細かいお釣りはリエルになるという事の様です。両替レートは1ドル=4000リエルですので、なれるまで両替計算でかなり戸惑います。
美味い!
警備している。笑
この日は夕食後は早めに休み翌日に備えました。
Arviの素晴らしすぎる朝食
アレンジメント
二日目の朝はいよいよ念願のArviでの朝食です。こちらのレストランでの朝食は食べ放題という非常に太っ腹なサービスになって居ます。メニューの写真が余りにも綺麗なので最初ちょっと盛っているだろと思いましたが、本当に写真通りの食事が提供されます。
提供されるメニューはアメリカンブレックファースト以外にも伝統的なクメール料理やフルーツサラダ等多岐に渡ります。スイカやオレンジの各種果物ジュース等は全て新鮮な果物を絞っており、これを飲むだけでも元気になります。
料理については実際に提供された写真をご覧になって頂ければ分かる通り、プレゼンテーションが文句無しに素晴らしく、味もハズレなしの美味しさでした。おかわり自由という事もあり、朝から食欲が一家全員で食欲が爆発してしまいます。笑
朝食を沢山食べてしまう事もあり、カンポット滞在中は1日2食になりました。笑
カンポット市内観光
カンポット市内を散策するとまだまだのんびりした雰囲気が残る中、急速な経済発展を垣間見れました。その中でも以前フィッシュマーケットだった建物のテナントがスターバックスになっていたのは驚きでした。
スタバは世界中スタバなので、メニュー自体はそれほど目新しいものはありませんでしたが、こちらの店舗の素晴らしいのは元々フィッシュマーケットだった建物を改築して店舗にしている為、天井が高く、開放感があるのと屋上席がある所です。特に屋上席からはプラク・テュェット・チュウ川を一望出来る絶景ポイントとなっています。
また2年前には開業していなかったセブンイレブンもスターバックスのすぐ近くにオープンしており、外国資本の参入が加速している事が感じられました。まさかカンポットでおにぎりやカラムーチョまで見かけるとは思わず、ビックリしました。
スタバとセブンイレブン以外はかなりのんびりした雰囲気ですが、前回訪問時と比較して家族連れの欧米の観光客が目に見えて増えていました。元々カンボジアは旧フランス領という事もあり、元々フランスやイギリスのおじさん・おじいさんと現地の若い女性というあまり健全そうでは無いカップルが多かったのですが、徐々に健全になりつつあるのかなと感じました。
コンビニでカンボジアビール各種を購入し飲み比べてみました。
Angkorビールは海外でもカンボジアレストラン等で飲める恐らく最もポピュラーなビールです。Hanumanビールはインドの猿の神がモチーフとなっており、Ganzbergは道中の看板で刷り込み効果が抜群ですね。笑
味の方ですが、Angkorは少々薄めで辛めの料理に合う味だと感じました。Hanumanもラガーはありますのが、この時は黒ビールを試してみました。味については可もなく不可もなくといった所でしょうか。やはり個人的にはGanzbergが味的には好みでした。笑
カンポットの塩田
もともとカンポットは胡椒と塩の生産が盛んな地域であり海側に近づくと塩田が数多くあります。La Plantationという胡椒農園が観光名所として有名ですが、今回は塩田を見に行く事にしました。
バイクタクシーの運転手に聞くと8月は塩田は休業中の様で残念ながら実際の作業は見学出来ませんでしたが近辺を通ると見渡す限り塩田でした。
カンポットで製造される塩は海水を天日干しにした塩の結晶から生産されているのでミネラルが豊富に含まれており、ほんのり甘みもあるまろやかな味です。塩なんてどこでも買えるじゃんと思われるかもしれませんが、本当に食事の味が美味しくなりますので自家用、もしくはお土産としてもオススメです。
因みにカンポット市内にも胡椒農園直営販売店が幾つもあり、お土産の塩や胡椒はそちらで買いました。
Arviでのディナー
最終日にせっかくなのでホテルで夕食を食べる事にしました。夕食は宿泊費は別料金ですが、期待を裏切らないクオリティの高さでした。
特にカンポットペッパーをソースに使った牛肉のソテーや豚肉料理等、プレゼンテーションも素晴らしく、味も本当に唸るほどの美味しさでした。子供達にも食べやすいピザも用意されており、家族でも安心して食べられましたが、余りの美味しさにあまり写真を撮れませんでした。
カンポットペッパーソース合え
カンポット滞在中に家族で食事やフットマッサージ等、思い切りエンジョイしましたが、カンボジア文化の全体的な印象としてかなり香りに対して繊細な感覚を持っているのかと感じました。アモック等のカンボジア料理でカンポットペッパーを含めスパイスやハーブの使い方が非常に上品で東南アジアにありがちな激辛料理は少ない感じられました。また、マッサージを受けてもお香やアロマがさりげなく使われており、香りを楽しむ事への感度の高さが素晴らしいと感動しました。
カンポット〜プノンペン市内
楽しかったAmber Kampot滞在も3泊4日だったのであっという間に最終日になります。最終日は夕方のフライトだったので、少し早めにプノンペンに戻り、プノンペン市内を観光します。
移動中にGanzberg以外にもBoostrongというモンドセレクションで金賞を受賞したエナジードリンクの看板も目立ちました。一年中気温が高いという事で飲料メーカーがマーケティングで鎬を削っているという所でしょうか。
興味深かったのは工場の前を通過すると工員募集の垂れ幕が掲げられており、月収350〜450ドルとありました。勿論物価上昇もありますが、賃金も2年前から上昇しており、経済成長を感じられます。また移動中に民家への電線が2年前と比べ明らかに増えたと妻が指摘しておりました。確かにまだ真新しい電柱が国道沿いに建てられている箇所も増えており、農村部でも急速にインフラが整えられている事が伺えました。
見かけたBoostrongの看板
健康な食事で医者を遠ざけようとあります
おまけ:プノンペン市内観光
カンポットののどかな雰囲気と打って変わり、プノンペンは大都市でした。平日午後2時前後の到着でしたが、既にかなり道が渋滞しており、活気にあふれていました。
空港からプノンペン駅まで訪問しましたが途中マリオット系のFairfieldが非常に目立つエリアで営業していました。また少々意外だったのはBooyoung Mansionという韓国人向け高級マンションを含め、ハングル表記の多さでした。中国がカンボジアに巨額のインフラ投資を行っているという話は割と有名ですが、韓国も負けじと投資しており、ファミリー向けのマンションまで建設していたのは驚きました。
自動車で日本車のシェアは大きいと感じましたが残念ながらイオン以外に日系企業のプレゼンスはあまり感じられませんでしたが、空港のラウンジでは日本人のビジネスマンもかなり居たので、今後日系企業の投資活動が楽しみですね。
また、プノンペン市内の防衛省や閣僚評議会に限らず、カンボジアでは政府系の建物は非常に重厚な作りになっており、周りの雑多な雰囲気と面白いコントラストになっていました。
今回のお目当ては長男のリクエストでプノンペン駅に訪問しました。プノンペン駅にはD-51と思われる汽車が保存されており、鉄道マニアの長男は大喜びでした。当日は既に電車は出発済みでしたが途中欧米人も数人駅を訪れていたので、電車旅行もそれなりに需要があるかと感じました。
この後空港に戻り、チェックインを済ませましたが、エコノミーカウンターは大混雑しており、20分以上の待ち時間が掛かりそうな状況でしたが、ANAプラチナ会員が威力を発揮し、Star Alliance Gold以上のカウンターを使えました。お陰様で長蛇の列を避けてスムーズにチェックイン出来ました。上位ステータスのメリットと価値を実感するとなぜマイル修行を行うべきかという理由も明確になりますね。
カンボジア及びカンポットの経済発展を感じながらも日々の喧騒からの解放という意味合いでAmber Kampotはかなり特別な体験を提供してくれます。陸路での移動もあるのでどうしても移動に時間が掛かってしまいますが、また必ず訪問したいと思わせてくれるホスピタリティーでした。
今回はここまでです。お読み頂き有難うございました!