【宿泊記】ハイアットリージェンシー・シドニーのブログレビュー ※グローバリスト
今回は、2024年11月にオーストラリアのシドニーにあるハイアットリージェンシー・シドニーに宿泊した様子をシェアさせていただきます。どの通貨に対しても円安基調で海外渡航もハードルが高い水準のままですが、米国がトランプ政権になって米ドル安円高方向になれば、他の通貨に対しても円高になるかも知れないという噂もあるので、そのような期待も込めて共有致します。この記事が、皆さまのシドニー訪問の参考になれば幸いでございます。
ハイアットリージェンシー・シドニーの概要
ハイアットリージェンシー・シドニーは2000年にSPG(現マリオット)系のフォーポインツ・バイ・シェラトン・ダーリングハーバーとして開業し、2016年12月にハイアットリージェンシーにリブランドしました。2023年に改装を行い、現在は15階建て総客室数878室とシドニーで最も大きな規模を誇るホテルとなっています。ハイアット内のグレードはカテゴリー4です。
ハイアットリージェンシー・シドニーは、ダーリングハーバーというシドニーの港に面しており、目の前には水族館もあります。ビジネス街にも近く、地下鉄や路面電車(ライトレール)の駅からも徒歩10分以内の非常に便利な場所に位置します。世界遺産のオペラハウスやハーバーブリッジがあり、多くの観光客が集まるサーキュラキーとはまた違った趣きがあります。
ハイアットリージェンシー・シドニーへ宿泊予約
WORLD OF HYATTのスマホアプリより2024年10月初めに11月中旬の日曜日チェックイン水曜日チェックアウトの3連泊で予約しました。その時点で一番リーズナブルな客室である「1キングサイズベッド」を選び、宿泊料金は、メンバーレートで税金・サービス料込みで1泊A$304.95でした。
宿泊予約後、2025年の予約の件でマイハイアットコンシェルジュに電話をする機会があったので、ついでにシドニーの3連泊の予約に対してスイートルームへのアップグレードが可能かどうかを打診しました。しかしながら、予約で一杯とのことでアップグレードはかないませんでした。ただし、この時点ではアップグレードが可能な部屋は空いていませんでしたが、マイハイアットコンシェルジュから現地ホテルにはアップグレートの希望があった旨は連絡がいくものと思われます。
ハイアットリージェンシー・シドニーへのアクセス
ハイアットリージェンシー・シドニーは、シドニー・キングスフォード・スミス国際空港から直線距離で10km以内の比較的近い場所にあります。
公共交通機関では空港から市街地まで「エアポートリンク」1本で向かうのが便利です。現在はタッチレス決済機能のあるクレジットカード(VISA・MASTER・AMEX)であれば現金もオパールカードも不要となり、非常に便利です。料金は曜日や時間帯によって違ってきます。シドニーのトレインネットワーク地図を見るとわかりますが、非常に広範囲に鉄道網が敷かれています。さらに、シドニー国際空港が市中心部からあまり離れていないこともわかります。
ハイアットリージェンシー・シドニーのエントランスとレセプション
筆者は13:00頃に到着する目途が立ってから、スマホのWORLD OF HYATT公式アプリでチェックインをしようとしましたが、ただいまオンラインチェックインができないので、フロントに立ち寄って下さいとのメッセージが流れました。
鉄道の「Wynyard」駅を降りて徒歩8分くらいでハイアットリージェンシー・シドニーのエントランスに到着します。
通常のチェックイン時間は15:00ですが、スイートルームを希望しているわけでもないので、13:00頃でもチェックイン出来るだろうと考え、レセプションでパスポートを見せてチェックインができるかどうか尋ねました。
筆者の名前を確認すると、「グローバリスト様としていつもご利用ありがとうございます。スイートにアップグレードさせていただきました。お部屋もご準備できております」とおっしゃって下さいました。(実際には英語なのでそう聞こえました)
このホテルは初めてですか?という質問に対して、そうですと答えると、クラブラウンジの利用時間の説明がありました。朝食は7:00~10:00、リフレッシュメンツは10:00~17:30,アルコールの類とカナッペの提供は17:30~19:30とのことです。
ハイアットリージェンシー・シドニーの部屋の様子
アサインされたお部屋のドアを開けると、非常に広い空間が広がっていました。マイハイアットコンシェルジュに電話した時はスイートへのアップグレードはできないとのことでしたが、空きができたのか、現地ホテルの裁量なのかはわかりませんが、「ハーバービュースイート(バルコニー付き)」へアップグレードしていただけました。ベッドルームとリビングルームがそれぞれ別々の部屋になっているわけではありませんが、広さ50㎡とゆったりしています。
テラスには椅子とテーブルもあるので、外の風を感じつつ港(ダーリングハーバー)の景色を観ながらまったりできそうです。横に増設されたタワー館が少しお邪魔ですが。
避難通路を示すフロアレイアウトを見ると、ちょうど2部屋分を占めていることがわかります。
ウェットエリア
ウエットエリアも広々としており、ダブルシンクの洗面台をはさんでバスタブとウォークインシャワーエリアがかなり離れています。バスタブは長さ180cmくらいあります。
パーソナルケア製品は米国サンフランシスコ生まれのオーガニックブランド「Pharmacopia (ファーマコピア)」の固定式リフィルタイプが用意されています。
ハイアットリージェンシーでは定番のブランドです。
歯ブラシやレザー類はグレードによっては用意されていないお部屋もあるようですが、スイートではちゃんと準備されていました。
ミニバーエリア
ネスプレッソのコーヒーマシンと冷蔵庫の中に紙とリサイクルプラスチックでできているパックのミネラルウォーター「JUST WATER」が用意されています。WORLD OF HYATTのエリート会員でなければA$4いるようです。他の飲み物は有料だと思いますが、価格表はありませんでした。
お部屋のコーナーにあるテーブルの上には、スイートだからだとは思いますが、瓶入りの500mlミネラルウォーター「APANI」も用意されています。
REGENCY CLUB LOUNGE(クラブラウンジ)
11階にREGENCY CLUBがあり、WORLD OF HYATTのグローバリストであれば営業時間の7:00~20:00であればいつでも利用することができます。ルームキーをかざすと扉がじわ~りと内側に開き、退室時は扉の手前にあるセンサーに手をかざすと、やはりじわ~りと扉が内側に開きます。この扉が開くスピードが絶妙にゆっくりで、ワクワク♪させてくれます。
朝と夜はラウンジに入ったところの受付に人がおり、客室番号を伝える必要があります。
朝食
朝食は7:00~10:00までブッフェスタイルでいただくことができます。日本や東南アジアのREGENCY CLUB LOUNGEほど品数が豊富ではありませんが、卵料理のライブキッチンもあり、米国のREGENCY CLUB LOUNGEよりは充実しています。
コーヒーマシンはFAEMAのものが使われています。FAEMAは1945年にイタリア・ミラノで創業したエスプレッソマシンを製造するメーカーです。1961年にはエスプレッソコーヒーマシン史に名を刻む伝説のモデル「FAEMA E61」を開発しました。
リフレッシュメント
10:00~17:30には、アルコール以外のドリンクや、ちょっとしたお菓子が提供されます。クロワッサンやカップケーキなどもあり、ランチ代わりにもなります。
特に緑色豆系のスナックは、日本で市販されているものより若干堅めではありますが、美味しくいただきました。
ドリンク類もコーヒーマシンはいつでも使えます。フレッシュジュースはありませんが、アルコールの入っていない缶飲料や瓶飲料はいつでも前面がガラス製の冷蔵庫から取り出していただくことができます。ワインやビール類も冷やされていますが、昼間はロックされており、取り出すことはできません。(ハイ、一応試してみました。笑)
昼間は利用客が少ないので、開放された窓から外の景色を観ながらゆったりできるのがいいですね。
アルコール飲料とカナッペ(カクテルタイム)
17:30~19:30はアルコール飲料も提供されます。また、カナッペというちょっとしたお料理も出ますので、十分お腹はふくれます。
フィットネスセンター
12階にフィットネスセンターがあります。週7日24時間利用可能です。タオルは用意されています。
12階の案内板に「ZEPHYR」というルーフトップバーの掲示があったので、少しだけ様子を見に行ってみました。外で楽しげに歓談しているのはわかりましたが、入口にスタッフの方がいたので、エスカレーターの上には行けませんでした。
ところで、総客室数878室という大規模ホテルにしては室内または室外プールがない点は少し残念でした。
周辺情報
シドニーの観光スポットといえば世界遺産のハーバーブリッジとオペラハウスの名前が挙がります。どちらもサーキュラキーという場所にあります。ハイアットリージェンシー・シドニーから徒歩でも25分くらいです。海沿いに遊歩道も整備されているので、散歩がてら行くと1800年代初頭の街並みが再開発されて新旧融合したお洒落な街に出会うことができます。
ライトレールと呼ばれる、歴史的建造物が残る市街地の中を走る路面電車でも行けます。
シドニー駐在の日本人からフェリーでも行けることを聞きました。ハイアットリージェンシー・シドニーのあるダーリングハーバー内の「バランガルー」が停船所になります。タッチレス決済のできるクレジットカードでも乗船できます。
筆者達はライトレールにもフェリーにも乗りましたが、特にフェリーには夜に乗ったので夜景が美しく、ハーバーブリッジの下を船でくぐるという素晴らしい体験もできました。
サーキュラキーにはクルーズ船のターミナルがあり、毎日違うクルーズ船が停泊していました。最初の日はQUEEN ELIZABETH号が、翌日にはCelebrity EDGE号が停泊していました。
ハイアットリージェンシー・シドニーの宿泊料金
宿泊料金はA$304.95/泊でしたが、クレジットカードで決済したので、クレジットカードサーチャージが3泊分でA$18.30かかっていました。2.0%の計算です。
同じクレジットカードを使ってサーキュラキーのレストランで決済した時は1.65%相当のクレジットサーチャージが課されていました。
今回アサインされたハーバービュースイート(テラス付き)のお部屋を同じ曜日の条件で検索してみると、A$645.05/泊となっていました。
そのスイートを半額以下で宿泊できたのは非常にラッキーでした。また、このホテルはカテゴリー4なので、カテゴリー1~4の無料宿泊特典が使えます。次回はその活用も考えてみたいと思います。
最近はエクスプレスチェックアウトが主流となり、スマホでチェックアウトし、ルームキーはボックスに入れるだけです。領収書は電子メールに送られてくるので便利になりました。
現在の為替レートは101.5円/A$ですので、1泊当たり3万円ちょっととなります。現在、東京でHYATT系を3万円/泊で見つけるのは難しく、横浜か千葉の平日であれば3万円/泊以内でかろうじて見つけられる状況でしょう。
まとめ
筆者が生まれて初めて海外の地を踏んだのは、実は約40年前のシドニーでした。伊丹空港からシンガポール航空で出発し、シンガポールでトランジットをしてシドニーへ向かいました。
インド洋の上空を飛んでいて、かなり寝て起きてもまだ洋上飛行中でした。昼間だったので、外を見ていると航路のようなものが見え、しばらく見ているとその航路の上を何かが動いていました。何だろうと不思議に思っていると、実はそれは車であることがわかりました。
インド洋だと思っていたのは、実はオセアニア大陸の砂漠のような所だったのです。その砂漠の中の道路に車が走っていたのです。その事実を知った時は大陸のスケールの大きさに圧倒されたものです。
シドニーの記憶はほとんどなく、ボンダイビーチへ行ってトップレスの女性がいたのには驚き!ましたし、観光クルーズをした時に遠くにビーチが見え、皆さん異様に白いのはヌーディストビーチだった‼ことにはもっと驚いたものです。
今回のシドニー訪問はANAのダイヤモンド防衛修行のために、スターアライアンス世界一周航空券を購入した際の一部分路線でした。そのため、あまり期待はしていませんでしたが、諦めていたスイートへのアップグレードが実現したり、訪問直前にシドニー在住の知人とも連絡が取れ旧交を温めたりすることができ、非常に有意義な旅行となりました。
2025年もANAダイヤモンド防衛修行のためにスターアライアンス世界一周航空券を購入して放浪する予定です。PP(プレミアムポイント)獲得の観点から、オセアニア路線ははずせませんので、今度はオーストラリアの西海岸にあるパースやニュージーランドにも訪問したりしてじっくりと時間をかけで回りたいと考えております。