【宿泊記】ハイアットリージェンシー・ボストンハーバーのブログレビュー(無料宿泊特典)
今回は、アメリカ東海岸のマサチューセッツ州にあるボストン・ローガン国際空港近くのハイアットリージェンシーに無料宿泊特典を利用して宿泊しましたので、その時の宿泊レビューをご紹介致します。2023年9月17日から1泊しました。ボストン・ローガン国際空港近くのホテルを探す際やWORLD OF HYATTの無料宿泊特典を利用する際の参考にしていただければ幸いです。
ハイアットリージェンシー・ボストンハーバーへのアクセス
ハイアットリージェンシー・ボストンハーバーはボストン・ローガン空港のすぐ横にあり、空港からの無料シャトルバスサービスもあります。ただし、空港周辺の交通量の混み具合によって巡回に要する時間が違ってきますので、ダイヤが決まっているとは考えない方が良いでしょう。
また、ボストン・ローガン国際空港はターミナルが4つ(A,B,C,E)あり、それぞれのターミナルにあるホテル用シャトルバスサービス停留所で待っていれば複数のホテルのシャトルバスが回ってきます。
アイビーリーグのダートマス大学への有料バスも発着します。ダートマス大学はニューハンプシャー州にあり、ボストンから北方向へ車で2時間かかるので、1日に11往復もバスが走っています。筆者もこのバスを利用したことがありますが、片道$40/人なので、比較的リーズナブルな価格設定だと思い満足しました。ちなみに、ダートマス大学とニューヨークのマンハッタンも1日3往復バスが走っています。こちらは片道5時間かかり、運賃は$89/人です。
ボストンといえばハーバード大学やマサチューセッツ工科大学(MIT)が有名ですが、こちらは近いのでシャトルバスなどのサービスはないようです。
ボストン・ローガン国際空港の概要
ボストン・ローガン国際空港は、正式名称をジェネラル・エドワード・ローレンス・ローガン国際空港といいます。ボストン出身のエドワード・ローレンス・ローガン陸軍少将の名前に由来して名付けられました。
東部マサチューセッツ州ボストンにある国際空港で、1923年9月8日に開港しており、今年開港100周年を迎える程の歴史ある空港です。アメリカの他の主要な都市にある空港と比べても早くから開港しており、堂々とした規模を誇っています。
さすが、全米最古の学校(小学校、公立高校、ボーディングスクール、大学など)や全米最古の施設・サービス(公園、図書館、新聞など)が設立・開始されたアカデミックな州の主要空港だという印象を持ちます。
スポーツも盛んで、ボストンはアメリカ4大プロスポーツ(野球、アメリカンフットボール、バスケットボール・アイスホッケー)のチームが全て揃っている全米の中でも数少ない都市のひとつです。
外国の主要都市の空港は規模が大きい所が多く、ターミナルもたくさんあるので、その空港を利用する場合は必ず事前に空港の全体像を把握しておくことが必須です。さらに空港のターミナル間の移動手段も確認しておく必要があります。
前述しましたが、ボストン・ローガン国際空港はターミナルが4つ(A,B,C,E)あり、かなり入り組んでいます。
日系エアラインではJAL(日本航空)がターミナルEから東京(成田)国際空港との間で毎日1往復の直行便を就航させています。
ハイアットリージェンシー・ボストンハーバーの概要
ハイアットリージェンシー・ボストンハーバーは1992年に開業し、15階建ての建物に客室は全270室あります。2023年12月時点のHYATT内のランクはカテゴリー4です。ホテル内には2つのレストランに、テラス席やスポーツジムも備えています。
地図上では、ボストン・ローガン国際空港のターミナルAから歩いていけそうな距離に見えますが、人が歩いているような道路ではないため、無料送迎シャトルバスを使う方が安全です。
ハイアットリージェンシー・ボストンという名前のホテルもあり、こちらはボストン中心街にあり、アメリア最古の都市公園であるボストンコモンの近くにあります。
ホテルのレセプション
筆者は、ボストン・ローガン国際空港へはアメリカ国内便を利用したのでターミナルBに到着しました。どこかのエアラインのパイロット達と共にホテルのシャトルバスでホテルへ移動しました。
ホテルのレセプションでチェックインをする際、「コネクティングルームになっており、そちらも使えるから」といった説明を受けました。また、グローバリストなので朝食はついており、ディナーにここのレストランを使うなら$20のクレジットもついているというレセプション担当者の説明でした。
今回の宿泊予約に際しては、アメリカのホテルの宿泊料金が円安ドル高の影響もあり非常に高くなっているため、WORLD OF HYATTの無料宿泊特典でHYATT系のカテゴリー1~4までのホテルで利用できるのであればそれを活用しようということになり、ハイアットリージェンシー・ボストンハーバーで利用することにしました。
客室の様子
アサインされたお部屋に行くと、キングサイズのベッドが部屋の真ん中あたりにあり、窓からの景色がボストン港と対岸にある高層ビル街が本当に絶景でしたので、しばらく見とれていました。
我に返り部屋の中を見渡すと、部屋の中にあるドアが開いており、隣の部屋とつながっているではありませんか。
そちらの部屋に入ってみてビックリ!広いリビングルームになっていました。スイートルームにアサインされたということにようやく気づきました。恐らく専有面積70㎡のジュニアスイートルームだと思われます。
レセプションの担当者がコネクティングルームも使えると言っていたのはこのことだったんだと理解しました。今回は無料宿泊特典で宿泊するので、まさかスイートルームをご用意していただけるとは思ってもみませんでした。
バスルームの様子
バスルームはコネクティングルームになっているので、それぞれ2つずつあります。バスタブもついており、個人的にはありがたい限りです。バスアメニティのブランドは「ファーマコピア」で、環境にもやさしい大きいボトルのリフィルタイプです。
レストラン「HARBORSIDE GRILL」の様子
レストラン「HARBORSIDE GRILL」は1階のレセプションの奥にあり、2階まで吹き抜けになっているため、大きな窓からボストンハーバーと対岸の高層ビル街の素晴らしい景色を見ることができます。
せっかく$20相当のレストランディナー利用権利がついているので、夕食をいただくことにしました。メニューを見て高くなさそうなチャウダー、ピザ、サンドイッチを注文しました。これにドリンクを付けると結局、$53.66の請求が来ることになりました。2人分とはいえ、150円/$ 換算で約8,000円もするので、改めてアメリカの物価高や円安ドル高の威力に驚いてしまいました。
レストランには戸外のテラス席もあります。夜にはそれぞれのテーブルに火が灯されていて、ボストンの夜景を楽しむことができます。
翌朝はボストンの高層ビル街が雲で覆われていました。夜とは全く違った景色に、神秘的なものを感じます。
レストランの朝食はブッフェスタイルです。料理の種類は少ないものの、ニューイングランド地方の料理もありました。
このブッフェ料理は$27/人しますが、WORLD OF HYATTのグローバリストだと朝食は無料サービスされます。とはいえ、伝票も置かれていたので、Gratuity(チップ)として20%の $9.72の欄にチェックを入れて、部屋番号とサインをして置いてきました。
最近の伝票には前もって10%、15%、20%のチップ代金があらかじめ印刷されており、自分が支払いたい金額を転記するだけになっています。以前はいちいち計算して書いていたものです。
まとめ
今回は、WORLD OF HYATT のカテゴリー1~4の無料宿泊特典を、国内ではなく海外で初めて利用したため、無料特典の威力を全く知りませんでしたし、期待もしておりませんでした。アメリカのホテル宿泊代は物価高に応じて上昇しており、さらに円安ドル高となっているのでホテル宿泊代がベラボウに高騰しています。その負担を少しでも減らすべく無料宿泊特典を利用させていただく程度の気持ちでした。
ところがアサインされたお部屋がスイートルームとなっていたので驚いてしまいました。
国内では1~4の無料宿泊特典を利用して複数のホテルに宿泊したことはありますが、その時は普通のお部屋に案内されました。今回、海外で無料宿泊特典を使ってみて感じたことは、ホテル側は無料宿泊特典を利用して宿泊してもらうことが、実は名誉あることではないかということです。
ハイアットリージェンシー・ボストンハーバーは、空港の敷地内にあるホテルながら、海にも面しており、非常に恵まれた立地にあると思われます。
ボストンの高層ビル街の景色は、時間帯によって様々な様相を見せてくれるので、その変貌ぶりにも驚かされます。夕方のビル街に太陽が沈んでいくサンセットの時間帯、日没後夜空がまだ少し明るくビルのライトがつき始める頃、高層ビル街のライトがついている時間帯、朝の雲に覆われている頃、など1泊して四六時中観察していたわけでもないのに種々の表情を見せてくれました。
さらにボストンハーバーも客船や貨物船だけではなく、中型ヨットも常時出帆しているので、より美しく優雅に感じられるのでしょう。
またリピートして少しのんびり滞在してみたいと感じるホテルでした。