マイル・ポイントの劇的活用術!
IHG系列

【宿泊記】インターコンチネンタル・クアラルンプールをブログレビュー

PrimeTravel編集部

IHGアンバサダーの特典の一つである「ウィークエンド無料宿泊」特典を活用すべく、クアラルンプールのインターコンチネンタルに宿泊してきました。

宿泊時のIHGアンバサダー特典やアップグレードされた宿泊部屋の様子、クラブラウンジなどの館内施設についてブログレビューを残します。

ホテルまでの道のり

過去にJALマイルを活用して取得したワンワールド特典航空券でクアラルンプールまでの航空券があったため、今回はクアラルンプールのインターコンチネンタルにて「ウィークエンド無料宿泊」特典を活用させていただくことにしました。

クアラルンプールまでの道のり(マレーシア航空搭乗記)

今回は関西国際空港からの出発となります。

関西国際空港はリニューアルが進められており、これまであった航空会社のラウンジは空港が運営する2つのラウンジ(KIXラウンジpremium、KIXラウンジKANSAI)に集約される動きをしています。今回はマレーシア航空を利用します。マレーシア航空の場合、これまではステータスを持っている方やビジネスクラス利用の方はJALサクララウンジが利用できたのですが、残念ながら無くなってしまいました。今回はビジネスクラス利用となりますが、新しい2つのラウンジのうち、今回どちらのラウンジに入れるのかがとても楽しみです。

筆者は東京在住のため大阪へは前泊入りしました。ホテルに到着してのんびりしていると、マレーシア航空から1通のメールが届きます。

メールを見ると9:55発予定の便が15:05に変更になったとのこと。

いきなり5時間の遅延確定です。不幸中の幸いはこの情報を前日に知ることができた点です。当初予定ですと出発の3時間前に空港に到着すべく、翌日は早起きしてホテルの朝食はスキップして移動する予定でした。5時間遅延ということは朝のんびり起きて、のんびり朝食をとって、朝風呂も堪能できるというわけです。

ここで一つ疑問が浮かびます。飛行機が遅延した場合、チェックインカウンターの締め切りも延長になるのでしょうか?ChatGPTに聞いてみるも航空会社次第ということで分からずじまいでした。

そこで、保険のためにオンラインチェックインをしておいて、のんびり空港に向かうことにしました(結局飛行機は5時間遅延するものの、空港に到着する時間も5時間遅らせる勇気はなく空港には2時間遅い到着に留めました)。

オンラインチェックインは終えているため、本来はそのまま出国審査に向かえるのですが、紙に絶大な信頼を寄せる筆者はチェックインカウンターに紙の搭乗券を受け取りに行きます。チェックインカウンターには人の気配はほとんどありませんでした(当初の搭乗予定時刻の前提で皆さんチェックインを終えていたようです)。

チェックインカウンターでは飛行機遅延の旨とともに紙の搭乗券を受け取ります。ちなみに招待ラウンジの情報は紙の搭乗券に印字されており、ラウンジのインビテーションカードのようなものはありませんでした。また、遅延のお詫びということで2,000円分のミールクーポンを頂くことができました。

「ラウンジに行けるのにミールクーポンを貰っても・・・」と思ったのですが、クーポンと併せて頂いた交換可能店舗のリストをよく見ると1店舗だけドラッグストアがあり、有難く活用させていただきました。

マレーシア航空の招待ラウンジは「KIXラウンジKANSAI」となります。

集約されたラウンジはいずれもエスカレーターを上がったところにエントランスがあります。また、プライオリティパスによる利用は不可となります。

フライト遅延により4時間くらい滞在させていただきました。ラウンジは広く、満席になることはありませんでした。

フルサービスキャリアの飛行機到着~出発までの最短時間はどれくらいなのでしょうか?今回の遅延はこの時間を図るいい機会になりました。個人的には2時間~3時間と想定していたのですが、結果は90分でした。飛行機が到着して、乗客を全員降ろして、清掃して、機内食再搭載して、貨物室の荷物を全部入れ替えて、再び乗客を機内に入れて、飛行機が再び離陸するまでで90分というのはなかなかすごい(早い)印象を受けました。

マレーシア航空の搭乗ですが、エコノミークラス用のゲートとビジネスクラス用のゲートが分かれているだけで、搭乗の受付は同時スタート。プライオリティチェックインは事実上ありませんでした。搭乗開始は同時スタートでしたので、エコノミークラスでも行列の一番最初に並べればビジネスクラスの一番最初に並んだ人と同じタイミングで搭乗が可能になるという不思議な搭乗順序でした。しかし、ボーディングブリッジは途中からビジネスクラス用とエコノミークラス用に分かれているため、ボーディングブリッジで混雑するような状況は起きませんでした。

一方で、ビジネスクラス用のゲートに並んだエコノミークラスの乗客はエコノミークラス用のゲートに並び直しをさせられていたため、ゲートの利用基準は厳密に運用されていました。

フライト自体は順調で、公共交通機関が動いている時間に何とかクアラルンプールに到着することができました。

マレーシアの入国に際しては事前にMalaysia Digital Arrival Card (MDAC)の申請が必要となります。日本人は自動化ゲートの利用が可能となっており、入国審査は1分もかからずに終えることができました。

MDACの提出は必須になっている様で、機内では「MDACの申請をお願いします。未申請の方は空港にQRコードがあるのでスマホで読み込んで申請してください。スマホがない人は空港にある専用端末で申請してください」とのアナウンスがあり、紙という選択肢は無くなっています。

クアラルンプール国際空港からの道のり

インターコンチネンタル・クアラルンプールはペトロナスツインタワーから徒歩10分強のところにあります。

空港からホテルまでは約57キロあり、車ですと50分弱を見ておく必要があります。

公共交通機関の場合、空港からKLIAエクスプレスでKLセントラルまで出ます。KLセントラルからはLRT(Light Rail Transit)に乗り換えて最寄りのAmpang Park LRT駅で下車し、徒歩5分(約200メートル)のところにあります。

Ampang Park LRT駅

チェックイン

ホテルのロビーに到着するとドアマンが出迎えてくれます。スーツケースを持っていたため、チェックインかを聞かれましたので、チェックインの旨を伝えるとロビーにあるフロントに案内してくれました。

ホテルのロビーとフロント(写真中央)

今回はクラブラウンジアクセス権付きの部屋を予約していたため、チェックインはラウンジでということで、ドアマンにラウンジまで案内して頂きました。

インターコンチネンタル・クアラルンプールは30階建てで、クラブルームは26階にあります。ラウンジ内のカウンターにてウェルカムドリンクを頂きながらチェックインをさせていただきました。

今回予約していたのは1ベッドのクラブラウンジアクセス権付きの部屋(42㎡)でしたが、1ベッドのスイート(77㎡)にアップグレードして頂きました。

IHGアンバサダー特典

  • ウェルカムアメニティ(ドリンク または 600ポイント)
  • 基本ポイントに対して100%のボーナスポイント付与(要はポイント2倍)
  • 1ランク上の客室へアップグレード
  • 16時までのレイトチェックアウト可
  • ミネラルウォーター無料(毎日補充)
  • 最大50MYR(マレーシアリンギット)相当のレストラン&バー利用の飲食クレジット(室内のミニバーにも利用可能。ルームサービスは対象外)
  • 高速インターネット無料
  • シングルルーム料金で2名まで利用可

インターコンチネンタル・クアラルンプール宿泊記

クラブラウンジ

クラブラウンジは7:00~23:00まで営業しており、ラウンジアクセス権を持つ宿泊客に対して以下のサービスを提供しています。

  • チェックイン
  • チェックアウト
  • 朝食(7:00~11:00)
  • アフタヌーンティー(14:30~16:30)
  • イブニングカクテル(17:30~19:30)
  • コーヒー、紅茶、クッキー、アルコール以外のソフトドリンクは終日提供
  • ターンダウンサービス(リクエストベース)
  • 1部屋につき1日3着までの洗濯&プレスサービス
  • ラウンジ利用者の追加(IHG会員は297MYR/人/日、非会員は356MYR/人/日)

今回の宿泊ではイブニングカクテルと朝食を利用させていただきました。

イブニングカクテルはカナッペが6種類、サラダ、ブレッド、デザートが各3種類といった感じでした。夕食の代替にすることも可能かと思います。私はここで夕食を兼ねていました。

モクテルも2種類用意されており、お酒を飲まない方でもイブニングカクテルを楽しむことが可能です(筆者はお酒を飲まないため、モクテルを楽しみました)。

朝食はメインをメニューからオーダーしつつ、その他はビュッフェ方式で好きなものを取ってくる形式でした。メインは卵料理、マレーシア料理、ベジタリアン用など5種類くらいありました。ビュッフェもサラダ、フレッシュジュース、ブレッド、シリアル、ハム等種類がとても豊富です。今回2泊しましたが、全種類は試せませんでした。

部屋

今回はクラブラウンジアクセス権付きの部屋を予約していましたが、1カテゴリアップグレードされ、1ベッドのスイートルームを利用させていただけることになりました。

部屋は29階となります。北側の部屋となり、窓から下を見下ろすとエントランスが見えます。南側の部屋になると窓からペトロナスタワーなども見えてくるかと思います。

下の真ん中の写真の天辺が黄色三角のビル、よく見ると「TOKIO MARINE」の文字がありました。こういうところで日系企業の名に触れると応援したくなります。

室内に入るとウェルカムアメニティが用意されていました。チェックイン当日は誕生日だったのですが、誕生日を祝う年でも性分でもないため、特に何も伝えていませんでした。それにもかかわらずバースデーケーキを用意していただき、とても嬉しい気持ちになりました。右端の竹籠のようなものの中には羊羹のような食感のスイーツが入っていました。

部屋に入ってすぐ左手にトイレ(1つ目)とクローゼット(1つ目)があります。建物は30階建てのはずなのですが、クローゼットの上からは日の光が注がれる設計になっていました。

ミニバーにはミネラルウォーターやコーヒーなどが備え付けられています。冷蔵庫の中にドリンクが入っており、特典でもらった50MYRの範囲で楽しむことができます。

隣の部屋がベッドルームになります。ベッドルームにもバースデー用のアレンジメントがされていました。ホテルのご厚意に感謝しかありません。実はバスタオルで作るこういったオブジェ、実物を目にするのはこれが初めてで、気持ちが舞い上がってしまっています。

ベッドルームから浴室とクローゼット(2つ目)にアクセスが可能です。

左側がクローゼット(2つ目)、右側が浴室

2つ目のクローゼットはウォークインになっており、スーツケースを置く台、セキュリティボックス、バスローブ、アイロン、スリッパなどがあります。

浴室はバスタブとシャワーがあり、その奥にはトイレ(2つ目)もあります。2つ目のトイレはTOTO製でした。

アメニティは歯ブラシ、髭剃り、ソーイングセット、洗口液、爪やすり、クシ、シャワーキャップ等一通りのものが用意されていました。また、バスタブにはバスソルトが備え付けられていました。このバスソルトを使うととても体が温まるようで、湯上り後しばらく汗が止まりませんでした。

滞在中は浴槽とシャワーと両方利用しました。当然ながら水温、水圧、排水は全く問題ありませんでした。

部屋には写真のような巨大なテレビが設置されていました(ベッドルームにもあるため、計2台です)。テレビの電源と入室時の開錠が連動している様で、部屋に入るたびに2台の巨大なテレビの電源が自動で入るようになっています。嫌な人(=筆者)は、滞在中部屋に戻ってきたらまずテレビの電源を消す作業が必要になります。

入室のたびに勝手に電源が入るテレビ

ジムとプール

館内施設としては5階にジムとプールがあります。ジムは24時間利用可能で、部屋のルームキーを使って入室します。プールは7:00~21:00まで利用可能で、こちらも利用には部屋のルームキーが必要となります。

滞在中数回ジムを利用させていただきました。昼間は無料でミネラルウォーターが提供されているのですが、夜間は提供されないようですのでドリンクを持参していく必要がありそうです。

また、プールは入りたいと思っていたタイミングで雨に降られてしまい、入れずに終わってしまいました。こちらはまた機会を改めてということで。

まとめ

滞在中はスタッフの方にいろいろ気を使っていただきました。部屋に不具合や不便がないか電話で確認を入れてくれたり、通常清掃以外にもターンダウンで夜部屋に来てくれてミネラルウォーターを補充してくれたり、部屋に不具合や不便がないか聞いてくれました。おかげさまで不自由することなく、快適な滞在となりました。

ホテルラウンジは朝食やアフタヌーンティー、イブニングカクテル(≒夕食)等、無料で食事が出来る点にメリットを感じる方が多いと思います。更に個人的には食事時間帯以外の利用にもメリットを感じています。特に朝食終了~アフタヌーンティーまでの時間帯は人がほとんどいないため、何かを集中して行うには理想的な環境です。ラウンジスタッフの方は常にいますので飲み物が欲しければいつでもオーダーできますし、スナック等の軽食もあります。

最近はIHGアンバサダーに付いてくる「ウィークエンド無料宿泊」特典を活用して年1回インターコンチネンタルホテルに宿泊し、ラウンジを活用して自身の1年の振り返りや将来の設計・見直し等、じっくり考える時間に活用できないかを検討しています。

皆さんもぜひご自身のライフスタイルに合ったホテルの活用方法を見つけてみてはいかがでしょうか?

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