【宿泊記】Le Meridien Bali Jimbaran(マリオット系列)をブログレビュー
今回は家族旅行で滞在したバリ島Le Meridien Bali Jimbaranについてレビューします。
ホテル周辺を観光した際のハプニングなども記録していますので、ぜひ参考にしてください!
インドネシア入国用ビザ申請
インドネシアに入国する際には観光目的であってもビザ申請が必要です。到着後に空港でVisa on Arrivalに申請する事も可能ですが、事前にインドネシア法務人権省出入国管理総局サイトからe-Visaを申請した方が無難です。 一人当たりの50万ルピア(約五千円)の費用が掛かります。更にバリ島が目的地の場合、一人当たり15万ルピア(約千五百円)の観光税も発生します。インドネシア政府のウェブサイトは意外と分かりやすく、それ程ストレスを感じず申請・支払いを終える事が出来ました。
つまりインドネシアでもバリ島が目的地の場合、入国するだけで一人当たり合計6500円の費用が発生します。家族旅行だとこれだけでも結構なコストになり、元を取ろうという心理が働くのでインドネシア政府の意向として長めの滞在を促しているのかと思いました。
Scoot航空が微妙だった件
今回は家族旅行という事でシンガポール航空傘下のScootというLCCでシンガポールチャンギ空港からバリのングラ・ライ国際空港までのチケットを購入しました。
当初はシンガポール航空のフライトにしようかと考えていましたが、Scootのフライト出発時刻の方が仕事の都合上良かったのと合計で$S150ほど安くなったのと、フライト自体も2.5時間程度と短時間なので、何事も体験!と思い予約しましたが後で後悔する事になります。笑
ScootはLCCですので、フライト以外の追加サービス(チェックイン荷物・座席指定等)は全て有料です。座席指定は一座席当たり$S15〜$S20の追加料金が発生し、この時点でほぼシンガポール航空との値段差が$S100ドル以内です。
また、どういう訳かオンラインで予約管理画面にアクセスすると画面が空白になってしまい先に進めない状況が発生したり、食事やチェックイン情報を入力しても最終確認画面でエラーになってしまい、結局変更出来ない状態になったりとオンラインでの顧客体験は非常に分かりづらく、無駄なストレスになりました。
また、ANAのマイレージとの連携が無い、フライト中の機内エンターテイメント用モニターがなかったり、ブランケットが有料だったりと、言葉を選ばずに言えば非常にケチくさいと感じました。(LCCなので当然と言えば当然ですが本当に値段相応ですね。。)
結論として、お金・フライトの時間の制約がない限り、Scootは極力避ける事をお勧めします。
チャンギ空港でScootのBali行きの搭乗ゲートは空港の端に位置しており、この辺もLCCならでと納得しつつ移動しました。
ングラ・ライ国際空港
散々毒を吐いてしまいましたが、気を取り直してングラ・ライ国際空港に到着です。
到着直後はずいぶん鄙びた空港かなと思いましたが、割と最近改装されたのか、内部はかなり洗練されていました。事前にe-Visaと観光税の支払いを終えていた事もあり、入国はスムーズでした。
ホテルまではBluebirdグループのカウンターが空港内にあったので、そちらから配車しました。
免税ショッピングエリアで虫除けを買ったら、コーヒーショップのクーポンを貰ったのでそちらのお店に行ったらフルーツ漬け込みココナッツウォーター等、かなり洗練されたメニューを置いてあり驚きました。インドネシアルピアは桁数が多いので、最初は少々混乱しましたが、凡そ10000ルピアで100円です。現地の物価からすると相当高いですが、日本やシンガポールの物価からする意外とリーズナブルに見えてしまいます。
ココナッツウォーター
Le Meridien Bali Jimbaran
空港からホテルまでは20分弱と近めでした。到着が夜7時前後だった事もあり、渋滞もそこまで酷くない状況でした。
ホテルのロビーはかなり狭い路地沿いにあり、最初面食らいましたが、ゴルフカートでレセプションまで移動します。
まで移動中。満月が綺麗!
チェックインした際にMariott Bonvoyのゴールド会員という事で無料でダブルベッド二台との部屋とキングベッド一台の部屋にアップグレードして貰える事になりました。こういった特別感のある優遇は素直に嬉しいですね。
ダブルベッドの部屋には私と長男、キングベッドの部屋には妻と長女と分けました。部屋のレイアウトはベッド以外はほぼ同じでしたが、写真の通り広々としており、満足度は非常に高かったです。また部屋も隣同士でしたので、お互いの部屋にも遊びに行きやすく快適でした。
特に記念写真を撮る際に行ったルーフトップエリアも素晴らしく良い思い出作りになりました。(後述)
ジンバランのスーパーマーケット
この日は到着が遅かったので、夕食は取らず近くのCoco Supermarket と言うスーパーに足を伸ばしてみました。観光地らしくスーパーでもお土産品を多めに取り揃えていました。興味深かったのはコピ・ルアク(ジャコウネコのフンから採られる未消化のコーヒー豆)がかなり大量に並べられていました。値段もそこまで高く無いのでどうしてかと思ったら、コピ・ルアク生産のためジャコウネコを乱獲し、コーヒー豆を食べさせて生産しているという事情もある様です。
生産量を上げる為に非人道的な生産方法を使った結果、希少価値が落ちてしまうのは皮肉としか言い様が無いですね。。
高価では無い
各種ソース
とんでも無い状態になっている
バリ島はヒンズー教徒が多数派という事でラマダンの時期にも関わらずレストランは日中も普通に営業していました。また写真を撮り忘れてしまいましたが、ワインやラム酒、ウィスキー等各種アルコールの生産もバリ島で行われており、厳格なイスラム国家であるインドネシア内でも異彩を放っています。
また東南アジアあるあるですが、バリ島でも野良犬がウロウロしています。基本的には攻撃はしてきませんが、レストラン店内にも入り込んできたり、ビーチでも徘徊したりと最初は結構ビックリしました。また夜間に歩いていると民家の飼い犬が放し飼いになっており、稀に追ってくる事があるので注意が必要です。(というか追われました。。)
また交通量に対して歩道の整備は十分とは言えずあまり道歩きはオススメ出来ません。家族旅行の場合はタクシーでの移動がメインになるかと思います。
ホテル内の設備
こちらのホテルは中心にプール・中庭エリアがあり、客室はその周りに囲む様に建設されている、リゾート地ならではのユニークなレイアウトになっています。全ての客室にベランダが設置されており、プールエリアの様子を眺める事が出来ます。
また1階のお部屋のベランダから直接プールに入る事も出来るので、次回泊まる機会があれば是非1階に泊まってみたいと思いました。
プールの素晴らしさに加え、ジムにヨガルームも隣接されており、まさに至れり尽くせりの設備でした。
までの道のり
キッズスペース
またこのホテルは海岸に隣接しており、メインロビーとは別のBamboo Chicレストラン側の入り口からアクセス出来ます。
ホテルの前に飲食店が並んでおり、レストラン内の通路を通って海岸にアクセスするので最初は少々戸惑いますが、恐らくホテルの宿泊客の往来については店舗側も特に気にしていない様でした。
海岸はそれほど混んでなく家族で楽しめる雰囲気でした。時間帯によって様々な海の表情を見られるので、午前・午後と数回行っても楽しめます。
ホテルの朝食
お待ちかねの朝食はBamboo Chicというレストランでビュッフェ形式で提供されています。こちらのレストランではパン類(というかスイーツ類)が非常に豊富に提供されており、子供たちは興奮を抑えきれませんでした。笑
料理に関してはインドネシア料理も辛さを抑え気味に調理されており、個人的にはとても美味しく頂けました。
また南国ならではのフレッシュジュースも豊富で珍しい所では黄色スイカのフレッシュジュースも出されていました。
マッシュルーム炒め
ルーフトップエリア
今回のアップグレード特典として、ホテル館内で記念写真を撮って貰えるという事でお願いしました。レセプションエリアでカメラマンと待ち合わせし、ルーフトップエリアにアクセスして写真を撮りました。
ルーフトップには客室とウェディング用のチャペルとバンケットホールがあり、絶景を楽しめるエリアとなっていました。このエリアも特にアクセス制限等は無いので、宿泊する機会がある方は是非一度足を運んで風景を楽しんで下さい。
写真は撮りませんでしたが、丁度結婚式の準備をしており、多くのスタッフが忙しそうに働いていました。
ルーフトップの客室は全て壁で仕切られており、一軒家の様な作りになっていました。
ウルワツ寺院で猿に襲われる
ケチャダンスを見たいと言う事でバリ島南部にあるウルワツ寺院へ訪問しました。ダンスは午後6時と7時の2回やっていると言う事でした。5時前に出発したので6時の回に間に合うかなと思っていたら、あまりの渋滞で全く動かず。笑
運転手のおじさんは「7時の回には間に合うと思うよ」と言う事で気を取り直して7時の回を目指します。道のりですが、寺院に近づくにつれ、街灯は無くなり、ほぼヘッドライトのみの道をひたすら進む状態になります。インドネシアのドライバー特有かもしれませんが、割と狭い道でもスピードを出すので助手席に座っているとなかなかのスリルです。(もちろんドライバーの皆さんは慣れていると思いますが)
ウルワツ寺院に到着すると寺院の入場料を支払う際に腰巻きを付ける様に言われます。当初は寺院と言う事で露出NGと言う事だからかと思いましたが、それ以外にもウルワツ寺院近辺は野生の猿がかなり多く生息しており、人の物を奪う事があり、足を引っ掻かれない為という意味合いもありました。
猿は特にペットボトル、サングラス、カメラ、スマホ等光る物や食べ物を人から奪う習性があり、それらをみだりに出さない様にと言う注意書きがありましたが、愚かな事にペットボトルを手に持っていたら猿に襲撃されました。結果的には何も取られませんでしたが長女がすっかり怯えてしまい、ケチャを見る事も無くそのまま寺院を後にする事にしました。。
ケチャを見れなかったのは残念でしたが、夕暮れ時の風景は素晴らしく、これだけでも来た甲斐があったと感動しました。
感動の寺子屋道場
筆者は趣味でカポエイラと言うブラジルの格闘技を学んでおり、バリ島にも練習出来る道場があるという事で家族の許可を貰い訪問する事にしました。(家族には感謝の限りです!)
寺子屋道場というクタの北にあるクロボカン地区にある場所に向かいます。夕方からのクラスだったので道が大渋滞しており、車道で車が動かない時はバイクは平然と歩道を爆走し、目が点になりました。
目的地の寺子屋道場は合気道の道場として開校しておりますが、その他の格闘技のレッスンも行っています。道場の素晴らしさは写真を見て頂くと分かるかと思いますが、建物から見える外の風景は見渡す限りの田園でした。窓は無く、枠のみで雨が降った際には簾を下げる形になっていますが、こんな素晴らしい環境の道場を訪問するのは本当に初めてでした。外の風景を見るだけで体にエネルギーが充満していく様な感覚を得ました。
到着してしばらくしてから先生ともお会いして無事クラスに参加する事が出来ました。こちらのクラスは先生も生徒も非常にレベルが高く、自分ももっと努力しなくてはと大いに刺激を受けました。
余談ですがクロボカン地区はあまりバリ島の中ではあまり観光地化されておらずローカル感が溢れる地域で練習後に帰る途中、地元の方々が近くのコミュニティセンターでガムランを練習していました。
への地図
渋滞が凄い
看板が日本語でも書いてある
ディスカバリーモールで日式マッサージ
最終日は夕方の出発なので、日中少々時間があったので、ホテルをチェックアウト後に空港に向かう前にクタ地区にあるDiscovery Mallと言う大型ショッピングモールへ行きました。こちらのモールにはそごうがテナントとして入っている事もあり、建物自体はやや古いものの清潔感のあるモールになっていました。なお、モールの立地として海岸前に建設されており、モールからも海を眺める事が出来ます
こちらのモールの3階にKokuo Reflexologyと言う日本式マッサージ店に入ってみました。マッサージ施術後にコーヒーかお茶付きで一人60分160000ルピアと日本と比較すると破格の値段だったので家族四人で60分マッサージを受けました。
担当してくれたマッサージ師は若い細身の男性でしたが、見た目とは裏腹に手の力は強めで、しっかりマッサージを行なって頂き非常に満足でした。施術後には隣接するカフェでアイスコーヒーを頂きました。
美味い!
ングラ・ライ国際空港のラウンジ
あっという間に時間が過ぎてしまい、帰国が迫ってきました。空港でチェックイン、出国手続きを行った後、一時間程制限エリア内のConcordia Loungeに入りました。こちらのラウンジはプライオリティパスでアクセス出来ます。
ラウンジはかなり混雑していましたが、なんとか家族四人分の席を見つける事が出来ました。こちらのラウンジではアルコール飲料は提供していませんでしたが、代わりにスタッフがコーヒーをオーダー毎に作ってくれます。またノンアルコールのモクテルの種類も豊富に用意してあり、メロンスカッシュを頼んだ所、大変美味でした。
また、こちらのラウンジの食事メニューも大変美味しく、夕食どきだったと言う事もある、何度もお代わりしてしまいました。
の味だった
3泊4日の短い間の旅行でしたが、バリ島の素晴らしさを満喫する事が出来ました。今回は時間の関係でウブド地区にはいきませんでしたが、次回訪問する際にはそちらに滞在したいと思います。
ここまでお読みいただき有難うございました!