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【宿泊記】ポーランドのワルシャワ・マリオット・ホテルのブログレビュー

【宿泊記】ポーランドのワルシャワ・マリオット・ホテルのブログレビュー
PrimeTravel編集部

今回はポーランド・ワルシャワに出張の際に宿泊したワルシャワ・マリオット・ホテルの滞在記とワルシャワの近況についてご紹介します。

※アイキャッチ画像の出典元:Marriott.com「ワルシャワ・マリオット・ホテル

ワルシャワへの移動

今回はシンガポール(SIN)→ドーハ(DOH)→ワルシャワ(WAW)のルートです。時間と予算の関係で午前2時発フライトというハードスケジュールでした。

ワルシャワへの往路:シンガポール〜ドーハ

シンガポール・チャンギ空港でチェックイン後にMarhaba Loungeで少し休憩です。深夜なので、何も食べずに炭酸水のみ頂いてゲートに移動しました。

カタール航空は初搭乗でしたが、サービス、衛生面で一切問題の無いクオリティでした。エコノミーにも関わらず、アメニティキット付きでした。

ドーハ空港

8時間のフライトでしたが、爆睡たのであっという間にドーハに到着です。

ドーハ・ハマド空港はチャンギ空港以上に近未来的かつスケール感が規格外でした。また空港内にハイブランドが多数出店しており、ショッピングモール化していました。チャンギ空港のJewelがトランジットエリア内にあるようなイメージと言えば伝わるでしょうか。

フライトはほぼずっと寝たにも関わらず午前5時到着のせいか疲労困憊だったので、Al Maha Loungeに直行です。

ラウンジはエスカレーターを上がって2階でしたが、大渋滞で入場制限が掛けられていました。エスカレーター乗り口に係員がいて、出発ゲートによっては別ターミナルのラウンジに行くように指示されました。

プライオリティパス公式サイトのこちらのラウンジ紹介ページを見ると、下記の記載がありました。朝5時に到着したため、ピーク時間に当たっていましたが、幸い10分ほどでラウンジに入ることができました。

※ピーク時(毎日:午後5時~午後7時、午後10時~午前2時、午前4時~午前7時)には、このラウンジを利用する方の増加が見込まれます。したがって、スペースの制約上、入室が一定期間制限されることがあります。

https://www.prioritypass.com/ja/lounges/qatar/doha-international/doh2-al-maha-transit-lounge

ラウンジ自体は混雑していましたが、食事のクオリティは高く快適に過ごせました。

そうこうしている内に出発の時刻が近づいてきたので移動です。カタール航空の尾翼が並んでいる風景は圧巻でした。また空港内の珍しい飲食店でデルモンテのお店を見かけました。

ワルシャワへの往路:ドーハ〜ワルシャワ

いよいよワルシャワ行きのフライトです。こちらは6時間なので最初のフライトよりは少々短いです。(ちなみに復路は偏西風の影響で30分程短い)

今回のフライトで非常に気になったのが、ウクライナ上空を通過するのか否かということ。フライトマップを見ると黒海上空どころかクリミア半島上空を通過するとあったので不安がありました。しかし実際の航路では、画像の通りトルコ側に迂回しました。

ワルシャワ・ショパン空港到着後、ボーディングブリッジは無く一旦外に出てからバスで入国審査場に向かいます。降りた瞬間に強烈な寒気を感じました。

日本のパスポートであれば、ポーランド入国時にビザは不要です。入国審査の際に強面の女性審査官の列に並び、数人先の方はかなり厳しく審査されていたので少し身構えました。しかし、日本のパスポートを提示した際にはほぼノーチェックでスタンプを押してくれました。日本のパスポートの信頼の高さについては先人の皆様に感謝です。

荷物受け取りエリアのディスプレイにHisenseの広告が流れていました。また今回宿泊したワルシャワ・マリオットのビルと隣接しているワルシャワ中央駅に大きなサムスンの広告、近隣にLGのオフィスビルを見掛けましたが残念ながら日本の家電メーカーの大きなプレゼンスは感じられませんでした。

ワルシャワ・マリオット・ホテル

ようやくホテルにチェックインです。部屋はキングサイズで広さも丁度良いです。TVにはパーソナライズされたウェルカムメッセージが表示されていました。それほど新しいホテルではありませんが、綺麗に手入れされており心地良く過ごせました。

ホテルの地下一階にジムがあります。営業時間:7:00〜22:00と記載されているのはスタッフ常駐の時間帯であり、ジム自体は朝6:00から利用可能です。

写真からは見えませんが、左側にフィットネススタジオ、右側にプール、ドライサウナとスチームサウナが隣接しており、寒い中で体を温めるのに非常に助かりました。

このホテルもモバイルキーが使えたので、ルームキー、エレベーター、ジムへのアクセスは全てスマホのみで行えました。

大満足の朝食ビュッフェ

朝食ビュッフェは朝6:30からの営業です。ポーランド料理(ヨーロッパ全般かもしれないですが)は冬が厳しいため、酢漬けやスパイス・ハーブを使った保存食が多彩でした。

物珍しい料理も多く、色々食べてみましたが本当に全て美味しかったです。極端な甘さや辛さ、脂っこさは無く、どれも程よい味付けで食べやすかったです。また全般的に具材も新鮮で添加物もあまり使われておらず、大変健康的な印象を受けました。

ポーランドはグルメの国

結論から言うと何を食べても美味しかったです。

(下の写真)同僚との会食でLa Luceというイタリアンに行ったとき、あまりのレベルの高さに驚きました。Googleでレビュー数450、4.8の評価に納得です。ウサギのローストを食べたのは人生初の経験でした。(食感としては鶏肉に近い)

たまたまそのお店が当たりだっただけじゃないの?と思われるかもしれませんが、ポーランド料理を数回食べた所、お世辞抜きで本当に美味しかったです。

他のイタリアンはLa Luceと比べるやや素朴ではありますが、味付けは日本人の好みに近く安心して食べられました。

ウォッカ大好き!

ポーランド人はウォッカの消費量がロシアについで世界2位です!(1人あたり一ヶ月:13.71ショット飲む) スーパーに行くと確かにウォッカのセレクションがとても充実しており、見た事のないブランドが多数ありました。

インド人の同僚と朝食の時に会ったとき、死にそうな顔をしていたのでどうしたのか聞いたら、前日ポーランド人の同僚と飲みに行きウォッカをしこたま飲んだそうです。ちなみに当のポーランド人の同僚は平気な顔で出社していました。笑

ポーランドのスタイルではキンキンに冷やしたウォッカを一気に呷り(あおり)、コカコーラをチェイサーで飲むそうです。私も翌日経験の為、一杯だけお付き合いしましたが、それ以上はムリ、ゼッタイ!でした。

ちなみに空港名にショパンの名前を冠する程ショパンはポーランドで親しまれていますが、部屋のミニバーに置いてあったウォッカの名前がショパンだったのは想像の斜め上を行っていました。笑

ワルシャワ市内の負の遺産

ポーランドの同僚に連れられ、日中散歩に行きました。オフィスから徒歩10分ほどの金融街のすぐ近くには、第2次世界大戦時のユダヤ人ゲットーミュージアムのインスタレーションやユダヤ人ゲットーの壁の遺構が残っており、負の遺産を後世に伝えるための気概を感じました。ポーランドが民主化したのも1989年と、まだまだ新しい歴史です。同僚と話していても、冷戦時代がまるで昨日起きたかのようにリアリティと危機感を持って語っていました。

18世紀末に国自体が近隣国に併合され、国名が地図から消滅したり、ナチスによる占領、共産主義体制等、非常に過酷な歴史があり、様々な戦争記念碑、博物館がワルシャワ中至る所にありました。またスターリンの置き土産と称される巨大な文化科学宮殿が市内中心地に今も残っており、保存するか撤去するか今も議論が続いているそうです。

今回は時間の関係で行けませんでしたが、将来アウシュヴィッツにも必ず訪問したいです。

ワルシャワ市内観光

出張での仕事が終わった後一日お休みを頂き、ワルシャワ市内を観光しました。11月は既に冬の季節であり、毎日5℃〜10℃でニット帽を被らないと頭痛を感じる寒さでした。

出典:Google Map

ホテル~ショパン博物館〜人魚像〜旧市街広場〜バルバカン〜ワルシャワ蜂起博物館〜ホテル近所のモール〜ホテルの道のりで、改めてGoogle Mapで見ると歩いて2時間40分程(約11km)の道のりでした。ちなみに町中にバスとトラムが走っていますが、今回は徒歩のみでした。そしてワルシャワの街歩きでは、石畳も多いので歩きやすいスニーカーは必須です。

出発時に濃霧が発生しておりましたが、気にせずに出発しました。

ショパン博物館は綺麗な博物館で、外装から内装まで至る所がモダンな作りです。私自身はあまりショパンに詳しくないのですが、地下にショパンが作曲した音楽の視聴スペースが設けられており、楽しめました。

ショパン博物館から真っ直ぐ東に向かうとビスワ川に当たり、そこには人魚像が設置されています。人魚は剣と盾を持っており、ワルシャワが危機に陥った際に必ず助けに来るという伝説があるそうです。

人魚像からワルシャワ大学前を経由して旧市街に向かいました。

旧市街〜バルバカンは、第2次世界大戦時に破壊された後に壁のヒビ一つまで正確に再建されたという事で有名です。景観自体が美しい事に加え、訪れた時はクリスマスのライトアップを設置中ということもあって格別でした。

かなり歩き疲れてしまったので、ワルシャワ蜂起博物館には入らずそのままホテル方面に向かいました。

最終的にズウォテ・タラスィ(ゴールデン・テラス)というショッピングモールに入り、本屋では本以外にも普通にCDやレコードが販売されいることに驚きました。

恐らくしっかりと観光を楽しむなら最低でも3日間は必要です。「美しい古都」の表現がピッタリな街並みを歩けて大変満足です。

復路:ワルシャワ〜ドーハ

プライオリティパスウェブサイトに記載がありませんでしたが、「Etude Executive Lounge」というラウンジにプライオリティパスで入れました。中は落ち着いた雰囲気で混雑もしておらず、ほっと一息できました。ここでもやはり料理は美味しかったです。

ドーハ:Al Maha Lounge(ターミナルC)

ドーハで3時間以上のレイオーバーがあったので、再度ラウンジに立ち寄ります。フライトがターミナルCだったので往路で寄ったAl Mahaラウンジとは別のラウンジに移動します。

少し迷いつつもラウンジに到着しました。ビュッフェも中近東メニューになり、ポーランドから雰囲気がガラリと変わりました。(個人的には中近東料理は好きなので、ついお代わりしてしまいました。)

時間があったので初めてラウンジでシャワーを浴びました。シャワー室の写真は撮り忘れてしまいましたが、ホテル並みの清潔さでとても快適にリフレッシュできました。

この後8時間のフライトでようやくシンガポールに戻りましたが、疲れのあまり翌朝受講予定だったセミナーに寝坊するという大失態を犯してしまいます。長距離移動をする際にはスケジュールに余裕を持つ事の重要性を痛感しました…。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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