【宿泊記】シェラトン都ホテル大阪のブログレビュー ※プラチナエリート
出張で、国内を月に2〜3度旅しています。
ホテルでお客様とお会いすることも多いため、ホテルそのものが仕事場となり、また、明日の仕事の活力を養う場でもあります。
そんな私が、大阪で一番多く泊まったホテルが、これからご紹介する「シェラトン都ホテル大阪」です。
適度なサービスとレストランの選択肢が豊富なこと、駐車場と空港からの利便性。
どれを取ってもBetterな感じが、とても居心地の良いホテルです。
シェラトン都ホテル大阪の立地
「大阪」の風景として最初にイメージされる、道頓堀。
あの賑やかな難波駅から、近鉄電車で2駅の上本町駅と、メトロの谷町九丁目駅に直結。
リムジンバスの発着所もあり、関空からは50分、伊丹空港からは30分程度と、空からのストレスは全くない場所に位置しています
こちらが、1階正面です。
「関西国際空港行」のリムジンバスの他、「あべのハルカス」に行くシャトルバスの発着所がありますので、ビジネスにも観光にも便利です。
エントランス
大きなエントランスから入ると、右手には季節のオブジェが私たちを迎えてくれます。ハロウィーンやお正月など、華やいだ空気が気分を盛り上げます。
左手には車寄せが眺められるガラス張りのエントランスホールがあり、ロビーベンチが並べられています。
車でお迎えに来ていただく時にもゆったりと待つことができ、待合タクシーの台数まで数えることができます。
正面には、中2階のカフェ&グルメショップ「カフェベル」に繋がる階段があり、右手には、フロントに続くエスカレーターがあります。
エレベーターももちろんあるのですが、私は上から見るこのエントランスホールが好きなので、あえてエスカレーターで2階のフロントに。
駐車場からの2階エントランス、ホテルショップやパソコンの並んだビジネスセンターを抜けると、フロントがあります。
フロントの反対側には、レストランであり、ラウンジでもある「レストラン&ラウンジ・バー eu(ゆう)」があります。広々とした上品なラウンジですが、朝は、朝食の会場にもなります。
この、「カフェベル」と「eu(ゆう)」、どちらも喫茶として使えるのですが、コーヒーが1杯1300円で、上品にクッキーなどが付いてくる「eu(ゆう)」に対し、セルフでコーヒーを運ぶ「カフェベル」は600円。
ちょっと待ち合わせをする時には、待ち時間や人によって選べるのでとても便利です。
こちらは、「eu(ゆう)」のハーブティー。
見にくいかもしれませんが、ソーサーの左側にクッキーがのっています。
チェックインとマリオットボンヴォイ会員の特典
シェラトン都ホテル大阪の良い点としては、都ホテル独自のプログラム(都プラス)の他、マリオットボンヴォイのエリートプログラムにも参加をしているので、このホテルの公式ホームページから予約をしても、マリオットボンヴォイの特典が受けられることです。
特別なキャンペーンなどもありますので、両方見られると良いと思います。ただし、ポイントについては、都プラスのポイントとマリオットボンヴォイポイント、その宿泊ごとにどちらか一方しか獲得できません。予約の際に、どちらかの会員番号を記載することで、そちらのポイントに加算されます。
さて、現在私は、マリオットボンヴォイのプラチナエリートですので、宿泊で得られる特典は、以下になります。
- ウェルカムギフト(マリオットボンヴォイ1000ポイント又は2名分の朝食無料)
- クラブラウンジアクセス
- 客室アップグレード(空室状況による)
- 50%のボーナスポイント
- 16時までのレイトチェックアウト(空室状況による)
こちらのウェルカムギフトですが、プラチナエリート以上になるとクラブラウンジへのアクセスがつきます。
クラブラウンジ(シェラトンクラブ)では、ティータイムのスナック、カクテルタイムのオードブル、翌朝の朝食が食べられますので、「レストラン&ラウンジバー eu(ゆう)」での朝食は選ばなくても良いかと思いますが、本記事では両方の違いを記載しますので、どうぞ参考になさってください。
客室(プレミアムシェラトンスーパーキング)
今回、アップグレードをしていただき、ひとりでしたが、ゆったりとした31平米のお部屋になりました。
入口右手にはクローゼットがあり、シェラトンのマークの入ったバスローブがかけてあります。
反対側はユニット型のバスルームで、シャンプー、トリートメント、ボティソープはイギリスのGILCHRIST & SOAMES社のものが壁に付いているタイプです。
タオルはメイドインジャパン、今治タオル。しっかりとした肌触りです。
部屋の奥には、ライティングデスクとカウチがあり、茶色を基調とした、とても落ち着いたお部屋です。ライティングデスクの上にNespressoのコーヒーマシーンと水が2本置いてあります。
ベッドは200センチとゆとりのある大きさで、羽毛布団のデュベスタイルになります。
寝やすいマットレスで、空気清浄機に水を入れて加湿もできますので、こちらのホテルに泊まると、いつも快適に目覚めることができます。
ナイトウェアは長めのワンピーススタイルで、バスローブもありますので、お部屋でくつろげます。アイロンもお部屋に完備です。
冷蔵庫は、小ぶりですが水、濃縮還元ジュース、炭酸(コーラ、ジンジャーエール含)、ペリエ、スポーツドリンクの他、ビールなどの有料の飲料が入っています。
上の引き出しにはカップ類があり、無料のティーバッグ、クリーム類の他、有料のクッキー、ポテトチップス、ウィスキーのミニボトルがあります。(カップ類の引き出し、冷蔵庫の写真は、後述スタンダードダブルのもの。中身は変わりません)
ただ、冷蔵庫のソフトドリンクは、後述しますシェラトンクラブの方でも同じものを自由に飲むことができますので、マリオットのエリート会員さんでしたら、ミニバーの有料ドリンクを使うことはないのかなと思いますが、いざという時にあったら便利かなと思います。
また、同じくプレミアムフロアですが、スタンダードダブルの場合は、お部屋は24平米、内装はオレンジでポップな感じですが、洗面台がやや狭かったです。
アメニティ
アメニティは歯ブラシ、ブラシ、コットン類(しっかりした爪やすりがはいっています)、ソープ類と同じくイギリスのGILCHRIST & SOAMESのボティローションがセットされています。深みと爽やかさのバランスが良く、香りが強すぎないのも良いですね。
写真は昨年のものですが、先日泊まった時には、バスソルトもセットされていて、それだけで気持ちが上がりました!
もちろん、ボディタオル、ヘアキャップもあります。
一度、夜遅くの到着でしたのに、化粧品を全部忘れて来たことがあり、フロントにお電話をしたところ、基礎化粧品のセット(1回分ずつセットになったもの)を持って来ていただけて、さすがに4つ星クオリティだと感心いたしました。
シェラトンクラブラウンジ(概略)
さて、上記冷蔵庫の件でも触れましたが、20階のフロア全体を占めているのが、シェラトンクラブというラウンジです。
スイートルームの宿泊者、ラウンジアクセス権のある人、そしてMarriott Bonvoyプラチナエリート以上の会員が利用できます。
ゆったりした座席が多くあり、個室のミーティングルームも備えている他、4回のフード&ドリンクプレゼンテーションが楽しめます。
◯朝食
7:00~10:30 和洋朝食
◯ティータイム
10:30~17:30 スナック、ソフトドリンク
◯カクテルタイム
17:30~19:30 おつまみ、アルコール、ソフトドリンク
◯バータイム
19:30~21:00 スナック、アルコール、ソフトドリンク
以上の利用時間が決まっており、利用時間外及びクラブラウンジアクセス権のない人は、キーをかざしてもエレベーターを20階で止めることができません。
また、小学生以下の子供は保護者の同伴が必要で、17:30以降は利用をすることができません。
フードプレゼンテーションについては、別途記載します。
シェラトンクラブのティータイムとカクテルタイム
シェラトンクラブのティータイムで提供されるものは、クッキーとおかき、チョコレートなどのごく簡単なスナック類に、ソフトドリンク、ホットスナックとしては、鉄板で焼いていただける小さなパンケーキになります。
おやつとしては充分ですが、ラグジュアリーなホテルのアフタヌーンティーを楽しみたい方は、2階のレストラン「eu(ゆう)」で、しっかりとお代金を払っていただくとよろしいのかなと思います。
反対に、カクテルタイムは、「おつまみ」という言葉で想像するものよりもボリュームがあります。
チーズやハムといった前菜セットに、餃子や焼売などの点心、サラダ、大阪らしいたこ焼きやスープ、出汁茶漬けがありました。
外部からお客様を呼ぶ・・・という雰囲気ではありませんが、昼間の仕事で疲れた後に、ひとりでゆっくり楽しんだり、同じホテルに泊まる仲間と静かにお酒を飲むのには充分かなと思います。
おつまみの量としては、がっつり1食分というわけではありません。あくまで、つまみレベルです。
アルコールの種類は、ビールやワインの他、写真のようなカクテル類があります。
朝食比較
今回は、ホテルの宿泊プランやマリオットボンヴォイのプラチナ会員以上のウェルカムギフトにあるレストラン「eu(ゆう)」での朝食と、シェラトンクラブでの朝食を比較してみたいと思います。
2階にある「レストラン&ラウンジバー eu(ゆう)」でのブッフェ式の朝食は、通常であれば、1名3500円になります。
黒や茶を基調とした和モダンな感じの内装で、入口を入るとすぐに、席まで案内をしていただけます。
卵料理をテーブルでオーダーし、出来上がったら運んでいただくようになっていますので、オムレツを頼まれたい方は、記入をしてテーブルに置いておきましょう。
その他の料理は、曲線が特徴的なカウンターに並べられています。
卵料理、様々な種類のパン、デニッシュ類、シリアル、ドリンクがあり、サラダバーの他、ソーセージやカリカリのベーコン、パスタなどがあります。
和食は、切り干し大根やだし巻き卵などの惣菜類、納豆・めんたいこといったごはんのお供、焼き魚があります。
その他にも、季節のスープ、味噌汁、カレー、ワッフルやパンケーキも選べます。そうそう、たこ焼きやうどんといった、大阪らしいメニューもありました。
ヨーグルトやフルーツ、スムージーも選べて、必要十分な感じでした。
そしてもう一方、シェラトンクラブの朝食は、クラブラウンジアクセスのある方でしたら、無料で楽しむことができます。
ティータイムにホットケーキを焼いていた鉄板で、シェフの方がオムレツか目玉焼きを焼いてくださいます。シェフがいらっしゃらない時には、焼いたものが置いてある形式の簡易なものです。
洋食のパンやデニッシュ、シリアル、サラダバーなどは、ほぼ2階のビュッフェと変わらず、和食も定番のものは変わらない感じでした。
カレーもパスタもあり、大阪メニューや季節のメニューがいくつか無いくらいで、ほぼ2階の有料ビュッフェと遜色ないメニューで、ざわざわしない分、こちらの方が私としては好みでした。
20階なので、景色も良いですしね。
フィットネスジム
ジムは、地下1階にあります。
上本町から直結してホテルのレストランアベニューがあり、その先、エレベーターの前になります。
入口はキーカードで開くようになっており、ジム専用のキーカードを2階のフロントでもらってからアクセスするようになっています。
ここのホテルには有料ですがプールも使える「都ヘルスクラブ」があり、そこにジムも併設されているため、地下1階のジムは結構穴場のようです。
広々していて、マシーンも充実しています。
ただ、ガラス張りですので、地下鉄に行く方やランチでレストランを使われる方から、チラッと見られるのは、ちょっと恥ずかしいところもあります。
レストラン(中国料理四川)
地下のレストランアベニューの方には、ランチなら千円台から楽しめる、
・中国料理 百楽
・お好み焼き・鉄板焼き ぷれじでんと千房
・焼肉BAR 李朝園
があります。
また中2階には、イートインでリーズナブルにモーニングやホテルメイドのケーキが食べられる、
・カフェ&グルメショップ カフェベル
があります。
そして2階には、前述の「レストラン&ラウンジ・バー eu(ゆう)」。
3階には、本格的なおもてなしレストランの
・中国料理 四川
・日本料理 うえまち
があります。夕食のコースはどちらも1万円台〜2万円台。
季節によってメニューも変わると思いますが、「中国料理 四川」でディナーをいただいたところ、美しく盛られた前菜、塩味の野菜炒め、北京ダックや白子の入った麻婆豆腐など、味のバランスの良いコース組み立てでした。
私たちが行った冬には、麻婆豆腐に白子が入っていて、濃厚で美味しかったです。
その他の施設
2階にはPCを使えるビジネスセンターもあり、ホテル隣接の駐車場は、なんと900台も収納できて、大型バスの停留所もあります。
伊丹空港までは40分程度で、ホテルから駐車場を通って、濡れることもなく停留所に行けますので、本当に便利です。
しかも宿泊者は1泊1000円。レストラン利用時にも割引がありますので、お客様を呼んでも喜ばれます。
ウェディングや宴会がセッティングできる場所もあり、宅配便の手配、当日仕上げのランドリーサービスもありながら、宿泊はそこまで高くない!
とてもコストパフォーマンスの高いホテルと言えます。
確かに、至れり尽くせりのサービスという訳にはいきませんが、ビジネス利用なので望むことも多くはありません。荷物をポーターに運んでいただきたいとも思いませんし(リクエストをして、その時に大忙しでなければ、運んでいただけます)、特別な配慮も必要ありませんので。
ラグジュアリーまではいかないけれど、ほどほどに良い施設があるので、大坂に泊まる際には、ついついこちらを使ってしまいます。本当に便利なホテルです。