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HOTEL THE MITSUI KYOTO(ホテルザ三井京都):古都で斬新アフタヌーンティー

ホテルザ三井京都ヴィーガンアフタヌーンティー
PrimeTravel編集部

琵琶湖での集いの後、京都で下車し、アフタヌーンティーをいただいて帰ることにしました。京都では、近年ホテルの開業が続いていて、数えきれないほどの選択肢があるなかで、選んだのは、日本ブランドのHOTEL THE MITSUI KYOTO。

アフタヌーンティーだけではなく、ホテル施設そのものが見どころ満載でしたので、詳しくレポートして参ります。ぜひ、最後までご覧ください!

ホテルザ三井京都回廊アート

「HOTEL THE MITSUI KYOTO」とは

三井不動産グループのフラッグシップであり、グループ最高級ホテルの内の1つ。世界的ホテルプログラムの“Marriott Bonvoy”に加盟し、“ラグジュアリーコレクション”に位置づけられています。

ホテルザ三井京都ロゴプレート

2020年11月、京都は二条城のすぐ近くに開業。

“日本の美しさと- EMBRACING JAPAN’S BEAUTY-”をコンセプトに、日本独自の美しさを大切にしながら、細やかな心遣いと洗練された振る舞いによって、すべてのお客様に特別な体験とくつろぎを提供することがモットー。

敷地は、250年以上にわたって三井総領家(北家)が所有していたものが活かされ、江戸時代から受け継がれてきた門や景石、灯籠など多くの遺構や、敷地内から湧く天然温泉や中庭の日本庭園など、ハード面でも他には真似のできない独自性を誇ります。

ホテルザ三井京都日本庭園

HOTEL THE MITSUI KYOTOの評価各種

開業早々から注目の存在で、今年もフォーブス・トラベルガイド2023 最高評価5つ星を獲得。2年連続の最高評価です!

ホテルザ三井京都フォーブス五つ星2023

また、米国大手旅行専門誌「Travel + Leisure」の年間読者投票「ワールド・ベスト・アワード」にて、“15 Favorite City Hotels in Asia of 2023” 第8位、“100 Favorite Hotels in the World for 2023” 第74位 と、日本のホテルでは最上位に選出されています。

アフタヌーンティーの予約:レストラン予約一休.comの強み

1カ月前にホームページから予約をしようとしましたが、希望日だった日曜日だけ予約枠無しという事態!諦めきれずに検索したところ、不思議なことにレストラン予約の“一休”(http://restaurant.ikkyu.com)には同日各時間に空きがありました。一休では、一般的に各ホテルの公式ページ掲載前から予約できるケースもよく見かけますので、覗いてみると発見があるかもしれません。

特別なリクエスト

一休を通した予約でも、ホテルに対して特別なリクエストもできます。初回返信は、一休経由登録メールアドレスに届きますが、その後はホテル窓口と直接のメール往信になります。今回も、小麦を除いたメニュー対応か訊ねてみたところ、第一報は、メニュー内容未定のため、決まり次第可否のご連絡を頂けるというものでした。最終のご連絡は、予約の2日前に届き、内容は、オリジナルメニュー自体がグルテンフリーのため、特別対応無用とのことでした。私にとって、これは何よりの朗報!というのは、ホテルにも、同行者にも気兼ねなく、アフタヌーンティーを愉しめるのは、初めての体験です。

いざホテルへ

エントランス

ホテルザ三井京都入口通り

ホテルの入口は、二条城とは反対側の東側にあたる油小路通側にあります。

敷地に入って目に飛び込んでくるのは、こちらの門!

ホテルザ三井京都入口門

「梶井宮門」

江戸時代の豪商、三井財閥創業者一族である三井家の歴史を継承する象徴的存在。
建造から300 年を経た、かつて三井総領家も所有した歴史ある門。ホテル建設にあたり、現代の匠によって、再生された芸術品です。柱間4.5m、高さ7.4m の立派な門をくぐるのは特別な気持ちになります。他には真似のできない、大切にしてほしい歴史ですね。

門のあとに手入れの行き届いたお庭を愛でながら進むと、入口に至ります。

ホテルザ三井京都入館前

ロビー

ホテルザ三井京都ロビー

ドアが開くとすぐ目の前がロビーで、コンパクトな印象です。ロビーの奥がガラス張りのラウンジで、中庭が臨めることから解放感があります。

向かって右側がレセプション。着席式におもてなしの心を感じます。

ホテルザ三井京都受付

入口から見て左側がコンシュルジュやベルデスクです。鉢植えの苔は、ホテル内各所に飾られていました。極めて日本らしいおもてなしではないでしょうか?

ホテルザ三井京都コンシュルジュ

ラウンジまで進むと、両脇に他のホテルのパブリックスペースではあまり見られない施設が!

ライブラリー

ホテルザ三井京都ライブラリー

ラウンジ左手にはホテルセレクトの書籍や美術品が鑑賞できるスペースのライブラリーがあります。

また、ライブラリーの向かい側では、ホテルが建つ土地の歴史を語る展示が行われています。

ホテルザ三井京都歴史展示物

茶室

ラウンジ右手にはなんと、モダンなお茶室のしつらえが!茶聖・千利休を祖とする三千家の一つである武者小路千家家元後嗣・千宗屋(せん・そうおく)氏の監修による立礼式のお茶室で、“茶居(ちゃきょ)”と名付けられています。

ホテルザ三井京都茶室茶居

武者小路千家の立礼式お点前でお茶を一服いただく体験も、有料(¥2,500)で提供されています。

スタッフの方は和装で接客されていて日本文化をあらためて感じられる空間ですが、ゲストとしては、それほど畏まらずに愉しめるところが素晴らしいと思いました。

廊下

茶居からアフタヌーンティー会場に向かう廊下は、白木の柱の美しい連なり。

ホテルザ三井京都回廊

廊下というより回廊と呼ぶのがふさわしいかもしれません。神社の千本鳥居が彷彿されるような静粛ささえ感じます。

庭園

回廊からは、中庭の水盤が間際に臨めます。回廊の一番端のガラス戸から中庭に出ることもでき、水盤の飛び石や、奥に続く日本庭園にも足を踏み入れて、季節感を肌で感じることができます。

ホテルザ三井京都庭園水盤

ユニバーサル化粧室

回廊の中ほどに、素敵な一角を発見。

ホテルザ三井京都回廊一角

足を踏み入れてみると、片側がユニバーサル化粧室、もう片側が喫煙室でした。お化粧室とは思えない、趣きある和風の入口。引き戸にすることで、間口を大きく取れ、出入りもしやすい構造になっています。

ホテルザ三井京都ユニバーサルトイレ洗面台

なかは、一変してモダンな内装。私のカメラでは納まりきらないほどゆとりあるスペースでした。車椅子での利用はもちろん、ベビーカーや乳幼児の同行も想定された設備が充実していて、ベビーチェアやベビーベッドなどが設置され、配慮に溢れていました。宿泊業にとどまらず、日本全国に商業施設を手がける三井不動産ならではの経験が発揮されているとお見受けします。

ホテルザ三井京都ユニバーサルトイレおむつ交換台

一般化粧室

ホテルザ三井京都1階婦人化粧室

一方、婦人化粧室はというと、内装のテイストはユニバーサル化粧室と同様で、こちらは限られたスペースを生かすコンセプトのようでした。お手拭きにはタオルが用意されています。

ホテルザ三井京都婦人化粧室洗面台

個人的には、お化粧室でタオルを使うことでホテルを訪れた実感が湧く刷り込みがあり、このサービスは大好きです。使い捨てではなく、洗って繰り返し使える概念も時代の流れと相違しないと思います。

アフタヌーンティー会場「THE GARDEN BAR」

アフタヌーンティーの会場は、ホテル1階のイタリア料理レストランFORNI(フォルニ)のなかにあるバーラウンジTHE GARDEN BARです。

ホテルザ三井京都FORNI&GARDENバー

日本庭園に面し、内装の要所要所に和風建築のしつらえが取り入れられたモダンな空間。

ホテルザ三井京都FORNI入口

庭園に接したテラス席もあり、予約の際にプラス料金でガーデンビューの確約を取ることもできます。

ホテルザ三井京都レストランバーテラス席

アフタヌーンティーの概要

「オーガニック・ヴィーガン・アフタヌーンティー」
※オーガニック&ヴィーガンレストラン“BROWN RICE(ブラウンライス)”と共同

期 間 : 2023年8月31日(木)まで
時 間 : 12:00~/14:30~(各2時間の2部制)
料 金 : ¥6,100(ドリンク2 種類)/¥6,700(ドリンクフリーフロー)
※税金・サービス料込
特 典 : Neal’s Yard Remedies のスキンケアサンプル引換券付き
(受取りはニールズヤード レメディーズ 京都BAL 店)

「Brown Rice」とは

Brown Rice(ブラウン ライス)は、英国のオーガニックコスメブランド“ニールズヤードレメディズ”の日本法人が、2003年に東京・表参道でオープンしたオーガニック&ヴィーガンレストランです。和食に注目し、「オーガニック&ヴィーガンの食材と丁寧な手仕事でお客様を健やかに美しく」がコンセプト。

2023年6月におこなわれた、在日英国大使館主催による英国国王チャールズ3世の誕生日会では、BROWN RICE の食事とヴィーガン クッキーが採用されたそうです。 チャールズ3世国王は、皇太子時代から有機農業に造詣が深く、ご自身でも完全有機の農場を所有してオーガニック食品ブランド“Duchy Originals(ダッチ― オリジナルズ)”を展開されているほど。

その国王陛下の誕生日会にふさわしいと認められたBrown Riceが、どのようなアフタヌーンティーを提案するのか?卵や乳製品を使うのがあたりまえのアフタヌーンティーを、果たしてどのようにヴィーガンで仕上げるのか?疑問と期待でいつも以上にわくわくです。

HOTEL THE MITSUI KYOTOとBROWN RICEの接点

“日本の美しさと- EMBRACING JAPAN’S BEAUTY -”というコンセプトに表されるHOTEL THE MITSUI KYOTOの日本の自然美への想いと、循環型で自然を守る農法(オーガニック)にこだわり、日本の原風景を次世代に受け継ぐことを志に掲げるBROWN RICEとの想いが重なり、初めてのコラボレーションが実現したのが2022年。大好評を受けて、今回2度目のコラボレーションアフタヌーンティーの開催になります。

オーガニック・ヴィーガン・アフタヌーンティーの幕開け

今回、テラス席を予約していたにも関わらず、あいにくの雨で、室内の窓際席となりましたが、最前列でお庭を眺められたことに違いはありません。

ホテルザ三井京都バー窓際席

お席で出迎えてくれたのは、予想だにしなかった、日本茶セット。それも煎茶ではなく、玉露です!ここは京都。しかも日本庭園を目前にしたシチュエーションにはピッタリなおもてなしです。

ホテルザ三井京都アフタヌーンティーウェルカムティーセット

とはいえ、非日常的なセッティングにちょっとドギマギしながら、アフタヌーンティーの幕開けであるウェルカムドリンクをセルフサービスで楽しみました。画像右側の湯冷ましにお湯が注がれ、自身で茶筒から茶葉を茶漉しに取り出してお茶碗にセット。

そこへよい感じに冷めた(理想は50度)お湯を注ぎ、しばらくしたら茶漉しを取り除き、ようやくいただけるようになります。

ホテルザ三井京都アフタヌーンティー玉露

急須を使わずに、茶葉でお茶を入れたのが初めてで、手元がおぼつきませんでしたが、できあがりは上々!色は薄めなものの、お茶の甘みが最初に感じられ、渋みとまではいかない引き締め感が若干あとに続き、そしてうま味がじわじわとやって来る一杯でした。締まりのあるまろやかな上澄みとでも言いましょうか、お茶の上品さが表現されているように感じました。

玉祖入り湯呑み

使われていた茶葉は、期せずして、大好きな“柳櫻園(りゅうおうえん)”のもの。10年以上、柳櫻園の”かりがね焙じ茶”を自宅に欠かさないのですが、緑茶、しかも玉露をいただいたのは初めて!京都の地に創業から150年近い歴史を持つ柳櫻園は、茶道各流派の家元から銘を賜る最高級抹茶も扱う老舗。この機会にあらためて調べたところ、本店ではさまざまな種類のお茶を扱っているようですが、東京でさえ、そのすべてが手に入る訳ではありません。今回は貴重な機会を得られました。

アフタヌーンティーという西洋文化で、日本のお茶の魅力を再発見できる場を提供するHOTEL THE MITSUI KYOTOのセンスに、ただただ脱帽。これこそ、ホテルが掲げるコンセプト“日本の美しさと- EMBRACING JAPAN’S BEAUTY -”の体現ですね。

アフタヌーンティーのお飲み物

柳櫻園の玉露がウェルカムドリンクだったことに驚きましたが、他にもHOTEL THE MITSUIKYOTOオリジナルの飲み物が用意されていました。

ホテルザ三井京都アフタヌーンティー2023年夏オリジナルドリンクメニュー

オリジナル ティー

・ほうじ玄米カモミール
BROWN RICE焙じ玄米とTWGカモミールのブレンド

焙じ茶カモミール

・ハピネスティー
6種類のブレンドハーブティー

オリジナル モクテル

アルコールを用いないカクテルことを、最近ではモクテルというそうなのですが、ご存じでしたか?今回の会場THE GARDEN BARオリジナルのモクテルも、アフタヌーンティーのメニューとして提供されていました。

ホテルザ三井京都モクテルメニュー2023夏

・ヴァージンNEMAモヒート

一般的にモヒートは、ラムベースで作られるアルコールカクテル。このオリジナルモヒートは、NEMAというブランド名がついたアルコール0.00%のジンがベースです。NEMAは日本で初めて生まれたノンアルコールのジン。その原料は、無農薬のバラとスパイス、八ヶ岳山麓の源流の湧き水だけ。一切の添加物を含みません。自然派で、手作り感あふれる背景を持つノンアルコールジンカクテルは、今回のアフタヌーンティーとの相性はピッタリです。

・ペリーラ

英語で紫蘇を意味する名がついたこのカクテルは、HOTEL THE MITSUI KYOTOオリジナルのハピネスティーと紫蘇ジュース、そしてラズベリーピューレのカクテル。

紫蘇ジュース

奇遇にも、このカクテル考案者の方がサービスしてくださっていました。その発想をお訊ねすると、日本独自のホテルであることから、日本の食材を使いたい!という想いからスタートし、季節のハーブを考えていたときに、おばあ様に作ってもらっていた紫蘇ジュースを思い出したそうです。紫蘇ジュースとラズベリーの甘酸っぱさをかけ合わせてみたところマッチしたとのこと。たしかに、紫蘇の香りもラズベリーの香りもして、見た目にも鮮やかで酸味の効いたおいしいドリンクでした。

・パッシフォルニア
HOTEL THE MITSUI KYOTOオリジナルのほうじ茶カモミールと、パッションフルーツ、豆乳、エルダーフラワートニックのカクテル

・サンフラワー
HOTEL THE MITSUI KYOTOオリジナルのほうじ茶カモミールと、メープルシロップ、レモンのカクテル

以上がオリジナルドリンクですが、もちろん、一般的なお飲み物のセレクションも充実していました。

ホテルザ三井京都アフタヌーンティー2023夏飲み物メニュー

紅茶は、2008年シンガポールに創業し、世界15ヶ国に展開されている高級紅茶ブランドTWG。茶葉のラインナップが納められたトランクが、アフタヌーンティーの始まりととに目の前に広げてられ、気分は最高潮!

TWGトランク

紅茶13種

温かい紅茶だけで13種類もありました。

・ストロベリー
・ダージリン
・アッサム
・アールグレイ
・イングリッシュアールグレイ
・チェリーローズ
・セイロン
・マンゴー マリーゴールド
・カモミール ローズ
・パッションフルーツ ピーチ
・パイナップル マリーゴールド
・レッドティー
・カカオ チョコミント

注がれる紅茶

アイスティー4種

・ハイビスカス レッドカラント
・ミント
・ハイビスカス
・ジャスミン

ハーブティー5種

・カモミール
・バニラバーボン
・ペパーミント
・タイム
・ブルーラベンダー

コーヒー5種

・オリジナルブレンドコーヒー
・エスプレッソ
・カプチーノ
・カフェラテ
・コールドブリューコーヒー

カプチーノ

私たちは、ドリンク飲み放題(フリーフロー)のプランでしたので、これらをラストオーダーの90分まで自由に飲み替えできました。

アフタヌーンティーのお食事

ホテルザ三井京都アフタヌーンティーメニュー2023夏

さていよいよ、お食事のご紹介になります。

すべてフラットなお皿で提供されました。テーブルいっぱいに広がり、写真に納まりきりません!

ホテルザ三井京都ヴィーガンアフタヌーンティー
画像は2人分

“ヴィーガン料理”と聞くと、味気ないものを想像する方もいらっしゃるかもしれませんが、食べてびっくり、それぞれ主張のある品々でしたので、1つずつご紹介します。

セイボリー6種

ホテルザ三井京都ヴィーガンアフタヌーンティーセイボリー
画像は2人分

・水切り豆腐のスパイス 白ごまソースと茗荷のピクルス

水切り豆腐

コロンとした立方体にゴマのようなものがまぶされ、繊細にカットされた茗荷のピクルスが白ごまソースの上にトッピングされています。白ごま味のお豆腐をイメージして口に運んだところ、思わぬクミンの一撃を受けました。想像を肩透かしされた衝撃たるや筆舌しがたいです。名称にあった「スパイス」とはクミンなのでしょう。噛み進めるたびにクミンクミンクミン!お豆腐といっても水分が切られているので、割としっかりした食感があり、食感を補強するためにゴマが使われているように推察しました。

水切り豆腐断面

お豆腐の周りはゴマだけではなく、クミンもまぶされていた模様ですが、素人目にはまったくわかりませんでした。トッピングの白ゴマソースと茗荷が、分量としてはわずかなのですが、味の存在感は強く、複雑な味を醸し出す立役者になっていました。

・ズッキーニと紫蘇フリット

ズッキーニフライ

食べてびっくりシリーズ第二弾です。極めて薄く細かくスライスされたズッキーニのシンプルなフリットで、見た目はかき揚げ的。日本のかき揚げって、原則、味はついていないですよね?これは紫蘇の香りがするのかな?という心持ちでお口に放り込むと、想像しない世界に連れて行かれました。なんと、強烈なカレー味。カレー色じゃないのに。ビックリしましたが、みんな大好きカレー味!気に入らない訳がありません。

・玄米チップス 豆乳チーズと椎茸の含め煮

カナッペ

パリパリとした台座が玄米チップス。トッピングの椎茸の含め煮が甘すぎずしょっぱすぎずの味バランスに加え、ツルっとしているのに、しっかり噛む必要がある食感。間をつなぐのが、ねっとりとして酸味のある豆乳チーズ。味と食感のオンパレードの一品です。大人じゃなきゃ分からないおいしさ!

・焼きトウモロコシと玄米のアランチーニ ぶぶあられ

ライスコロッケ

“アランチーニ”とは、イタリア語でライスコロッケのこと。こちらは小さなおにぎりで、表面だけカリカリに火が通され、さらにあられがトッピングされていました。中ふわほか、外カリカリと、食感の違いを愉しむ一品。

・賀茂茄子と厚揚げ バルサミコ味噌ソース

ナスと厚揚げの田楽

ざっくり言うと、ナスと厚揚げの田楽です。田楽みそにバルサミコを使うところがおシャレですが、酸味の主張はなく、甘味のために使われているのでしょう。なんといっても、ナスそのものがみずみずしいのにしっかりとした食感があり、大変おいしくいただきました。京の伝統野菜の一つであり、“ナスの女王”とも呼ばれ、京都でしか生産されない賀茂茄子。ここで出会えて幸せでした。

・メロンとキュウリ、甘酒のタルタル ミント風味

メロンとキュウリの甘酒

爽やかな見た目に違わず、ミントが効いてスッキリとした一杯。タルタルと名付けられるだけあって、底にメロンとキュウリが小さなキューブ状でザクザク入っています。食感としてはキュウリの印象が強め。甘酒の甘みがしっかりしているので、メロンは甘みの面でもサポート役。甘みとザクザクした食感と、ミントのクールさを楽しむユニークなお料理です。

スイーツ5種

ホテルザ三井京都ヴィーガンアフタヌーンティー2023夏スイーツ
画像は2人分

・抹茶ティラミス

表面の抹茶の緑色が深すぎて、アップで撮影したら、あまりおいしそうには見えず残念!もう少し撮影技術を上げたいものです。

抹茶ティラミス

大きな大納言と抹茶の下が豆乳で作られたマスカルポーネチーズで、最下段が抹茶のスポンジの3層構造。

抹茶ティラミス構造

チーズが豆乳由来であることがわかるほど濃厚な大豆の味がするにもかかわらず、マスカルポーネの味もする不思議な感覚です。スポンジ生地は甘さ控えめでフワフワ弾力。卵を使わずしてどうやってスポンジが作れるのでしょう?仕上がりが素晴らしかったです。

・豆腐レモンケーキ

豆腐レモンケーキ

ケーキという名のタルト。かなりズッシリとした重量感があります。レモンの酸味がそれほど強調されていないメインのペーストはとてもなめらか。豆腐という名前から、お豆腐っぽい食感を想像していましたが、お豆腐よりも水分が少なく、お豆腐よりもなめらかです。大豆の香りはするので、お豆腐かな?とは思いましたが(笑)。タルトがとてもサクサクしていて、小麦顔負け。聞けば、オーブンの進化で、米粉でも水分を飛ばし切った食感が作れるようになったのだとか。追及心たるや、素晴らしいですね。

・パイナップルタルト

パイナップルタルト

トッピングの黄色い花びらがゴージャス!タルトのなかに、甘いホワイトチョコレートクリームで生パイナップルが包まれています。パイナップルが爽やかに感じられました。

・ほうじ茶ブランマンジェ

焙じ茶ブランマンジェ

ほうじ茶と豆乳を合わせてこれだけのローストカラーを出しているだけあって、ほうじ茶の味が濃厚。普段よく焙じ茶を飲む身にも納得の一品!焙じた香りを残しつつ、決して苦くはない絶妙の按配が素晴らしく、抑えられた甘みも大人向きでした。

・カモミールとメロンのジュレ

カモミールとメロンのジュレ

見た目に涼やかな一品。カモミールとメロン果汁のジュレにメロン果肉が入っています。メロンの甘みを実感しますが、トッピングのイタリアンバジルの香りが爽やかにまとめてくれました。

焼き菓子4種

・ヴィーガンクッキー(プレーン/カカオ)

ヴィーガンクッキー

純粋においしいクッキー。さっぱりとした甘みで紅茶にもピッタリ。ココナッツが若干含まれ、適度な湿度で重すぎず軽すぎずのよい塩梅。

・ココナッツマフィン

ココナッツマフィン

口元に近づけただけで、ココナッツの香りが漂うマフィン。食べてみると、ココナッツのシャキシャキとした食感がします。レモンのコーティングがされているので、酸味をアクセント的に感じます。

・バナナマフィン

バナナマフィン

こちらは香りは強くありませんが、口に含むとバナナのまろやかさ広がりました。スコーンの代わりにしっとりとしたマフィンを堪能。

コラボレーション・アフタヌーンティーの特典

特典クーポン

今回のプランには、BROWN RICEの親会社であるニールズヤードレメディーズのスキンケアアイテムのプレゼントが含まれていました。受取りは、以下の店舗です。

店舗:ニールズヤードレメディーズ 京都BAL店
住所:京都府京都市中京区河原町通三条下ル山崎町251 京都BAL4F
電話:075-221-1750

営業日時
11:00-20:00(不定休)

最寄り駅
阪急 京都河原町駅 徒歩7分
京阪 三条駅 徒歩8分
市バス 四条河原町 徒歩5分
※駐車場はありません

受取り期限 2023年9月30日

私は当日帰京する時間の関係で受け取っていませんが、うれしい特典ですね。同行の友人は関西在住なので、受取り期限までに店舗に赴くそうです。

まとめ

代替的にではなく、本業として永年ヴィーガンの料理やお菓子を提供しているBROWN RICEと、サステナブル・ヴィーガン料理で著名な方をコンサルタント・シェフを擁するHOTEL THE MITSUI KYOTOのコラボアフタヌーンティーは、独創性がありました。特にお食事の完成度が高く、ヴィーガンの可能性と、シェフの想像力の豊かさに刺激を受けた次第です。

今後のアフタヌーンティープラン

本記事執筆時点で発表されている今後のアフタヌーンティーは、旬を迎えるぶどうのなかでも、華やかな香りと強い甘みが特徴で近年大人気の“シャインマスカット”をテーマにしたプランです。

「シャインマスカット アフタヌーンティー」

期 間  : 2023年9月1~30日1ヶ月限定
時 間  : ➀ 12:00 ~  ② 14:30 ~ (2時間制限/2部制)
料 金  : ¥7,100(ドリンク2 種類)/ ¥7,700(ドリンクフリーフロー)
※税込・サービス料込

夏から秋に移ろう季節。目の前に広がる日本庭園の変化も愉しみですね。

HOTEL THE MITSUI KYOTOへのアクセス

住所
京都府京都市中京区油小路通二条下る二条油小路町284

地図
HOTEL THE MITSUI KYOTO 地図

最寄り駅
地下鉄東西線「二条城前」駅  2番出口徒歩3分
地下鉄烏丸線「烏丸御池」駅  2番出口徒歩10分
京都駅から 車で約15分
※ホテルの入り口は油小路通側

空港から京都駅まで
関西国際空港(KIX)JR特急はるかで約75分/空港リムジンバスで約85分
大阪国際空港(ITM)空港リムジンバスで約50分

お車の方
名神高速道路「京都東IC」より約30分
名神高速道路「京都南IC」より約25分
関西国際空港(KIX)から約100分
大阪国際空港(ITM)から約60分

■駐車場23台

※記載は、2023年8月時点の状況です。ホテルご利用の際は、最新の情報をご確認ください。

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