【宿泊記】チャプター京都 トリビュートポートフォリオホテルのブログレビュー ※プラチナエリート
月に2〜3度国内出張があります。ビジネストリップなので、ラグジュアリー感よりも効率を優先しています。そんな視点で、ホテルの滞在について書きたいと思います。
今回は、チャプター京都 トリビュートポートフォリオホテルに宿泊した際のブログレビューを宿泊記として残します。
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1. チャプター京都 トリビュートポートフォリオホテルの立地は
チャプター京都 トリビュートポートフォリオホテルは、ホテルオークラやリッツカールトンなども立ち並ぶ、まさに日本の観光都市京都の中心に位置します。
京都駅からバスで「京都市役所前」を目指すと、バス停から2〜3分です。ただ、バスは時間によって混んだり渋滞したりすることもありますので、地下鉄烏丸線で烏丸御池駅乗り換え東西線京都市役所前駅を使用するのも良いでしょう。タクシーですと、1500円くらいです。
2. マリオットボンヴォイ会員のアップグレードについて
入口1階を入るとすぐ右手にフロントがあります。あまり広くないので、担当の方は2~3人、時間によってはチェックインの列が長くなることもあります。
予約時のお部屋は、「モデレートダブル シャワーブース」のお部屋です。でも、マリオットボンヴォイの会員で、昨年プラチナエリートを取得しましたので、「スーペリアツイン シャワーブース」のお部屋にアップグレードしていただきました。
この他に、プラチナエリートは以下の中から特典をチョイスすることができます。
- 後々宿泊などに使えるMarriott Bonvoyポイント1000ポイント
- 自家製スイーツのセット
- 翌日の朝食ビュッフェ
その他に、17:00~18:30は「チャプターディライト」と言って、1Fのレストラン「Chapter the Grill」で、ビールや日本酒などのアルコール、ソフトドリンクの他、サラダやチーズ、揚げ物などの軽いオードブルが楽しめます。
こちらのレストランは、後述の夜食、翌日の朝食でも使われます。
3. ドーミーインか? Bonvoyそばのお楽しみ
また、21:00から21:45まで、Bonvoy会員向けの「Bonvoyそば(深夜京そば)」の提供があります。昨年泊まった時には、自分でチャッチャっと湯切りができるラーメンが提供されていましたが、今は京そばのようで、京都らしいお揚げや九条ネギ、ゆずを自分で好みにトッピングします。
そばが提供されていたのは1Fのレストランのカウンターでしたが、1Fには大浴場もあり、入浴後に(後述の)部屋着のままそばの列に並んで、注意をされている方もいらしたので、ここは気をつけないといけないポイントかと思います。
夜提供される麺としては、ビジネスホテル、ドーミーインの「夜鳴きそば(ラーメン)」が有名ですが、ビジネスマンが夜食を啜るビジネスホテルとは違い、多国籍の言葉が飛び交いながらそばを楽しむ夜のレストランは、まるで海外の人気スポットに迷い込んだようで、その場に居るだけで楽しかったです。
ちなみに、このBonvoyそばは、メンバーとメンバーの連れは無料で楽しめますので、ご家族やお友達も遠慮なく小腹が満たせますね。
ただし、数量限定ですので、宿泊客の多い土日などは、早めの利用をお勧めいたします。
4. 客室(スーペリアツイン シャワーブース)
さて、お部屋はいかにも京都らしく、入口から一段上に靴を脱いで上がるようになっています。トイレとシャワーブースは独立型で、お部屋の床もトイレの床もつや消しのフローリングで温かみがありますが、ベッドの周りにはさらに畳が敷いてありましたので、裸足で歩き回りたいくらい快適でした。
お部屋の手前には洗面台、中央にベッド、奥には、丸テーブルと椅子がひとつ、カウチソファもおいてあるので、ベッドと壁際のテレビの間がそこまで広くないこともあり、荷物を広げる場所を考えてしまいました。結局、入口に広げたのですが、靴を脱ぐのが前提の床だとキャスター付きのバッグを上げられないので、せめてクローゼットに荷物が置けるようになっていたら良かったな〜と思いました。
クローゼットは120センチ幅で奥行きが30センチほど。上半分はハンガーが掛けられるようになっていて、下半分は三段で、部屋着とランドリーバッグとスチームアイロン置かれていて、いっぱいいっぱい。
以前は、大浴場に荷物を持って行くための網目のバッグ(湯かご)や屋内用のサンダル(館内ばき)も部屋に用意をしてあったのですが、持ち帰ってしまうお客様が多くて数が足りなくなってしまったそうで、今は、フロントで貸し出しをしているそうです。
その他、セキュリティボックスはランプテーブルの下部、そして面白いのですが、冷蔵庫とお茶道具、飲み物などのアメニティは、洗面台の横側についていて、よくよく見ないと分からないかもしれません。
5. 京都らしい部屋着の着心地は
部屋着の上着は、藍染の柔らかなコットンで、ズボンはジャージ生地です。新しい湯足袋(爪先が2つに割れた靴下)が置いてあったので、風呂上がりに履いてみました。保温効果があるそうで、持ち帰りもして良いのは嬉しいですね。
部屋着と館内ばきのまま1Fの大浴場まで行って良いことになっているのですが、同じ1Fのロビーやレストランは、部屋着と館内ばきは不可となっています。とはいえ、エレベーターから降りて、片側は大浴場、反対側はロビーになっていて、夜そばの行列ができていたり、お部屋に持って帰れる無料のネスプレッソマシーンが置いてあったりすると、ついつい大浴場の後にそのまま列に並んでしまうこともあるでしょう。
そこを注意されてしまうのは、なんだかお気の毒な気もします。旅館の良いところをホテルに取り入れているのであれば、部屋着で通るロビー側に仕切りの目隠しをするなどをすると良いと思いました。
6. 京都小川珈琲が味わえる客室のアメニティ
アメニティは、いたってシンプル。
洗面台には、ハンドソープ、クレンジング、フェイシャルローション、フェイシャルエマルジョン(美容液)。MILLENNIUM ORGANICS社の製品で、イタリアのトップサロンのために開発されたオーガニックの商品とか。人工的な香料ではない自然由来の精油の香りは、たっぷり使えるボトルサイズが嬉しいですね。
その他に、歯ブラシ(歯磨き粉)、ボディウォッシュタオル、シェーバー(シェービングジェル?使ったことがないのでジェルかフォームかは不明)、ブラシ…が使い捨てのグッズとしてあります。
水は2本(ツインだから?)、部屋付のコーヒーマシーンはありませんでしたが、バルミューダのケトルと辻利のパック煎茶、京都小川珈琲のドリップバッグ、砂糖、Creapスティックが2つずつありました。
ワイングラス、ウォーターグラス、マグカップが2つずつ。
フロントで小倉荘のおかきをいただいたので(宿泊者みなさんいただけるそうです)、京都小川珈琲を入れて夜のお楽しみに……。あ、おかきなら辻利のお茶かも。どちらにしても笑顔になってしまう香りです。
7. 露天風呂つきの大浴場で癒される
さあ、ビジネスや観光の疲れを大浴場で癒しましょう。こちらは温泉ではありませんが、「清水」が地名になるほど綺麗な地下水を汲み上げて使っているそうです。
石庭の見える半露天風呂もあり、こちらは、体が芯から温まる「竹炭湯」とのことでした(女性用の大浴場について書いています)。
風呂場のソープ類、化粧台の基礎化粧品は、部屋にあるものと同じブランドMILLENNIUM ORGANICS社のセットの他、日本のオーガニック化粧品ブランドOSAJIのものがありました。
ドライヤーは、Refa。ロッカーの中まで綺麗に掃除されていて、快適でした。
お風呂を出たところに、2種類の冷たい飲み物が用意されていました。黒酢とざくろラズベリー酢は、どちらも飲みやすく薄められていて、乾いた喉を潤すのにちょうど良い酸味でした。
8. 室内の空調とベッドが一番大切
さて、私がホテルを選ぶ時に一番大切にしていることは、翌日のパフォーマンスを下げないこと。そのために大切なのは、室内の空調とベッドです。
空調が古いものですと、埃が溜まっていることもあり、朝までに喉をやられてしまうことがあります。
その点こちらのホテルは、エアコンのモニターはがベッドの近くで操作しやすく、シャープ製の空気清浄機も設置してありましたので、加湿もできてとても安心でした。
ベッドはシモンズ製とお聞きしました。沈み込んだり軋んだりすることがなく、本当に快適です。また、しっかりと空気を含んだ羽の枕は、同じタイプのものが2個重ねて置かれています。ベッドが良いと睡眠の質が高まり、時間が短くてもスッキリ起きられるので、翌朝からバリバリ動けます。
9. 京のおばんざいが美味しい朝食ビュッフェ
こちらのホテルの楽しみは、とにかく豊富な京のおばんざい(惣菜類)。
普段はパン食の私も、思わずあれこれ選んで和食にしてしまう……。とはいえ、実はパンの種類も豊富で、発酵バターのクロワッサンやら京都らしくよもぎパンやらが、カウンターにいっぱい並んでいますし、パンに合うおかずもたくさん並んでいます。
リアルやドライフルーツ、各種チーズだけでなく生ハムの原木まであるのは、本気度が伝わってきて良いですね。
そしておばんざい。京の野菜、万願寺とうがらしのグリル、小松菜と京揚げの煮びたし、柚子大根、高野豆腐、上品なお稲荷さん。
お稲荷さんが嫌いな人って、いるかしら〜とか言いながら、ついつい取ってしまいます。
それから、昨夜のそばに続き、朝はおうどん。
隣には、京風おでんに京都嶌本豆腐店の湯豆腐、ごはんは羽釜炊きです。
また、見逃せないのが、季節季節の和菓子の数々。三色団子に抹茶おはぎ、道明寺桜餅、わらび餅……。
みなさんが行かれる時期は、どんなお菓子があるのでしょう。楽しみにいらしてくださいね。
10. ジムを含めた館内設備とチェックアウト
ジムは1Fの大浴場の手前にあります。
大きくはありませんが、ランニングマシーンを含めて24時間無料で使えます。
フィットネスウェアやシューズのレンタルもあるそうで、荷物が重い時には便利ですね。
その他、喫煙所は1F、製氷機とサントリーの自動販売機(ソフトドリンク)は5F、コインランドリーは2Fと1Fの大浴場内にあります。
Wi-Fiは宿泊者は無料で使えます。
また、ロビーには自由に使えるネスプレッソマシーンが置いてあり、デカフェを含むコーヒーのカセットが4種類あります(取材当日は1種類品切れしていたので、3種類しかありません)。
電源もあるコワーキングスペースや部屋まで持って行って飲めますので、部屋にネスプレッソがなくても気になりませんでした。
ロビーのコワーキングスペース前には、「チャプター(章)」という名前に相応しい「手のひら一筆箋」の数々が飾ってあり、どこかの誰かの京都の思い出、おすすめ場所などを認めた一筆箋を選んで持ち帰ることができます。
また、自分オリジナルの一筆箋を作ることもできるようです。カレンダーにその他のイベントと共に、「活版印刷で一筆箋カバーを作ろう体験」の日も書いてありますので、ホテルの中でも十分楽しめそうです。
11. チャプター京都 トリビュートポートフォリオホテル宿泊記まとめ
全体として、海外の方達が「日本の古都京都」を感じながらも快適に過ごせるような気配りのあるホテルでした。
私はビジネス泊でしたので、イベントなどは体験しませんでしたが、ロビーのコワーキングスペースが思ったより使いやすく、コーヒーやチャプターディライトで軽いオードブルや日本酒の利酒を楽しみながらオンラインミーティングもできてしまいました(笑)
ご家族連れも多くいらしていて、くつろぎやすい雰囲気なのだろうと思いました。
帰り際にいただいた飴玉もとても上品で、かわいいお土産になりました。
ありがとうございました。