一流成功者の海外旅行術

グランドハイアット福岡「水辺のアフタヌーンティー」

グランドハイアット福岡「水辺のアフタヌーンティー」
PrimeTravel編集部

8月の週末に福岡を訪れる機会があり、桃とマンゴーをふんだんに楽しめるアフタヌーンティーを「グランド ハイアット福岡」で見つけて行って参りました。ホテルラウンジでリゾート感覚を満喫しましたので、レポートいたします。後半に2025年初秋のメニューもご紹介していますので、最後まで是非ご覧ください。

ハイアット&ホテルリゾーツのご紹介

グランドハイアットの母体は、世界76カ国に1,300件以上のホテルや宿泊施設を運営する国際的なアメリカ系ホテルグループのハイアット&ホテルリゾーツです。5つのカテゴリーにわたり18のブランドを展開しています。日本では4カテゴリー(ラグジュアリー/ライフスタイル/クラシック/エッセンシャル)のホテルブランドが約20軒(2025年現在)あります。

グランドハイアット福岡のご紹介

出典元:グランドハイアット福岡

ハイアットブランドの中でも伝統的なスタイルを誇り、“クラシック”カテゴリーに分類される「グランドハイアット」の第一号店は、1980年にアメリカのニューヨークで誕生。 日本で最初に開業したのは、こちら「グランドハイアット福岡」。1996年のことで、九州における外資系ホテルとしても先駆け的存在です。敷地内に180mの運河(キャナル)が流れる福岡博多の商業文化複合施設「キャナルシティ博多」に位置し、利便性が高い大型ホテルで、足を運ばれた方も多いのではないでしょうか。

アフタヌーンティー会場「バーフィズ」

アフタヌーンティーは、正面玄関から入って目の前から階下にかけて座席が配されている「バーフィズ」で提供されています。

実は2025年7月18日にリニューアルオープンしたばかりのフレッシュな内装。コンセプトはグランドハイアット福岡のコンセプトである「東洋と西洋の融合( East Meets West )」。フロア一面に広がる朱色のカーペットは、博多織がモチーフだそうで、グランドハイアットブランドの特徴の通り、その地の息吹を感じる個性的なデザインが活かされています。

かつてはバー機能を重視してソファ席がメインだったところ、リニューアルにてテーブル席が新設され、あらゆるゲストの様々なシチュエーションで利用しやすくなったのではないでしょうか。

地階から2階迄3層を貫く高さの円柱が印象深く、ダイナミックな空間はとても開放的。全面ガラス張りからは「キャナルシティ博多」のキャナル(運河)を利用した躍動的な噴水が目前に臨め、リゾート気分が味わえます。

毎晩開催されるライブミュージック用には透明ピアノが!

空間に溶け込む演出が素敵です。都会の中心にあるホテルで味わえる非日常です。

「バーフィズ」へのアクセスは、1階正面玄関のほかに、「キャナルシティ博多」の運河側から直接バー入口に入れる経路もあります。詳しくは本記事最後の【アクセス】をご参照ください。

案内されたのは、自然光が降り注ぐ窓際のキャナル席。いよいよアフタヌーンティーの始まりです。

水と光のスペクタクル

ガラスを挟んだ目の前のキャナルでは、音も動きもかなりダイナミックなアクアパフォーマンスが定期的に繰り広げられます。目の前で勢いよく水が吹き上がり、その高さはときには建物の5階近くまで届き、かなり迫力あります。ガラス越しに見ていても涼感を楽しめ、通年イベントではありますが、暑い季節には特におすすめです。

「ピーチ&マンゴーアフタヌーンティー2025」の内容

係の方によると、お食事は2回に分けて提供されるとのことでした。 早速運ばれてきたのは、ウェルカムドリンク。

冷たいピーチジュースに、ほのかにアールグレイが香り微炭酸のシュワっとしたのど越しもあるノンアルコールカクテルです。暑さでほてっていましたが、一気にクールダウン!

お飲み物

ドリンクメニューの詳細は、後述の【まとめ】に記載しますが、中心をなす紅茶は「リーフル」ブランドが採用されています。インド、セイロン(スリランカ)、中国、ネパールの名だたる茶園から毎シーズン厳選した茶葉を直接仕入れている信頼のブランドに、こちらで初めて出会いました。ブランドシグネチャーであるダージリンはもちろん、ブレンドティーもラインナップされ、紅茶愛好者こそ満足されると思います。ハーブティーのご用意もあり、カフェインを避けている方をふくめ、様々な年代の方に受け入れられる品揃えです。

セイボリー

■マンゴーと阿蘇自然豚の生ハムサラダ

マンゴーの上に鎮座する生ハムはとてもみずみずしく、乾燥させていないタイプ。肉厚にスライスされ、しっとりしていて塩気が控えめ。とてもフレッシュな感覚。新鮮な白身のお刺身に近い食感です。発酵はさせていない感じで、癖がなくさっぱりといただけます。このハムの原材料である阿蘇自然豚は、ミネラルを豊富に含んだ阿蘇の湧き水で育てているそうで、一般豚肉よりも鉄分やマグネシウムが多いとのこと。ミネラル分が多く、しかも美味!マンゴーと相まって瑞々しい食感を堪能。更に生ハムの塩気とフレッシュマンゴーの甘さが相互に強く逆方向に引き合って、見事なバランスがお口の中で新たに生まれます。優れた食材の選択が、シンプルな調理で華咲いた一品。

■タラバガニとエビのクリームコロッケ 葡萄ソース

揚げ物なのにこんなに爽やかな見た目にまず釘付け!ガラス容器もさることながら、コロッケをソースに沈める盛り付けアイデアが大胆ですね。

ふんわりクリームコロッケの中には刻まれたタラバガニやエビがゴロっと入っていて、想定外に食感しっかり目。葡萄ソースの甘さと、海産物の塩味という反対の味で、噛みしめるごとにシーソーゲームが進んでいく印象。噛みしめる感覚とクリーミーな舌触りと甘みと塩味というさまざまな要素がそれぞれ主張し合っているのに、中心軸はブレない感じ。すこし甘めのウェルカムドリンクとの相性も抜群でした。

■ドライフルーツピザ

3mmぐらいの厚さがあり、しっかりしているのに堅くない、パンともピザとも特定しがたい生地の上にしっとりとしたフルーツが載っています。ドライフルーツとも加熱フルーツとも判別がつかない半生のような水分があり、しっかりとした甘味を淡泊な生地のお皿でいただきます。複数のフルーツが載っているので、一口サイズにもかかわらず、味に複雑さがあります。自然な甘みで美味しくいただきました

■博多和牛のグリルと桃のミニバーガー

福岡のブランド牛「博多和牛」が、ひき肉ハンバーグではなく、贅沢にも一枚スライスで挟まれています。「博多和牛」は、福岡県内産の稲わらをたくさん食べて育ち、やわらかくてジューシーで、上質な脂肪の甘みや香りの高さが特徴です。脂身を含んだお肉は照り焼きに近い和風バーベキューソース味で仕上げられ、桃の甘いコンポートとの相性抜群!一切れ添えられたルッコラのピリッとした辛味効いて、大人用のバーガーです。見た目の可愛らしさとは相反して、しっかり食事を頂いた満足感がありました。

スイーツ

セイボリーを頂き終えたところで、かき氷が運ばれて来ました。アフタヌーンティーでかき氷に出会えるとは想像だにしていなかったので、とてもビックリ!見た目に上品で涼やか。

■かき氷 桃のコンポート ココナッツメレンゲ

氷の上にはトッピングがゴロゴロしています。まずは、メニューテーマの1つであるピーチが、一口にはやや大きめのサイズで盛られています。フレッシュな白桃で贅沢です。もう一つの長い棒状のトッピングは、なんとココナツ風味のメレンゲです!嚙み砕く食感がありながら、とても軽く、氷で冷え過ぎて味覚が鈍感になるお口の中を落ち着かせてくれたメレンゲは、アイスクリームに添えられるウエハースの役割ですね。かき氷自体は、冷たい100%桃ジュースを飲んでいるようなあっさりとした甘味。メレンゲは甘さのパンチにもなりました。

実はこのかき氷、食べ進めるごとに驚きがほかにも隠されていました。一見白っぽい仕上がりの一品ですが、中にはフレッシュラズベリーが埋もれていました。目に鮮やかなこの一粒が突然現れると、宝物を発見したような楽しい気持ちに!甘酸っぱいセンセーショナルな味とプチプチとした食感も加わり、スプーンを進めずにはいられません。

さらに氷の発掘を進めると、一番底には杏仁豆腐といいますか、アーモンド風味のブラマンジェが!シャリシャリの氷がじわっと溶ける食感から、つるんとした滑らかな舌触りが加勢。最初から最後まで変化に富み、飽きることを知らずに頂きました。アフタヌーンティーの一品にオリジナリティ溢れるかき氷を添えるアイデアに脱帽です。

■マンゴープリン ココナッツとタピオカソース

アジアな美味しさが凝縮され、奇をてらわない定番の逸品。かき氷で興奮しすぎた私を落ち着かせる上品な甘さでした。

■桃のクラフティ

見た目はタルトっぽいですが、タルトよりも随分軽く、ホロっと崩れる生地の中に、ダイス状にカットされた白桃が入っています。白桃は、コンポートというより、生のものを入れて全体を焼いたのでしょうか、硬めというか、火入れが抑え目で食感がしっかり残っていて歯ざわりを愉しめます。甘さ控えめで素材の味を感じられた逸品。

■カカオパルプのムース マンゴーのコンポート

カカオパルプとは、カカオの果肉のこと。初めてお目にかかりました。その自然な甘酸っぱさが活かされたムースは、サッパリとした味わいをなめらかに楽しめる一品。底に隠れた軽いクッキー台座がサクサクとした食感を加えてくれます。トッピングのマンゴーは生ではなく、敢えて加熱されていて、ムースの食感と一体化!食べられる小さなパンドラのようです。

■葡萄のベイクドチーズケーキ

こちらはまず、見た目に釘付け。どうしたら葡萄をこんなに薄くスライスできるのでしょうか??食べてみると、カスタード風味が強いチーズケーキ。カスタードチーズムースとも言えるほど、非常に柔らか。この柔らかさにはトッピングの葡萄も繊細な薄さがフィットするのかもしれません。

■桃のムース

愛らしい形状とデコレーションに目を奪われ、どうやって食べるか悩ましかったのですが、お口に運ぶと、とにかく滑らか!そして桃の自然の甘み心が安らぎます。ホワイトチョコレートのおいしさが印象的でした。

■マカロン


パッションフルーツの酸味がよく効いて、甘みも香りもしっかり。はっきりくっきりした味わいは、発色の良い見た目と好バランス。小ぶりながら、主張のあるガトーです。

■スコーン

2つあるうちの一つは、ゴルゴンゾーラがゴロっと一緒に焼きこまれた大胆な一品。スイーツを抜け出した立派なお食事に仕立てられています。添えられた桃ジャムをつけると、チーズの塩気が一層引き立ちます。もう一つのスコーンは、定番のプレーン。こちらはクロテッドクリームをたっぷりつけて頂きました。

お食事第二弾

最初に「お食事は2回に分けて提供」とおっしゃっていましたが、かき氷を食べ終えてしばらくした頃に登場しました。係の方が大きなトレーで、プチフールを運んで来てくださり、「お好きなものをどうぞ」薦めてくださいました。遠慮なく、全種類を1ずつ頂いたのがこちらです。

・ほうれん草のキッシュ
・マドレーヌホワイトチョコレートがけ
・カヌレ レモンビール載せ
・アーモンドプードルクッキー
・抹茶のチョコレート
・ フルーツコンポート

まとめ

かき氷が登場したり、お食事が時差をもって段階的に提供されるという、驚きのあるアフタヌーンティーは今回が初めてでした。また、季節のフルーツに地域の上質な食材を組み合わせるのは、グアランドハイアットのコンセプトにもピッタリ!ゲスト側としても、自然と地域に興味が湧き、「また来たい。」という想いにもつながります。

お食事の1つ1つのサイズが小ぶりなのも、個人的には大変有難かったです。すべてを最後までおいしくいただくことができました。全体的に甘さ控えめなのも、2時間を愉しみ続けられた秘策の一つに思います。

スタッフの方々は、皆さまお若いにも関わらず、柔らかな物腰しで落ち着きがあり、好印象でした。

開放感のある心地よい空間で、水が織りなすショーも楽しみながらいただけるアフタヌーンティーは、なかなかないものなので、ぜひ一度、体験してみてください。

【ピーチ&マンゴーアフタヌーンティー】

出典元:グランドハイアット福岡

期間:2025年9月14日(日)迄 ※数量限定
時間:1部14:30~ / 2部 17:30~ ※2時間制
料金:5,500円(税込)※別途サービス料(15%)

<ウェルカムドリンク>
アールグレイ ティー ベリーニ

<セイボリー>
博多和牛のグリルと桃のミニバーガー
マンゴーと阿蘇自然豚生ハムのサラダ
ドライフルーツのピザ
タラバガ二と海老のクリームコロッケ葡萄ソース

<スコーン>
プレーン・カマンベールチーズ
クロテッドクリーム・桃ジャム

<スイーツ>
桃のムース レモングラスと桃のコンポート
マンゴーとパッションフルーツのマカロン
桃のクラフティ
葡萄のベイクドチーズケーキ
マンゴープリン ココナッツとタピオカソース
カカオパルプおnムース マンゴーのコンポート

<シェフのお薦め>
かき氷 桃のコンポート ココナッツメレンゲ

<プチフール>
キッシュ/マドレーヌ/カヌレ/チョコレート/ジェリー
など

<ドリンク>
オリジナルブレンドティー(セイロン・レモングラス・ローズレッド・コーンフラワー・アップル)
ダージリン(オレンジバレー農園2022セカンドフラッシュ)
アッサム(アムグーリー農園2020セカンドフラッシュ)
ウヴァ(グリーンフィールド農園2019)
サンキストベリー(ローズヒップ・ハイビスカス・オレンジピール・ふぉらいストロベリー・ドライラズベリー)
ドリーミールイボス(ルイボス・レモンマートル・オレンジピール・エリカ・マリーゴールド)
ミンティーカモミール
(ジャーマンカモミール・スペアミント・レモングラス・ラベンダー・ローズレッド・コーンフラワー)
ライチ―ティー
マンゴーティー
サマーシトラスティー(レモンバーベナ・レモングラス・スペアミント)
コーヒー
カフェラテ
カプチーノ
エスプレッソ
カフェモカ

2025初秋のグランドハイアット福岡アフタヌーンティー

9月15日からは、アフタヌーンティーの秋メニューが始まります。期待できる内容なので、ご参考になさってください。

【マロン&シャインマスカットアフタヌーンティー】

出典元:グランドハイアット福岡

​期間:2025年9月15日(月・祝)~11月14日(金) ※数量限定​​
時間:1部14:30~ / 2部 17:30~ ※2時間制 ​​
料金:平日4,950円 土日祝日5,500円(税込)※サービス料(15%)別途​​​

<ウェルカムドリンク>
エーデラ(シャインマスカット・ジンジャービア・ミント)

<スイーツ>
GHFオリジナルハーブティーのジュレとシャインマスカット
熊本県産和栗とシナモンのモンブラン
シャインマスカットとレモンバームのショートケーキ
栗とバニラのコーヒーケーキ
シャインマスカットとバジルのタルト
アプリコットとマロンのシブースト

<シェフズ スペシャル>
シャインマスカットのソルベとピンクペッパーのクレメダンジュ

<スコーン>
プレーンスコーン / 栗のスコーン
コンディメント(クロテッドクリーム / 紅茶のミルクジャム)

<セイボリー>
シャインマスカットと阿蘇自然生ハムの和紅茶クレープ
栗の食パンでサンドした平飼いたまご「あかねの虜」のたまごサンドウィッチ
パンプキンミルフィーユ
宮崎県産しまうら真鯛のタルタル

<ドリンク>
紅茶専門店リーフル社の紅茶やオリジナルブレンドハーブティー、 コーヒー、カフェラテなど15 種類からお好きなだけ

グランドハイアット福岡アフタヌーンティーのご予約方法

グランドハイアット福岡公式
TEL: 092-282-2803
WEB:グランドハイアット福岡2025初秋アフタヌーンティー

アクセス

グランドハイアット福岡

〒812-0018 福岡県福岡市博多区住吉1丁目2−82

地図

西改札口を出て1番出口方面へ進みエレベーターで2階へ。
「キャナルシティ博多」の標識に沿って進みエスカレーターでB1へ。
正面ドアから外へ出て、建物沿いに進み、キャナルを渡る連絡通路入口からホテル地階「バーフィズ」に直接アクセス可能

★その他主要交通機関要所からもほど近く、お車でのアクセスにも便利です。
博多駅(JR):約1.1Km
西鉄福岡<天神>駅(西鉄天神大牟田線):0.8Km
天神駅(福岡市地下鉄 空港線):1.5Km
福岡空港 : 約5.5Km

【駐車場】
「キャナルシティ博多」の駐車場を利用

平日終日:200円/30分
土・日・祝日終日:200円/30分
※年末年始など料金が変更になる場合有

◆「バー フィズ」 利用割引◆
2,500円以上の利用で駐車料金1時間無料になるので、アフタヌーンティーご利用時は、ホテル従業員の方に駐車券を提示して、駐車料金割引サービスのご利用をお伝えください。

ABOUT ME
PrimeTravel
PrimeTravel
プライムトラベル編集部
PrimeTravelでユーザーの皆さんだけではなく家族や恋人などの人生も旅を通して豊かになれば幸いです。 最高の旅行ができるよう旅行に関する情報を多く発信して日本の旅行業界に貢献していきます。
記事URLをコピーしました