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ヒルトン系列

【宿泊記】Humble House Taipei(ヒルトン系列)をブログレビュー

【宿泊記】Humble House Taipei(ヒルトン系列)をブログレビュー
PrimeTravel編集部

2024年4月下旬に台湾出張の際に宿泊したHumble House Taipeiの滞在記と台北の近況についてご紹介します。

台湾と香港の二都市を回る出張は今年で2回目ですが、今回は台湾及び香港を1週間で移動する少々慌ただしいスケジュールでしたが本ブログは台湾編です。

シンガポール・チャンギ空港〜台北桃園空港

今回はシンガポールチャンギ空港からエバー航空で台北まで移動です。

搭乗ゲートはB8でしたが今回は出発まで少し時間があったので、搭乗ゲートから逆方向のSATSラウンジへ向かいましたが何と改装中の張り紙が・・。

気を取り直して別のラウンジを探した所、Ambassador Transit Loungeが利用可能でした。ラウンジ自体はシャワーも完備しており快適に過ごせましたが、残念ながら食事のクオリティはイマイチでした。

アルコールについては受付でバウチャーを貰い、一杯無料で飲めますがあまり飲ませたくない雰囲気を醸し出す案内板が置いてあり、飲酒しなかったにも関わらず、ケチくさく少々興醒めです。(過去に泥酔したお客さんがいたからかも?)

搭乗時間が近づいてきたので移動です。今回はプレミアムエコノミーのチケットが取れたので普段よりも少し上質な移動になります。

フライト自体は4時間前後ですので東京への移動(7時間前後)と比較するとかなり早く感じます。機内食ではマサラチキンライスか白魚グリルのバジルソース和えを選べたので今回は白魚のグリルを選びます。筆者は中国語は喋れませんが繁体字ですと割と簡単に意味を予想出来ますね。余談ですがメニュー画像内の「北非小米」はクスクスを指します。

肝心の味ですが、冷菜は新鮮、メインも上品な味付けで大変美味しかったです。EVA航空については食事の質は全般的に高いので安心感があります。

桃園空港〜Humble Houseへの道のり

食事もひと段落し、無事桃園空港に到着です。日本のパスポートであれば、台湾入国の際にオンライン入国カードを事前に記入すればビザ無しで入国出来るので非常に楽です。今回はたまたまサンフランシスコからの到着便と同じタイミングだったせいか、入国審査の列が長めでしたが特にトラブルも無くチェックインした荷物を受け取ります。

本当はタクシーでの移動を考えていましたが、タクシー待ちの行列が余りにも長いので、桃園空港から空港MRTで台北駅まで移動する事にしました。改札口で販売員の方が日本語でイージーカード(PASMOの様なICカード乗車券)の購入を勧めてくれたのでそちらを購入します。

台北駅まで特にトラブルも無く無事到着です。前回台北駅でタクシー待ちをした結果30分近く待つハメになったので、今回はホテルまでの道のりを全て電車と徒歩でチャレンジです。成田空港から成田エクスプレスで新宿駅近辺のホテルに移動する様なイメージといえば伝わるでしょうか。

台北駅はご想像の通り日本で言う東京駅の様な巨大なターミナル駅で同様に迷いやすい事で知られている様です。

Humble Houseは台北メトロ板南線の台湾市政府駅(Taipei City Hall)が最寄駅ですので空港MRTの台北駅から板南線の台北駅まで徒歩で15分ほど移動します。ずっと地下道ですので涼しいですがスーツケースを持っていると中々ハードです。

台北駅構内の構造や案内板ですが、デザインやレイアウトが日本のそれに非常に近く、「今東京駅だっけ?」と錯覚してしまうレベルです。お陰で中国語を喋れなくてもそれほど迷わず移動出来ます。

また台湾市政府方面とは逆方向ですが、板南線の路線案内図を見ても「板橋」や「府中」といった駅名が踊っており、ここは東京か?と再び錯覚を起こしてしまいました。笑

無事台湾市政府駅に到着です。5番出口から徒歩5分ほどでホテルですが、ここでも見渡す限り三越の店舗という衝撃の風景が。これらのデパートは新光三越ブランドで台湾の新光グループと三越伊勢丹ホールディングスが提携・出資しています。

台湾市政府駅からHumble Houseまでの徒歩ルート

信義新天地エリアだけで4店舗もあり、三越村とも呼ばれている様です。日本でもここまで三越の店舗が密集している光景は見た事も無く度肝を抜かれました。

Humble House Taipeiの宿泊記ブログレビュー

お上りさん状態で移動しつつようやくホテルに到着しました。6階のロビーまでエレベーターで移動です。チェックインし、20階のダブルベッドの部屋に案内されました。

部屋の内側ですが入り口すぐ右がバス・トイレとなっており、奥にベッドというレイアウトです。部屋は清潔に掃除されており、快適に過ごせました。

三越のデパ地下で夜食

この日は到着が遅かったので、夕食は食べに行かず、デパ地下で少しだけ食べ物を買って済ませる事にしました。という事でホテルの隣にある新光三越A8館のデパ地下に行ってみます。

台湾といえば台湾パイナップルですが、一個700円弱で販売されていました。三越なので、恐らくかなり割高だと思いますが意外と日本での販売価格と大差無く驚きました。(恐らく街中のスーパーであればもう少しリーズナブルな値段かと思います)

メロンも陳列されていましたが、写真の卡蜜拉哈蜜瓜は「カーミーラーハーミーグァー」と読むそうです。YouTubeでも紹介されていましたがカミラメロンと言う新種のメロンでかなり美味しいみたいです。(食べてみればよかった・・)

フルーツ類は南国だけあり、豊富に並んでいました。またある意味予想通りですが、日本の食材も豊富でお刺身やお寿司はもちろんの事、すみっコぐらしの切り餅まで置いてあり、また日本に迷い込んだ気分になります。笑

ホテルのプールと朝食

翌朝はホテルのジムで汗を流しました。残念ながら写真を撮り忘れてしまいましたが、設備的には申し分のないクオリティでした。このホテルの特色として7階に屋外プールがあり、折角なので行ってみました。

プール自体はそれほど大きくないですが台湾ビジネス中心街のビル群に囲まれており、圧巻の風景でした。また左手の国泰金融中心(Cathay Financial Center)の奥にねじれたデザインの建物がありましたが高層住宅「陶朱隠園(タオヂュインユェン)」と言う熊谷組が建設したマンションだそうです。色々な所で日本とのつながりを見つけられて朝から嬉しい気分になります。

プールエリアを散策後、朝食を6階のレストランで取ります。こちらのホテルは野菜とフルーツが充実したセレクションになっており、朝は基本野菜かフルーツのみとしている自分には有難かったです。

出社

ホテルからオフィスへは徒歩圏内ですので三越村を通りぬけて行きます。途中巨大な地球儀のオブジェを見かけましたが、夜はライトアップされていました。

今回はセミナーを台北101内で実施するという事で部下と参加者向けのラップトップの準備をオフィスで行いましたが、初めて繁体字のキーボードを見てキートップの印字の多さに驚きました。いわゆるローマ字入力の様なピンイン入力以外に、部首入力があるという説明を同僚から受けましたが、これはちゃんと勉強しないと難しそうだなと感じました。

15台分のセットアップがあった為、結局作業に3時間近く掛かってしまいましたが、無事終了しました。翌日のセミナー会場が台北101だということで予行演習で徒歩で移動してみます。

セミナーに向けて気合を入れる名目で台北101内のA Joyという86階の高級ビュッフェレストランにチャレンジする事に。

一人4000TWD(2万円弱)という事で一瞬怯みましたが、部下とゆっくり話し合う機会と考えて、思い切って入店です。地上階の受付でチケットを購入後、高層階へのエレベーターへ案内されます。86階に到着すると素晴らしい夜景が一面に広がります。

早速席に案内されますが、ビュッフェエリアの豊富さに度肝を抜かれます。こちらのレストランだけで86階全体を占有しており、中心部に各種ビュッフェエリアがあり、客席が窓周辺に配置されています。

まずは飲み物という事でアルコールエリアに行くとキンキンに冷えたビアサーバーから注いでくれます。不味いはずがないですよね。笑

我々が案内されたエリアはちょうど魚介類のエリアだったので早速食欲が大爆発してしまいました。笑

九州から輸入した海の幸が所狭しと並んでおり、鮮度の面では寧ろ東京よりも良いのではと思える程の品質でした。味の面では何を食べてもお世辞抜きで美味しく食欲のコントロールに苦労しました。

またこのレストランは顧客体験を重視している事が伺え、全てのブースでシェフの方が目の前で調理してくれます。伊勢海老のグリルを注文した際も3分待ってくれたからと言って半身を追加サービスしてくれたり、コンソメスープも注文が入ってから注いでくれたりと映えるエンタメ要素が強く大変楽しめました。

また体験という面で素晴らしかったのがスタッフが食事の後半に葉書とペンを用意してくれ、世界中どこにでもメッセージを送りますよという無料サービスでした。体験の共有やファン化というマーケティングで重要な要素を上手に押さえているなと感心しました。

やっとデザートまで辿り着きますが、デザートエリアでは台北101の形をしたカステラをその場で焼いており、つい写真をバシャバシャ撮りたくなります。笑

今回は竹炭パイナップルケーキと亀の甲羅型の餅饅頭を頂きました。どちらも海外でありがちなどぎつい甘さでは無く、控え目で上品な味でした。

価格的にはそれなりですが食事、ビール(それ以外のアルコールは別料金)、ソフトドリンク及びデザート等も全てインクルーシブですので、体験と満足度からすると寧ろお得に感じてしまい、また家族でも訪問したいと思わせる内容でした。台北に訪問される際には是非!

また非常に楽しい場でしたので、部下とも打ち解け、普段なかなか聞けないプライベートでの興味・関心や仕事に対する考え方についても聞く事が出来たのでその意味合いでも非常に有意義でした。

台北101でのセミナー

流石に前日食べすぎたので、翌朝はバター入りコーヒーのみで済ませます。台北101まで再びホテルから徒歩で移動します。

台北101には11時半に到着しましたがセミナーは13時開始でしたので少し時間に余裕があったので先に高層階に移動します。台北101のオフィスフロアも中継階があり、そのフロアにはコンビニやカフェ等があるので軽く昼食を頂きます。

この日のセミナー内容はお客様からの関心も高く、事後アンケート結果も上々で一安心しました。

セミナー終了後、台北オフィスの皆さんと会食になりました。今回は新光三越A9館の黒武士 特色火鍋という火鍋のお店にご招待頂きました。食事中の写真はあまり絵的に綺麗では無いので割愛しますが、火鍋自体は東南アジア圏では非常にポピュラーで最近日本にも進出した海底撈にも何度か食べに行った事はありますが正直味付けが濃すぎるのであまり期待していませんでした。

こちらの店舗では店員の方が鍋に出汁に各種薬味をその場で追加して調味してくれ、今までの火鍋の概念を覆す様な上品な味付けでした。また各自自分でタレを作るのも楽しいです。

食事の際に台湾と香港の最近の関係性について聞きましたが、香港からの人の流出が進んでおり、香港オフィスから台北オフィスに転籍した人もいると聞きました。また香港オフィスで人が転出すると補充要員は基本的には大陸側の人が入るので、香港自体もどんどん変質してきているとの事です。

香港では二重イギリスやカナダ等との二重国籍の方も珍しく無いですが、最近では二重国籍を持っている人間に中国の政治を語る資格は無い!と言う様な圧力もあるという話を聞いて非常に複雑な気分になりました。

幸せを追求する際に自身の精神と肉体の健康、家族や友人とのつながり、金銭や社会的な成功という順番で行わないと不幸になってしまう(不幸なお金持ち)というお話がありますが、最も土台にある自身の精神と肉体の健康の前提のルールが変わってしまったというのは香港人にとっては非常に難しい状況になってしまったと感じました。

台北〜香港へ移動

無事二日目のセミナーも終わり、昼食を済ませてから空港に移動します。台湾といえば滷肉飯と言われますが、まだ食べる機会がなかったので今回は台北101の地下にあるフードコートで滷肉飯+炸排骨+総合丸湯+青菜のセットを注文しました。絶妙な味付けで見た目ほど脂っこく無く大変美味しく頂けました。

桃園空港には台北市内からタクシーで移動です。夕方のフライトなのでチェックイン後少し時間の余裕があったので、Oriental Club Loungeに行く事に。

部下はラウンジで滷肉飯を初めて食べてあまりの美味しさに感激して2杯もおかわりしていたので、つられて自分も注文してしまいました。まあ、絶対美味しいヤツですよね。笑

先日出張に行った際にも思いましたが、台湾は街の雰囲気や風景が日本に近く現地の方も日本贔屓の方が多いのでとても楽しく過ごせました。香港は訪問すると別の文化圏だという印象は強く受けますが、台湾に訪問すると「ああ、帰ってきたな」と思わせる安心感があります。

日本からも3時間前後ですので、是非機会があれば皆様も訪問して下さい。きっと幸せな気分になれます。笑

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