ANAマイルの使い道10種類とおすすめの交換方法まとめ
飛行機の搭乗や普段の買い物などで貯まるANAのマイル。
36ヶ月の有効期限がありますし、せっかく貯まったものは期限内になるべく効果的な使い方をしたいですよね。
そこでこの記事ではANAマイルの使い道全てを簡潔にご説明した上で、ANAマイルで特典航空券を取得するなどマイルをフル活用している筆者がおすすめの使い道をご紹介します。
ANAマイルの使い道10種類一覧
ANAマイルは様々な使い方があり、使い方次第では非常に価値の高いものに化けることがあります。ANAマイルにせよJALマイルにせよ、日系航空会社のマイルには獲得後36ヶ月という期限があります。外国の航空会社は、マイルの出し入れがあれば、ずっと有効です。
コロナ禍の救済措置で2024年3月31日まで有効期限を延長してくれましたが、さすがにこれ以上は延長してくれませんでした。泣く泣くマイルを流してしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、ANAマイルの使い方を10種類に分けて詳しく説明していきますので、今後は有効活用していただければ幸いです。
- 特典航空券
- 座席のアップグレード
- 国際線超過手荷物料金
- ANA SKYコイン
- ANAショッピングA-Style
- ANAセレクション特典の商品
- ANA WORK POINT
- 提携パートナーのクーポン券
- 宿泊
- ツアー観光
特典航空券
ANAマイルの使い道として最も一般的な方法は、航空券としての利用です。そのうちの1つが「特典航空券」への交換です。「特典航空券」とは、貯めたANAマイルで交換できる航空券のことです。ANAの国内線、国際線だけではなく、提携航空会社(スターアライアンス系列)の航空券にも交換可能です。
- 提携航空会社一覧
-
- エーゲ航空
- エアカナダ
- 中国国際航空
- エア インディア
- ニュージーランド航空
- アシアナ航空
- オーストリア航空
- アビアンカ航空
- ブリュッセル航空
- コパ航空
- クロアチア航空
- エジプト航空
- エチオピア航空
- エバー航空
- LOTポーランド航空
- ルフトハンザ ドイツ航空
- スカンジナビア航空
- シンセン航空
- シンガポール航空
- 南アフリカ航空
- スイス インターナショナル エアラインズ
- TAPポルトガル航空
- タイ国際航空
- ターキッシュ エアラインズ
- ユナイテッド航空
- 吉祥航空
- エア ドロミティ
- マカオ航空
- エティハド航空
- ユーロウィングス
- ガルーダ・インドネシア航空
- オリンピック航空
- フィリピン航空
- ヴァージン アトランティック航空
- ベトナム航空
- ヴァージン・オーストラリア航空
引用元:ANA「提携航空会社一覧」
対象クラスもエコノミークラスからファーストクラスまで自由に選ぶことができるので、マイルを利用して座席をアップグレードさせることも可能です。
必要マイル数は、国内線で片道(1区間)5,000マイルから、国際線は往復で12,000マイルからとなっています。国内線は片道でも購入できますが、国際線は往復でなければ購入できません。たまにANAの日(毎月29日)の特別キャンペーンなどで国内線3,000マイルから、といったプロモーションがあったりします。
「特典航空券」の申し込みは、ANAのWebサイトから、または「ANAマイレージクラブ・サービスセンター」に電話して申し込みます。利用条件が決められているので、ANAのWebサイトで確認してからの利用が必須です。
座席のアップグレード
2つ目はANA国際線利用時の、座席のアップグレードです。
ANAの国際線はエコノミークラス、プレミアムエコノミー、ビジネスクラス、ファーストクラスの4つのグレードがあります。ANAマイルを利用してクラスのアップグレードをすることが可能です。ゆったりとした座席にアップグレードして、長時間の国際線フライトでも快適に過ごすことが可能です。
アップグレードに必要なマイル数は、片道(1区間)9,000マイルからです。ANA国内線では、マイルによるアップグレードは対応していないので、注意が必要です。
国際線超過手荷物料金
ANAマイルは、国際線超過手荷物料金の支払いにも使えます。
国際線に持ち込む手荷物は一定量までは無料ですが、許容量を超える超過手荷物がある場合には、規定により超過手荷物料金がかかります。その料金をANAマイルで支払うことができます。
手続きは非常に簡単で、出発当日にチェックインカウンター、または手荷物預け入れカウンターで手荷物を預ける際にANAマイレージクラブカードを提示して、超過手荷物料金をマイルで支払うと伝えるだけです。必要なマイル数は路線や重さによって変わってきます。
以上がフライト関係への使い道でしたが、フライト以外にもさまざまな使い道があります。そのほかの使い道を紹介します。
ANA SKYコインと交換
「ANA SKYコイン」とは、ANAのWebサイトで航空券や旅行商品の支払いに利用できる電子クーポンのことです。1マイルが1コインと交換できて、1コイン=1円の交換レートとなっています。10コインから使うことができます。
10,000マイル以上をSKYコインと交換する場合は、ANAマイレージクラブ会員のステイタスやANAカードの種類によって交換率が変動します。最大1.7倍になるので、会員ステイタスの高い人には大変お得です。
さらに2024年2月6日~3月31日まで行われていたキャンペーンでは交換レートが通常よりも20%アップするので、例えばANAブロンズサービス以上の会員が50,000マイルをSKYコインに交換する場合、通常であれば1.7倍の85,000 SKYコインのところ、1.9倍の95,000 SKYコインになりました。今後も同じようなキャンペーンは実施されると思われます。
ANAショッピングA-Style
ANA ショッピング「A-style」とは、ANAマイルを使って買い物ができるオンラインショッピングサイトです。日本各地や海外から厳選された商品や、ANAのオリジナル商品まで、お得商品が取り揃えてあります。
ANAショッピング「A-style」では、1マイル=1円相当で直接買い物に使えます。
さらにANAカード決済で買い物をすると、クレジットカード会社のポイントとは別に、買い物価格100円(税込)につき1マイル貯まります。ANAショッピング「A-style」を利用するには登録が必要です
ANAセレクション特典の商品
「ANA Selection」にて、貯まったANAマイルをおすすめ商品と交換できます。ANA Selectionでは、ANAオリジナルの商品から、グルメ、ワイン&その他酒類、生活雑貨&家電、キャリー&バッグ、時計・財布・アクセサリーなど様々なジャンルの商品が取り揃えられています。マイルが貯まっていてもフライトの予定のない人にはぴったりのサービスです。
商品の交換は5,000マイルからです。利用するためには、A-styleショッピング登録が必要です。ANAプレミアムメンバーになると、メンバー限定のANA Selectionが用意されています。
ANA WORK POINT
「ANA WORK POINT」は、ANAマイレージクラブ会員向けのワークスペースサービスです。コワーキングスペースの使用や、外出先でのリモートワークを考えているビジネスパーソンに最適のサービスとなっています。
提携のコワーキングスペースでは、ANA機内で提供されているあたたかいビーフコンソメスープが用意されています。また、ANAグループが開催するコラボイベントに参加することも可能です。10,000マイルで提携ワークスペースが3回無料で利用できます。
提携パートナーのクーポン券
ANAでは、提携パートナーで使うことができるクーポンを発行しています。
以前は紙のクーポン券(チケット)を発行していましたが、2022年6月にサービスは終了し、ANAバラエティクーポンとANAデジタルクーポンに変わりました。 交換マイル数は,10,000マイルを1,000円分×10枚のようにします。 対象商品・サービスは、空港免税商品のほかに、タクシー・ハイヤー・レンタカー、美容室、ゴルフ場などがあります。
宿泊
ANAマイルは旅の宿泊で使用することができます。ANAワールドホテルでは、世界の150万軒以上のホテルと提携し、1マイル=1円相当で宿泊代金にマイルを使用することができます。国内では、ANAトラベラーズホテルというサービスで同じく1マイル=1円相当で利用できます。
また、ANAバラエティクーポンを使用して、国内の厳選された高級ホテルを利用することが可能です。
ツアー観光
ANAは、現地ツアー専門Webサイト「VERTRA(ベルトラ)」と提携しているので、ANAマイルで国内・海外のオプショナルツアーを予約したり、支払いすることができます。
VERTRAでは、観光ツアー、マリンスポーツ、ダイビング、ゴルフ、スパ・エステ、ディナークルーズ、ショーエンターテインメントなど、幅広いジャンルのツアーやアクティビティを取り揃えています。
ANAマイルのおすすめの使い道1位:ANA国際線特典航空券のファーストクラスで使用
ANAマイルのおすすめの使い道をマイル単価(有償購入価格÷必要マイル数)で高いものからご紹介します。
2024年4月18日以降予約・発券分よりANA国際線・提携航空会社特典航空券の必要マイル数が変更となりますので、新しい必要マイル数を使用する前提で、ここではローシーズン用で計算します。
なお、燃油サーチャージ等は有償でも特典航空券でも基本的に同額となるので、計算からは省きます。
東京⇔ロンドン往復ファーストクラス
東京からANA便ファーストクラスが出ている路線は限られています。2024年3月末時点では、欧州線のロンドン、北米線のニューヨーク、シカゴ、サンフランシスコとハワイ線しかありません。これらの有償運賃と必要マイル数を調べた結果、やはり最も距離のある羽田空港⇔ロンドン・ヒースロー空港のファーストクラスがマイル単価が最も高く計算されました。
有償運賃は往復で3,525,700円、必要マイル数は165,000マイルですから、マイル単価は21.37円/マイルです。しかしながら、現時点で東京⇔ロンドンは往路復路共に空席待ちしか出てきません。
国際線特典航空券購入時の注意点
ANAの国際線特典航空券は96時間(4日)以上前でなければ購入できないので、注意する必要があります。4日以上前に予約を入れて空席待ちをしておけば、4日を切ってから空席が落ちてくる可能性はあります。特典航空券の場合、3,000マイルの手数料を払えば変更可能なため、ギリギリまでキープしいる人がいるようです。
また、有償航空券の購入者が変更し、特典航空券用の席以外の空席が出た場合、直前に特典航空券向けに解放されることがありますので諦めずに待ち続ければ意外に落ちてくることもあります。
さらに、ロンドン線は1日1往復しかないのでチャンスが少ないですが、ニューヨーク線になると1日に2往復あるので、空席待ちでも落ちてくる機会が増すことになります。
国際線特典航空券ファーストクラスの空席状況確認方法
ここでANA国際線特典航空券ファーストクラスの空席状況の確認方法を紹介します。
ANAの公式サイトを開いたら、以下の手順で進みます。
- 海外のタブを選択
- 特典航空券を選択
- 特典カレンダーを選択
- 画面が切り替わったらZone7を選択
- ファーストを選択
④のZoneを変えたり、⑤をビジネスに変えたりすると様々な路線の空席状況がわかります。
下記の画面は、東京(羽田)⇔ニューヨーク(JFK)のビジネスクラスは出発3~4日前でも空席が多いことを示しています。
ここで、Zoneの表を掲載しておきます。
ANAマイルのおすすめ使い道2位:国際線座席のアップグレード(ビジネス→ファーストクラス)で使用
マイル単価で考えると、国際線座席をアップグレード可能な運賃のビジネスクラスで予約し、マイルを使ってアップグレードする方法が挙げられます。
東京⇔ロンドン往復ビジネスクラスで予約してファーストクラスへアップグレード
ある日の東京⇔ロンドンのファーストクラスの運賃は3,525,700円、ビジネスクラスの運賃は、1,016,500円で差は2,509,200円でした。ビジネスクラスからファーストクラスへのアップグレードには90,000マイルが必要なため、マイル単価は27.88円/円となりました。
これは羽田空港とロンドン・ヒースロー空港の区間マイルが6,214マイルで、ビジネスクラスからファーストクラスへのアップグレードに必要なマイル数は、下記の表から片道45,000マイルとなっているからです。
マイルによるアップグレードの際の注意点
国際線特典航空券で予約した座席をアップグレードさせることはできません。アップグレード可能な運賃で有償で購入する必要があります。SKYコインの場合は有償扱いです。他社機材のANAコードシェア便やANA機材だが他社運航の場合は適用されません。
ANAマイルのおすすめの使い道3位:提携航空会社特典航空券で使用
ANA国際線特典航空券ではなく、提携航空会社特典航空券であれば、かなり柔軟な旅程を組むことができます。筆者が実際に予約・発券した例で解説致します。
日本⇔台北の中に日本⇔グアムをはさむ旅程
ANAの特典航空券はZoneの考えが基本にあります。筆者は台北と上海へ行きたいと思い、Zoneを調べると、アジア1(Zone3)に該当しました。その中にグアムが入っているのが気になり、同じZone内であればマイルを抑えて複数都市を訪問できることを知っていたので、それを実践することにしました。
目的地をグアムにし、途中降機(ストップオーバー)を台北にし、次の目的地である福岡へは別の交通手段で移動することしました。その間に台湾と日本に滞在しています。
途中降機(ストップオーバー)と乗り換え(トランジット)を駆使し、ANAの公式サイトにも掲示されている提携航空会社特典航空券利用条件に従って予約したところ、33,000マイルで名古屋→羽田→台北(途中降機&別の交通手段で移動)福岡→グアム(目的地)グアム→名古屋→上海→台北→福岡と回る予定が組めました。
同じルートを有償航空券で購入した場合
上記の旅程を有償航空券で購入すると、燃油サーチャージ等を省いた運賃部分だけだと247,400円となりました。この特典航空券では最後の台北(花園)から福岡はビジネス席しか予約できなかったので、本来は23,000マイルで特典航空券が取れていたはずです。マイル単価を計算すると、10.76円/マイルとなりました。
アジアをエコノミークラスでウロウロしているだけなので、あまりインパクトはありませんが、このような提携航空会社特典航空券のビジネスクラスで欧州と日本を何往復かするような旅程であれば、マイル単価は20円/円を超えてくるでしょう。
提携航空会社特典航空券利用条件
ANAの公式サイトにも掲載されている提携航空会社特典航空券利用条件を載せておきます。
- 出発地からの必要マイル数が最も高い地点を目的地とします。
- 往路・復路それぞれの最初の都市、または最後の都市を経由することはできません。
- 乗り換え地点には制限があります。(世界一周の旅程は除く)
- 出発地からの必要マイル数がより高いゾーンの都市を乗り換え地点にすることはできません。また、乗り換え地点から目的地までの必要マイル数が出発地から目的地の必要マイル数を上回 るような乗り換えはできません。
- 出発地と最終帰着地が異なる場合、同一国内であることが必要です。
- 出発地と最終帰着地が異なる場合、または往路到着地と復路出発地が異なる場合、同一エリア 内であることが必要です。
- 往路到着地と復路出発地が異なるゾーンになる場合、必要マイル数は各ゾーンで必要とされるマイル数の2分の1の合算になります。
これだけ読んでも何のことかわからないかも知れませんが、無限の旅程が作成できる可能性を秘めていますので、是非トライ&エラーで面白い旅程を作ってみて下さい。
ANAマイルの使い方の裏技
ANAマイル使い方の裏技をいくつかご紹介します。
- マイルの有効期限を延長する
- ポイント(各種クレジットカードのポイント)を無期限にする
- オンラインツアーという選択肢もある
マイルの有効期限を延長する
ANAマイルをANA SKYコインに交換すると、有効期限を1年延長できます。
ANA SKYコインは、マイルから交換した月より12か月目の末日まで利用できるからです。
例えば、マイルの有効期限が2024年4月までの場合、2024年4月1日にANA SKYコインに交換すると、ANA SKYコインは翌年の2025年4月30日まで利用可能です。
ただし、ANA SKYコインは航空券や旅行商品のみしか使用できないので、注意が必要です。
ポイント(各種クレジットカードのポイント)を無期限にする
ANAマイルの有効期限は36か月です。最後に利用した月から数えて36か月後の月末に失効します。マイルの有効期限をこまめにチェックして失効しないようにすることが必要です。
マイルを無期限で使う方法として、有効期限のないクレジットカードのポイントで貯めておき、必要に応じてマイルに変換して使用するというものがあります。
ANAアメリカン・エキスプレスカードや、ANAダイナースカードはポイントが無期限になるANAカードです。ANAアメリカン・エキスプレスカードの場合、「ポイント移行コース」に登録することが必要です。無期限のポイントを必要な時だけマイルに替えることで、実質無期限でマイルの利用が可能です。
マイル移行上限もないので、ビジネス/ファーストクラスも狙いやすいです。
他にも、有効期限のないポイントとして、楽天ポイント、セゾン永久不滅ポイント、リクルートポイントがあります。永久不滅ポイントは名前の通り、永久に不滅ですが、楽天ポイント、リクルートポイントの有効期限は、最後にポイントを獲得した月を含めて1年間となっています。使い続けていれば失効することのないポイントとなります。楽天ANAマイレージクラブカード、セゾンパール・アメリカン・エキスプレスカード、リクルートカードなどがあります。
ANAアメリカン・エキスプレスカードやANAダイナースカードの方が、年会費が高い分、マイルが速く貯まります。
オンラインツアーという選択肢もある
新しい旅行の形として浸透してきたANAトラベラーズオンラインツアーに、貯まったマイルを利用して参加できます。
自宅にいながら日本国内だけではなく、世界中の魅力的なスポットとライブ中継で繋がることが可能です。
自分のライフスタイルに合わせて、思い立ったその時に、見たことのない景色や新しい体験ができる旅に出かけることができます。オンラインツアーのほとんどが5,000マイル以下、視聴だけであれば2,000マイル程です。
また、VERTRAオンラインアカデミーでも500マイルから多様なツアーが用意されています。過去のツアーの録画視聴もできます。
マイル数ごとのおすすめの使い道
ANAマイルについて、マイル数別におすすめの交換方法を紹介します。
ANA 4,000マイル以下の交換先
ANA 4,000マイル以下のおすすめの交換先を紹介します。
*ANAトラベラーズホテル(1マイル~)
ANAトラベラーズホテルはANAトラベラーズが厳選した国内のホテルを利用できるサービスです。ANAマイル1マイルを1円として利用できます。
ANAトラベラーズホテルを利用すると、100円=1マイルとしてポイントが貯まります。普段から利用するといいですね。
*ANAショッピングA-style(1マイル~)
ANAショッピングA-styleは、ANAのマイルを使って買い物できるサービスです。
ANAショッピングA-styleでは、1マイル=1円で買い物できます。また、ANAショッピングA-styleで買い物すると100円=1マイル貯めることができます。取り扱いのあるブランドは、GREGORY、ZERO HALLIBURTON、TUMI、 iRobot、 dyson、 BOSE、ReFa、ロクシタン、DoctorAir、 CASIO、セイコー、ENOTECAなどです。
*割引クーポンの発行(1,000マイル~)
ANAマイレージモールでは、マイルを使ってパートナーショップで割引クーポンを発行し,利用することができます。パートナーショップでは1,000マイルを使って1,000円分のクーポン発行が可能です。
ショップごとに利用できる金額が異なるため、確認したうえでマイル交換することが大切です。ディノス、GUNZE、Zoff、ル・クルーゼ、ブルックスブラザーズなどで利用できます。
*ANA SKYコイン(10マイル~)
ANA SKYコインは、ANAの航空券や旅行商品を購入する際に利用できるサービスです。
1マイル=1コインに交換でき、10コイン(=10円分)から利用できます。少ないマイルからでも活用できるので、マイルがあまり貯まっていなくても使いやすいです。
また、10,000マイル以上を交換する場合は、交換マイル数とANAマイレージクラブ会員ステイタスやANAカードの種類に応じて、交換率が1.2~1.7倍に変動します。
ANA SKYコインで購入した航空券でもフライトマイルが貯まるため、ANAの航空券や旅行商品をよく利用する方におすすめのサービスです。
ANA 7,000マイル以下の交換先
ANA 7,000マイル以下のおすすめの交換先を紹介します。
*国内線特典航空券(5,000マイル~)
ANAの特典航空券はANAで貯めたマイルを航空券と交換できるサービスです。国内線特典航空券は国内の航空券とマイルを交換できるもので、片道5,000マイルから利用できます。
マイレージ(1区間) | L(ローシーズン) | R(レギュラーシーズン) | H(ハイシーズン) |
---|---|---|---|
0~300マイル区間 | 5,000 | 6,000 | 7,500 |
301~800マイル区間 | 6,000 | 7,500 | 9,000 |
801~1,000マイル区間 | 7,000 | 9,000 | 10,500 |
1,001~2,000マイル区間 | 8,500 | 10,000 | 11,500 |
L:2024年4/4~4/24、12/1~12/25、2025年1/9~2/28
R:2024年5/7~8/1、8/19~11/30、2025年3/1~3/13
H:2024年3/8~4/3、4/25~5/6、8/2~8/18、12/26~12/31、2025年1/1~1/8、3/14~3/31
ただし、特典航空券の座席には数に限りがあるため、予約できない可能性もあるので、注意が必要です。
*トクたびマイル(往復6,000マイル~)
トクたびマイルは通常より少ないマイルでANA国内線特典航空券を利用できるサービスです。トクたびマイルでは片道3,000マイルなので往復で6,000マイルから利用可能です。マイルが足りなくて通常の特典航空券を交換できないという方でも利用を検討できます。
対象路線は毎週水曜日に変更されるので、定期的に利用したい航空券がないか確認するとよいでしょう。
ANA 9,000マイル以上
ANA 9,000マイル以上のおすすめの交換先を紹介します。
*ANA国際線特典航空券(往復12,000マイル~)
特典航空券には国際線もあります。 必要なマイル数の例を挙げます。
路線 | 基本マイル数(往復) |
---|---|
ソウル | 12,000マイル~ |
アジア(北京・上海・台北など) | 17,000マイル~ |
アジア(シンガポール・ホーチミンなど) | 30,000マイル~ |
ハワイ | 35,000マイル~ |
オセアニア | 37,000マイル~ |
北米 | 40,000マイル~ |
ヨーロッパ | 45,000マイル~ |
*提携ポイントへの交換(10,000マイル~)
ANAマイルを提携ポイントへ交換することもできます。ただし、交換するには10,000マイルが必要になります。スターバックス、楽天Edy、TOKYU POINT、などがあります。
ANAマイル残高の確認方法
ANAマイルがどれくらい貯まったのか確認する方法をいくつか紹介します。
種類 | 方法 |
---|---|
*ウェブサイトまたはアプリで確認 | ・ANA SKY WEB(PC向けウェブサイト) ・ANA SKY MOBILE(スマートフォン向けウェブサイト) ・ANA(スマートフォンアプリ) →各ツールからログイン後、「ご利用実績紹介」より、マイルの「積算明細」「残高」「有効期限」が確認できます。 |
*メールで確認 | ANAのメールマガジンでは、マイルの「残高」「有効期限」をeメールで届けてくれます。 |
*郵送で確認 | 送付物の種類で「ステートメント(マイル積算の実績通知書)」の郵送を希望した場合、1回につき500マイルで郵送されます。ここでは、マイルの「積算明細」「残高」「有効期限」が確認できます。発行対象期間は、1~3月・4~6月・7~9月・10~12月の最大年4回です。 |
ANAマイルの使い道についてのよくある質問
- ANAマイルは商品券に交換できますか?
- ANAマイルは現金化できますか?
- ANAマイルは国内線のフライトで使えますか?
ANAマイルは商品券と交換できますか?
商品券というと、百貨店の紙の商品券やギフトカードなどをイメージしますが、それに代わるものとして、現在ではさまざまな提携パートナーのポイントと交換することができます。
ただし、交換に必要なマイル数、利用条件などがあるので、確認が必要です。前述しましたが、最低10,000マイルからの交換となることが多いようです。
前に紹介したもののほかにも、Tokyo Metro、 Suicaなど、交通系ICカードにチャージできたり、楽天ポイントやnanacoポイントにも交換できます。百貨店でいえば、タカシマヤカードのポイントに交換したり、ヤマダデンキ、イトーヨーカドーのセブンカード、マツキヨココカラポイントにも交換できます。
ANAマイルは現金化できますか?
ANAマイルを直接現金化することはできません。
現金化はできませんが、現金に近い形で使うことができます。
たとえば、「ANA SKYコイン」はWebサイト限定の電子クーポンで、利用できる範囲は「有償の航空券購入」や「旅行代金の支払い」などに限られますが、現金のように小額から使えます。1マイルから交換でき、10コイン単位(10円相当)で支払いに充てることができます。
また、マイルはクレジットカードとの併用ができませんが、ANA SKY コインなら、クレジットカードとの併用が可能です。
提携パートナーの中から、普段の生活で利用しているお店や交通系ICカードなどを見つけてマイルをポイントに交換して利用すれば、現金と同じように使うことができますね。nanacoポイントでは税金も支払うことができるようです。
ANAマイルは国内線のフライトで使えますか?
使えます。ANAマイルをANA国内線特典航空券に交換して使います。
特典交換に必要なマイル数は利用のシーズンや区間によって変わってきますので、確認することが必要です。
【まとめ】ANAマイルの使い道は幅広い!
ANAマイルの月用方法についてお伝えしましたが、いかがでしたか?
マイルには基本的に36ヶ月という有効期限があるので、そこを意識して有効活用する必要があります。それを回避する方法もあります。他のポイントに交換してしまうことでしたね。
使い道として一番ポイント単価が高いのが、国際線特典航空券への交換でファーストクラスに搭乗することでしょう。また、提携会社の国際線特典航空券へ交換する場合も、工夫が必要ですが、ポイント単価が非常に高くなるケースがあります。
2024年4月18日以降予約・発券分からANAの国際線特典航空券への交換レートが高くなってしまいますが、まだまだマイルの有効活用の王道です。皆さまもANAのマイルを活用して、お得なマイル生活を楽しんで下さい。
旅は人生を豊かにします!