JAL Life Statusプログラムとポイントの貯め方や特典まとめ
JALからマイルに関する新プログラム「JAL Life Status プログラム」の全容が発表されました。
私の予想していたANAのライフソリューションサービスのようなものとは一線を画す内容です。1年区切りではなく生涯にわたってポイントを貯めていく仕組みで、生涯ポイントでのみJGC入会ができるようになるというものでした。今までのような短期間でのJGC修行は事実上不可能になったといえます。
今回はJAL Life Status プログラムについて解説していきます。最後に筆者の所感についてもまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。
※アイキャッチ画像の出典元:JAL Life Status プログラム
JAL Life Status プログラムの概要
JAL Life Statusプログラムは、2024年にJALが導入した新たな会員ステイタス制度です。生涯にわたって「Life Statusポイント」を蓄積し、その合計に応じてステイタスを獲得できる仕組みとなっています。
従来の1年単位で更新されるFLY ONプログラムとは異なり、継続的な利用が重視されているのが特徴です。
今回発表されたJAL Life Status プログラムには3つのポイントがあります。
- 新ステイタスポイント「Life Statusポイント」の新設
- 新ステイタス「Starグレード」の新設
- FLY ONプログラムは継続
まずはそれぞれの概要をお伝えします。2025年の最新情報もご覧ください。
新ステイタスポイント「Life Statusポイント」の新設
今回1年ごとの有効期限がなく、一生涯にわたって貯めていくLife Statusポイントが新設されました。今までは、JGC Life Mileageという生涯の区間マイルをためていくというものはありましたが、今回飛行機搭乗以外でもポイントがたまっていく Life Statusポイントが新設され、JGA Life Mileageが終了となります。
Life Statusポイントは有効期限がなく、生涯にわたってためていくポイントです。
新ステイタス「Starグレード」の新設
今回、Life Statusポイントに応じた新ステイタス「Starグレード」も発表されました。有効期限のない生涯ステイタスで、全6段階の構成となっています。
FLY ONプログラムは継続
今回Life Statusポイントが新設されましたが、従来のJALのFLY ONポイントプログラムは継続されます。
優先搭乗やプライオリティパッケージサービス、ラウンジ利用は引き続きFLY ONポイントプログラムのステイタスに基づいて提供されます。それに加えて、今回のStarグレードの特典が上乗せされる形です。
JMBサファイアなどのJMBステイタスを持たないいわゆる平JGCについては、Starグレード特典のみが対象となるため、具体的な内容が気になるところです。
JAL MaaSやJAL NEOBANKの追加
2025年3月には、新たに「JAL MaaS」や「JAL NEOBANK」などのサービスがLife Statusポイントの積算対象に加わりました。
「JALふるさと納税」の積算基準も改定され、寄付額に対するポイント付与がより明確化されています。
Life Statusポイントの貯め方
Life Statusポイントを貯める方法は大きく4つあります。
- 有償の航空券でJALグループ便に搭乗する
- ライフスタイルサービスを利用する
- その他JAL関連のサービスを利用する
- 日本航空株式会社の株主になり、議決権を行使する
有償の航空券でJALグループ便に搭乗する
以下の図にある通り、国内線と国際線でポイントの積算方法が異なります。
JAL国内線は搭乗回数でカウントされ、1搭乗あたり5ポイントが積算される非常にシンプルな仕組みです。東京-那覇でも5ポイント、那覇-宮古でも5ポイントとなります。Life Statusポイント修行でホッピング修行が復活するかもしれませんね。
次にJAL国際線は区間マイルでカウントされ、1,000区間マイルごとに5ポイントが積算されます。Life Statusポイントにおける区間マイルとは純粋に距離に基づくマイルのことで、搭乗クラスによって変動するものではなく区間マイルの100%をもとに積算されます。端数は生涯にわたって繰り越されるため、次回以降の搭乗分と合算して1,000マイルに達するたびに5ポイントが貯まるイメージです。
最後に「有償の航空券で」とありますので、マイルなどで搭乗した場合対象にならないため注意が必要です。Life StatusポイントはJALグループ便でのみ貯まり、ワンワールド加盟会社は積算対象になりません。
ライフスタイルサービスを利用する
現時点で公表されているポイントがたまるライフスタイルサービスは、JALカード利用でショッピングマイル2,000マイル獲得するごとに5ポイント、JAL Payで500マイル獲得するごとに1ポイント、JAL Mallで100マイル獲得するごとに1ポイントです。
JAL Wellness & Travel、JALでんき、JAL ABC、ジャルパックツアー、ふるさと納税など、多様な提携サービスでもポイントを獲得できます。
その他のポイントが貯まるサービス
2024年春ごろ発表となっていた残るサービスもいよいよ発表されました。以下表にまとめます。
| サービス | 指標 | Life Status ポイント 積算基準 | Life Status ポイント数 |
|---|---|---|---|
| JAL Wellness & Travel | 登録期間 | 1か月 | 1ポイント |
| JALでんき | マイル | 1マイル獲得 | 1ポイントが上限 |
| JAL機内販売 | マイル | 100マイル | 1ポイント |
| ジャルパックツアー 国内ツアー | ツアーマイル | 1回の利用 | 1ポイント |
| ジャルパックツアー 海外ツアー | ツアーマイル | 1回の利用 | 3ポイント |
| JALふるさと納税 | 寄付額 | 寄付額5万円 | 1ポイント |
| JAL Pay 両替 | 両替マイル | 両替マイル 300マイル | 1ポイント |
| JAL ABC | マイル | 200マイル | 1ポイント |
| JAL住宅ローン | 融資実行 | 融資実行 | 20ポイント |
海外在住の方の以下カード JAL USA CARD、イオンカードJAL、JAL新光カード、JAL上海浦東発展銀行クレジットカードなどで1,500マイル獲得ごとに5ポイントが積算されます。
気軽に取り組めるのはJAL Wellness & TravelやJALでんき、ふるさと納税です。JAL Wellness & TravelとJALでんきはそれぞれ年最大12ポイント、ふるさと納税も5万円で1ポイント(年間の金額で算出され、翌年2月ごろに積算、繰り越しはなし)なので、これらだけで大きくライフステイタスポイントを貯めるのは難しいといえます。
今回新たにLife Statusポイントが貯まるサービスが発表されましたが、ライフステイタスポイントを貯めるメインはフライトとJALカードの利用であることに変わりはありません。これらのサービスはおまけ程度に貯まるものですので、メインにはせず無理なく続けられるものだけを始めれば十分です。
株主になり議決権を行使する
日本航空株式会社の株を100株以上保有し、定時株主総会で議決権を行使した場合、Life Statusポイントが付与されます。付与されるポイント数や積算日などの詳細は、今年の定時株主総会の招集通知で公開される予定です。
Starグレード制度と必要ポイント数
改めて、各Starグレードに必要なLife Statusポイント数を整理しておきます。
ポイントは、JGC到達の基準が1,500ポイントであることと、JGC入会前でもある程度飛行機に乗れば、生涯にわたってJMB eliteの特典を受けられるという点です。
| Starグレード | 必要なLife Statusポイント | |
|---|---|---|
| JALカード本会員 | JMB elite★ | 250ポイント |
| JMB elite plus★★ | 500ポイント | |
| JALグローバルクラブ会員 | JGC Three Star★★★ | 1,500ポイント |
| JGC Four Star★★★★ | 3,000ポイント | |
| JGC Five Star★★★★★ | 6,000ポイント | |
| JGC Six Star ★★★★★★ | 12,000ポイント |
各グレードごとの特典
全ての特典がついに発表されました。ただし、JGC Three Star以上は一部会員専用サイトでのみ確認できる仕様となっており、詳細を閲覧できるのは会員本人に限られます。ここでは公表されている特典についてまとめていきます。特典のクーポンなどはJALマイレージバンクアプリを経由して提供されるため、事前にスマホへインストールしておきましょう。
特典は、
- JALのサービス
- ホテル
- エンターテイメント
- ライフスタイル
特典はそれぞれのグループに分類されます。ライフスタイルに関してはJMB eliteからJGC Six Starまで共通ですので、最初にまとめて紹介いたします。
ライフスタイルの特典
ライフスタイルの特典は以下の3つです。
- 成田空港・羽田空港発着限定でUberタクシー10%Off(期間限定)
- タクシー配車アプリ「GO」の初回利用時に使える1,000円のクーポン
- Povo 「データ使い放題」を7日間無料
Uberは期間限定の特典で、執筆時点(2024年5月初旬)では3回の配布が発表されています。翌月有効なバウチャーを1枚、前月末に受け取れる仕組みです。初回は4月25日に5月31日まで有効なものが配布され、その後5月末に6月分、6月末に7月分が配布される予定となっています。
全グレード共通の特典であり、各サービスの導入を促す内容になっている点が特徴です。
JMB elite(250ポイント)/elite plus(500ポイント)
まず最初に到達するJMB elite/elite plusの特典を見ていきます。ただし、現在のJGC入会条件にもなっているJALカードのうちCLUB-Aカード以上の保有が条件となっている点は注意が必要です。また、これらのサービスにはJALのホームページからの申し込みが必要です。対象の方はこちらのJMB elite・JMB elite plus 特典申し込みページから手続きを行ってください。リンク先の画面をスクロールすると「特典を申し込む」ボタンがあるので、クリックすれば申し込みが完了します。
JALのサービス
最初のステータスを獲得することで得られる特典は、以下の2つです。
- サクララウンジ専用ラウンジクーポン(JMB eliteは2枚、JMB elite plusは6枚)
- JALパックツアー割引クーポン(JAL国内ダイナミックパッケージで利用できる5,000円割引クーポン)
昨年まではJMBサファイア到達前にサクララウンジ専用クーポンがもらえることはなかったため、JGCへのハードルは高くなった一方で、長年にわたりJALを利用してきた方へ少しでも還元している点は高く評価できます。年1回だけ修行してJGCになった人よりも、継続的な利用者を大切にしたいという企業の思いが感じられます。
ホテル
ホテル関連では、以下の2つが対象になります。
- 東急ホテルズ コンフォートメンバーズ「ゴールド」ステータスに招待
- 星野リゾート Starグレード対象会員限定の宿泊プランが用意される
東急ホテルズは、今回全グレードで対象になりました。ステータスはランクによって異なりますが、アメックスのプラチナカードやマリオットボンヴォイのカードのようにカード保有中ずっとステータスが付与されるわけではなく、初年度のみとなっている点には注意が必要です。
星野リゾートに関しても全グレードが対象です。対象は北海道のホテルで、星野リゾートトマムやOMOなどとなっています。
JGC Three Star(1,500ポイント)
JALのサービス
JGC Three Starは、現在の通常のJGC会員に相当するステータスです。JGC Three StarでJGCに入会でき、JGCのサービスが基本となっています。JGCのサービスについてはリンク先の記事に詳しくまとめていますのでご確認ください。大きな特典は以下のとおりです。
- 会員専用予約デスクの利用
- 優先キャンセル待ち
- JALグローバルクラブ エントランス利用
- 国内線/国際線前方座席指定サービス
- 専用カウンターでのチェックイン
- 空港ラウンジ(サクララウンジ/ビジネスクラスラウンジ)の利用
- 国内線優先搭乗/国際線優先搭乗(ビジネスクラス搭乗客と同時に搭乗可)
- プライオリティバッゲージサービス
- マイルアップボーナス
- 受託手荷物無料許容量の優待
- ワンワールドエリートステイタス「サファイア」の付与
空港ラウンジの利用や預け荷物が早く出てくるプライオリティバッゲージサービス、専用カウンターでのチェックインなどが主な魅力といえます。
またJALグループ特典として、
- JALパックツアー割引クーポン(JAL国内ダイナミックパッケージで利用できる5,000円割引クーポン)
- JAL MallのJALショッピングで1回つかえる5% OFFクーポン(月1回発行・6か月有効)
が追加されています。
ホテル
ホテル関連では、JGC Three Starは東急ホテルズのステータスがJMB eliteより一つ上のプラチナになっています。
- 東急ホテルズ コンフォートメンバーズ「プラチナ」ステータスに招待
- 星野リゾート Starグレード対象会員限定の宿泊プランが用意される
JGC Four Star(3,000ポイント)
JGC Four Starになると、JGC Three Starと比べて特典がさらに充実します。JGC Three Starの倍にあたるLife Statusポイントが必要なだけに、その差は明確です。
JALのサービス
飛行機搭乗に関連するサービスは、JGCのサービスを受けられるという点でJGC Three Starと同等です。
JALグループ特典
JALグループ特典としては、Three Starに加えてJAL ABCの空港宅配無料サービスなどが追加されます。大きな荷物がある場合に事前に空港へ送れる便利なサービスです。JALとっておきの逸品は、従来JMBサファイア以上のステイタス保持者のみ購入できましたが、JGC Four Starになると毎年のFLY ONステイタスを獲得しなくても購入できるようになります。以下が特典をまとめたものです。
- JALパックツアー割引クーポン(JAL国内ダイナミックパッケージで利用できる5,000円割引クーポン)
- JGC Four Star以上会員限定のジャルパック特別プランの用意
- JAL MallのJALショッピングで1回つかえる5% OFFクーポン(月1回発行・6か月有効)
- JAL ABC 空港宅配サービス年2回まで無料(出発宅配のみ)
- JALとっておきの逸品 Executive Collectionに限定商品を用意
ホテル
JGC Four Starになるとホテル関連のサービスも追加されます。東急ホテルズ、星野リゾートはJMB eliteから対象となっていますが、JGC Four StarではMARRIOTT BONVOY及びオークラニッコーホテルズのサービスが新たに付与されます。
- 東急ホテルズ コンフォートメンバーズ「プラチナ」ステータスに招待
- 星野リゾート Starグレード対象会員限定の宿泊プランが用意される
- MARRIOTT BONVOYの日本国内及びグアムの対象ホテル滞在時に1泊ごとに最大2,000 Marriott Bonvoyボーナスポイントがプレゼント
- MARRIOTT BONVOY 対象レストラン・バーで5%割引
MARRIOTT BONVOYについては、会員限定サイトから予約するとボーナスポイントなどの特典が付いたプランが表示されるようになっています。ホテルによってはレイトチェックアウトなどが含まれる場合もあるようです。ただし、MARRIOTT BONVOYのプラチナ以上の会員の方にとっては恩恵が限定的かもしれません。
- One Harmonyプログラムステータス「ロイヤル」会員へ招待
One Harmonyは隠れた良いホテルプログラムだと考えています。リンク先の記事に詳細を書いていますので、興味がある方はご覧ください。JGC Four Starになると常にロイヤル会員が確約されるようです。
エンターテインメント
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン内のJALラウンジを利用できるようになります。またJAL ユニバーサル・エクスプレス・パスが提供されます。
JGC Five Star(6,000ポイント)
JGC Five Starは既存でも同様のものが存在し、大きな特典が付与されるようになります。JALのフライト系の特典は従来のJGC Five Starに似ています。
マイル有効期限の無制限撤廃やサクララウンジの家族人数無制限、家族をJGC本会員に招待できる点など非常に豪華な特典が揃っています。長い期間をかけて到達するに値する内容です。
JALのサービス
JALのサービスはJGCのサービスに加えて、以下が追加になります。
- ラウンジ同行家族人数無制限
- 家族専用サクララウンジクーポン(年5枚)プレゼント
- マイル有効期限無制限化
- 家族へのマイル継承
- JGC Five Starタッグプレゼント
- 家族をJGC本会員へ招待
JMBダイヤモンドでもラウンジの同行者は1名ですが、家族に限り無制限にラウンジを利用できるほか、家族へのマイル継承やJGC本会員への招待など家族向け特典が多く追加されます。お子様をJGCに招待できるため、非常に大きな特典といえます。
JALグループ特典
JALグループ特典に関しては、JGC Four Starと同様のものが提供されます。
ホテル
ホテルに関しては、対象はJGC Four Starと同様ですが、東急ホテルズ及びOne Harmonyの会員ランクが上位に上がります。JGC Five Starに到達するとOne Harmonyプログラムが常に最上位のエクスクルーシィヴになる点は特筆に値します。
- 東急ホテルズ コンフォートメンバーズ「ダイヤモンド」ステータスに招待
- 星野リゾート Starグレード対象会員限定の宿泊プランが用意される
- MARRIOTT BONVOYの日本国内及びグアムの対象ホテル滞在時に1泊ごとに最大2,000 Marriott Bonvoyボーナスポイントがプレゼント
- MARRIOTT BONVOY 対象レストラン・バーで5%割引
- One Harmonyプログラムステータス「エクスクルーシィヴ」会員へ招待
エンターテインメント
JGC Four Starと同様に、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン内のJALラウンジを利用できるようになります。加えてJAL ユニバーサル・エクスプレス・パスが提供されます。
JGC Six Star(12,000ポイント)
JGC Six StarはLife Statusの最上位ステータスです。必要なLife Statusポイントは12,000ポイントと果てしない数字ですが、特典もそのポイントに見合った内容が用意されています。
JALのサービス
基本的にはJGC Five Starと同様の特典が提供されます。ただしJGC Six Starでは、JMBダイヤモンドやJGCプレミアといった毎年の搭乗実績がなければ利用できない最上級ラウンジ(国内線:ダイヤモンドプレミアラウンジ、国際線:ファーストクラスラウンジ)が利用可能になります。サクララウンジの混雑が問題視されている現在、上位ラウンジを搭乗実績なしで使える点は大きなメリットです。
- 最上級ラウンジの利用
- ラウンジ同行家族人数無制限
- 家族専用サクララウンジクーポン(年5枚)プレゼント
- マイル有効期限無制限化
- 家族へのマイル継承
- 家族をJGC本会員へ招待
JALグループ特典
JALグループ特典に関しては、JGC Four Star / JGC Five Starと同様のものが提供されます。
ホテル
ホテルに関しても、JGC Five Starと同様です。
エンターテインメント
エンターテインメントに関しても、JGC Five Starと同様です。
ワンワールドのエリートステイタスについて
これまでのJGC会員が保有していたワンワールドのサファイアステイタスについては、JGC Three Star以上であれば今後も継続してサファイアステイタスを獲得できます。エメラルドのマークも確認されましたが、表記上はJGC Six Starであってもサファイアとなっているようです。
JGC(JALグローバルクラブ)の変更点
ここからは最も気になるJGCについて、以下の3つのポイントを確認していきます。
- JGC入会基準の変更
- JGC会員規約の変更
- 現行のJGC会員の取り扱い
JGC入会基準の変更
これまでは1年間に年間50,000FLY ONポイント獲得もしくは年間50回以上の搭乗で獲得できるJMBサファイア以上を達成すればJGCに入会できました。
しかし2024年以降、JALグローバルクラブ(JGC)への入会にはLife Statusポイントで1,500ポイント以上の獲得が新基準となりました。これにより従来のような短期間の集中搭乗による「JGC修行」は難しくなり、生涯を通じてポイントを積み重ねていくスタイルが求められます。
この制度は特に若い世代や家族連れの利用者にとって有利です。例えば小さいうちからJAL便の利用実績を積んだり、JALカードで日常の支払いを行うことで、時間をかけて自然にJGC資格へ近づけるようになります。
家族ぐるみでの利用や長期的な視点でのJALとの関係構築が、より重要になったといえます。
JGC会員規約の変更
今回、JGCの規約を2024年1月10日から改定することも、しれっと掲載されていました。
生涯ポイント制に移行するため、一度退会しても希望すれば再入会できるといった変更点のほか(あまりいないとは思いますが)、会員規約を必要に応じて変更できることが明記されました。
生涯にわたっての会員資格である以上、時代に即した規約変更が必要という点には非常に納得感があります。その反面、Starグレードの特典内容があいまいに記載されている点などからは、平JGC会員のラウンジ使用回数の制限なども検討しているのではないかと勘ぐってしまいます。
現行のJGC会員の取り扱い
最も心配されているであろう現行のJGC会員に関しては、1,500ポイントに到達していなくても最低でもJGC Three Starへ自動的に移行でき、JGC会員を継続できます。
この点は安心されたJGC会員の方が多いのではないでしょうか。
Life Statusポイントが多い方は、最初からJGC Four Star以上になります。以下のJALのプレスリリースにとても分かりやすくまとめられていますが、現在JGC会員やJGC Five Star会員は新制度でもポイントが到達していなくても同じランクのステイタスを獲得する配慮がされています。

JAL Life Status プログラム開始時点でのポイント
JAL Life Statusプログラムの開始時点では、これまでのJAL搭乗実績のみがポイントに換算されてスタートします。自分の開始時ポイントをどのように確認できるのか、私の画面を使って解説します。
JALマイレージバンクにログインして、以下の画面からマイルのところをクリックします。2024年になってからはLife Status Pointも以下のように明記されるようになりました。

2024年1月以降は、JALカードやJAL Pay、JAL Mallで獲得したマイルに基づくポイントもすでに積算されています。Life Statusポイントの私の場合でいうと2,940ポイントをクリックすると、以下のような画面で直近のポイント積算状況がわかります。

さらに「Life Statusポイント獲得履歴を見る」をクリックすれば、詳細のポイント獲得状況を確認できます。

私の場合、生活費などのメインカードとしてJALカードを使用しているため、JALカード利用によるポイントも無視できない積算量だと感じています。
ただし前述した通り、ポイントが足りていなくても、現JGC会員はJGC Three Starからになるのでご安心ください。
今回のJAL Life Statusプログラムについて思うこと
新規でのJGC到達のハードル
一見するとJGC入会のハードルが上がった印象ですが、新規でのJGC到達は難しくなる人と簡単になる人の両方がいるといえます。
現行基準では、1年でサファイアステイタスを獲得することでJGCに入会できました。そのため「コンスタントにそこそこJALに乗るけれど、50,000FLY ONポイントには到達しないんだよね」という方にとっては、生涯累計で徐々にJGCに近づいていけるため、むしろ取りやすくなったのではないかと思います。
若い方にとっても本当に有利になったといえます。生涯のポイントとして蓄積されるため、コツコツJALに搭乗したり、JALカードを利用したり、その他サービスを活用したりするうちにポイントがたまっていきます。いつの間にかJGC到達という方が出てくるでしょう。特にお子さんがいらっしゃる方は、小さいときからしっかりとお子さんのフライト実績をつけてあげてください。JGC入会は家族会員でも18歳から、また本会員は上位クレジットカードを持つ必要があるためもう少し先ですが、搭乗実績は少しずつ確実にたまっていきます。
逆に、1年のJGC修行によるJGC到達は本当に難しくなりました。というか、フライトでの到達は不可能になりました。今までは50,000FOP獲得もしくは年間50回搭乗(それぞれ 内JALグループ便の制約あり)すればJMBサファイア到達、それに伴い晴れてJGC入会資格ゲット!!だったため、JGC修行と呼ばれるフライト搭乗をまとめて繰り返すことでJGC入会が可能でした。2024年以降はやはり航空機搭乗だけでJGCを目指す場合、仮に国内線搭乗だけで考えると、1,500 ÷ 5ポイントで300搭乗が必要になります。回数でのサファイア修行を6年続けるのと同じ計算です。
一方で、上記でも書いた通り、JALカードやまだ発表されていないその他サービスの利用によってたまるポイントがかなり大きいことがわかってきました。その他サービスの詳細が発表されていない段階での予測にはなりますが、例えば事業をされている方で個人のJALカードを使用できる方など、カード使用金額が大きい方にとっては早くJGCに到達できるようになったのではないかと考えています。
生涯会員プログラムについて
JGCの入り口が変わったという印象です。これまでは極端な話、1年間だけJALに多く搭乗すればJGCに入会できました。しかし今後は、生涯でJALグループにいくらお金を落としてくれたかによって、JGC入会基準を設定してきたように感じます。確かにサクララウンジの混雑や優先搭乗の大行列などを見ると、平JGC会員の数が増えすぎているのは事実でしょう。
ただし年配層が多いのは間違いなく、これから徐々に引退される方も増えていきます。JGCをもっと権威あるものに戻し、本当に長くJALを使ってくれている人にこそJGCを提供するという方向へ舵を切ったのではないでしょうか。
このような仕組みにしてきたのは正直、頭が良いと思いました。ANAの1年ごとのリセットと比べて、長く使ったJALの上級会員になればJALから離れにくくなるのは大きなメリットだといえます。
加えて、従来のFLY ONプログラムを残しているので、私のように毎年のようにDiamond修行をする人にとっては変わらずJALに乗り続けるわけですし(笑)。本当にうまくやってきたなと感じました。また春ごろにはその他の詳細が明らかになりますので、期待しながら待ちたいと思います。
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