JALのFLY ONポイントとは?貯め方や使い方・計算方法を解説
FLY ONポイント(FOP)は、仕組みを理解して計画的に貯めると大きなメリットを得られるポイントです。JALのフライトに搭乗するとマイルとは別に積算されます。
マイルのように特典と交換できず、新年とともに消滅してしまうため、何のためのポイントなのか分からないという方も多いのではないでしょうか?
FOPの仕組みと活用法を押さえれば、JALの上級会員資格に近づく強力な手段になります。今回は一緒にFLY ONポイントの世界を探ってみましょう!
通常の2倍貯まるFLY ONポイントキャンペーンの詳細も要チェックです。
※2024年1月からJALの新しいステイタスプログラムが始まります。詳細については関連ページをご覧ください。
FLY ONポイントとはJALのステイタス獲得のための制度
FLY ONポイント(FOP)とは、JALのステイタスを獲得するために必要なポイントプログラムです。
では「JALのステイタス」とは一体何でしょうか。
例えば、皆さんはJALの飛行機に乗るとき、GROUP1やGROUP2といった搭乗順序の案内を見かけませんか?

JAL(国際線)では飛行機に搭乗する順序が以下のようになっており、赤字が「JALのステイタス」となります
| 順序 | 対象者 |
|---|---|
| ①事前改札サービス | ・JALファミリーサービス(主に海外に住む家族を訪れる16歳未満か60歳以上の一人旅の人) ・JALプライオリティ・ゲストサービス(歩行が不自由な人など) ・病気やけがをしている人 ・子供連れの人 ・妊娠中の人 |
| ②優先搭乗(GROUP1) | ・ファーストクラスの人 ・JMBダイヤモンド会員 ・JGCプレミア会員 |
| ②優先搭乗(GROUP2) | ・ビジネスクラスの人 ・JMBサファイア会員 ・JALグローバルクラブ会員 |
| ③優先搭乗(GROUP3) | ・プレミアムエコノミークラスの人 ・JMBクリスタル会員 |
| ④後方座席の人(GROUP4) | ・上記以外の後方座席の人 |
| ⑤その他の人(GROUP5) | ・上記以外の人 |
ステイタスを持っていると、優先搭乗だけでなく専用チェックインカウンターや空港内のJALラウンジの利用、手荷物の優先受取など多くのメリットを受けられます。
ステイタスの獲得に必要なFOP数はそれぞれ以下のとおりです。
ステイタス名をタップ(クリック)すると、詳しい特典内容や達成条件をまとめたページに遷移します。
FLY ONポイントの貯め方
FLY ONポイントの貯め方はシンプルで、「飛行機に乗る」ことが唯一の獲得手段です。搭乗によってのみ積算される仕組みのため、これ以外に貯める方法はありません。
FLY ONポイントは搭乗によってのみ積算される仕組みのため、「飛行機に乗る」ことが唯一の獲得手段となります。
これ以外に貯める方法はありません。
ただし、JALの飛行機でなければ貯まらないわけではなく、JALと提携する航空会社の飛行機に搭乗してもFOPを貯められます。
提携航空会社は国内外に数多く存在します。執筆時点では以下の航空会社がJALと提携しており、FOPを貯めることが可能です。
- 日本トランスオーシャン航空
- 琉球エアーコミューター
- アラスカ航空
- アメリカン航空
- ブリティッシュ・エアウェイズ
- キャセイパシフィック航空
- フィンエアー
- イベリア航空
- マレーシア航空
- カンタス航空
- カタール航空
- ロイヤル・エア・モロッコ
- ロイヤルヨルダン航空
- スリランカ航空

JALのマイルとの違い
マイルは「使えるポイント」、FOPは「ステイタス判定専用の指標」であり、用途がまったく異なります。「マイルとの違いが良く分からず混乱してくる」という方のために、両者の違いを簡単に整理します。
マイルはJALや提携航空会社のフライト、提携ホテルやレンタカー、ショッピングなどを通じて獲得できます。貯めたマイルは特典航空券への交換や有償航空券のアップグレード、提携先のサービスなどに使えるため、一般的なポイントに近い仕組みです。
一方、FOPはJALや提携航空会社のフライト利用によってのみ獲得できます。何かに交換できるものではなく、JALのステイタス取得や維持のためだけに使用されます。FOPはカレンダー年ごとにリセットされ、その年に獲得した数に基づいて翌年のステイタスが決定されます。
| マイル | FOP | |
|---|---|---|
| 目的 | 特典航空券への交換 有償航空券のアップグレード 提携先サービスの利用など | JALのステイタス取得や維持 |
| 獲得方法 | JALや提携航空会社のフライト 提携ホテルやレンタカー ショッピング クレジットカードなどの利用 | JAL及び提携航空会社のフライト |
| 有効期限 | 獲得から36ヶ月間 (一部例外あり) | 獲得した年の12月31日 |
| 他のポイントプログラムへの交換 | 可 (提携先やサービスによって条件が異なります。) | 不可 (交換や利用の概念が存在しません) |
有効期限は1月〜12月まで
FOPには1月1日から12月31日までという有効期限があり、期間を過ぎるとポイントは失効します。
FOPはカレンダー年ごとに集計され、1月1日から12月31日までの間に獲得したFOPが翌年のステイタスに反映されます。その年の終わりとともに獲得したFOPはリセットされるため、年をまたいで持ち越すことはできません。
そのため、FOPを貯めるなら年の早いうちから計画的に動くことが重要です。
「一年の計は元旦にあり」とはFOPのための言葉でもあるかもしれません。
FLY ONポイントの使い方(ステイタス獲得の流れ)
FOPを貯めていくことで、段階的にJALの上級ステータスを獲得できます。ここからは、各ステータスに到達するまでの具体的な流れを確認します。
- 0FOP(START):FOP収集の旅の始まり
- 30,000FOP:JMBクリスタル到達
- 50,000FOP:JMBサファイア到達
- 80,000FOP:JGCプレミア到達
- 100,000FOP:JMBダイヤモンド到達
- 150,000FOP:JMBダイヤモンドメタル到達
0FOP(START):FOP収集の旅の始まり
FOP獲得の旅に出る前に、JALマイレージバンクの開設とJALカードへの入会という2つの準備を済ませておきましょう。
ここで少しお待ちください。
FOP獲得の旅に出る前に、2つの準備が必要です。
1.JALマイレージバンク(JMB)入会
お金を貯めるために銀行口座が必要なのと同じように、FOPを貯めるには専用の口座であるJALマイレージバンク(JMB)を開設しておく必要があります。
JMBについては「JALマイレージバンクとは?入会方法や特典・費用を解説」をご覧ください。
2.JALカード入会
もし余裕があれば、JALカードへの入会を強くおすすめします。
JALカード会員向けにFOPボーナスキャンペーンが実施されることがあり、タイミングが合えばFOP獲得の強力な助っ人になります。
JALカードに入会する場合、カード種別はCLUB-Aカード以上(CLUB-A、CLUB-Aゴールド、プラチナ)がおすすめです。もし、JALグローバルクラブへの入会を視野に入れている場合、CLUB-A以上のJALカードを保有していることが入会条件になります。
JALグローバルクラブについては「JGC(JALグローバルクラブ)とは?特典やメリットまとめ」で解説していますので、併せてご覧ください。
30,000FOP:JMBクリスタル到達
30,000FOPを獲得すると、最初のステイタスである「JMBクリスタル」に到達します。FOP獲得の1週間後から翌々年3月まで、JMBクリスタルとしての特典を利用できます。
JMBクリスタルになると、どのような特典が得られるのでしょうか。注目の特典をピックアップして紹介します。
JMBクリスタルの主なメリット:国際線前方座席指定サービス
飛行機に搭乗した経験がある方はご存じかと思いますが、エコノミークラスの最前列は足元が広いため人気の席です。
そのためJAL国際線では、この足元の広いエコノミークラス前方座席は有料となっています。
| 路線 | 価格 |
|---|---|
| 日本発着=北米・ハワイ・ヨーロッパ・オーストラリア・インド 路線 | 10,000円 |
| 日本発着=東南アジア 路線 | 6,000円 |
| 日本発着=東アジア・グアム・マニラ路線 | 4,000円 |
しかしJMBクリスタル以上のステイタスがあれば、このエコノミークラス有料座席を無料で予約できます。
同じエコノミークラスでも快適な席を無料で確保できるのは大きなメリットです。
JMBクリスタルの主なメリット:専用カウンターでのチェックイン
飛行機に乗るときは、空港に着いたら各航空会社のチェックインカウンターで搭乗手続きを行います。エコノミークラスは乗客も多く、場合によっては長蛇の列に並ばなくてはなりません。

せっかく旅に出るのに、空港到着直後から大行列に遭遇しては出発前に疲れてしまいます。
JMBクリスタルになると、そうした行列に並ぶ必要がなくなります。JALやワンワールド加盟航空会社の専用カウンターでチェックインを利用できるためです。
このメリットはJALだけでなく、JALも加盟する航空連合であるワンワールドアライアンス加盟航空会社のフライトでも享受できます。
| 航空会社 | 利用できるカウンター |
|---|---|
| JAL国際線 | JALビジネスクラス・チェックインカウンター |
| ワンワールド アライアンス加盟航空会社便 | 「ワンワールドエリートステイタス」の表示がある優先チェックインカウンター |
ちなみにワンワールドアライアンス加盟航空会社は、執筆時点で以下のとおりです。
- 日本航空(JAL)
- アラスカ航空
- アメリカン航空
- ブリティッシュ・エアウェイズ
- キャセイパシフィック航空
- フィンエアー
- イベリア航空
- マレーシア航空
- カンタス航空
- カタール航空
- ロイヤル・エア・モロッコ
- ロイヤルヨルダン航空
- スリランカ航空
ワンワールドアライアンスには共通のステイタス制度があり、JMBクリスタルはJAL以外のワンワールドアライアンス加盟航空会社では「ルビー特典」としてメリットを享受できます。

ほかにもプライオリティバッゲージサービス(到着空港での手荷物優先受取)や受託手荷物無料許容量の優待などのメリットも得られます。JMBクリスタルについては「JALのJMBクリスタル特典や達成条件を解説|意味ないって本当?」にて詳しく紹介されていますので、併せてご覧ください。
50,000FOP:JMBサファイア到達
50,000FOP(うちJALグループ便25,000FOP)を獲得するとJMBサファイアを取得できます。ただし、現在のJGC新規入会資格は別制度であり、サファイア達成だけでは得られません。
JMBサファイアになると得られる特典にはどのようなものがあるのでしょうか?JMBクリスタルには無い注目の特典をピックアップします。
JMBサファイアの主なメリット:空港ラウンジの利用
JMBサファイアになるとラウンジが利用可能になります。
ゴールドカードを持っていれば誰でも入れるカードラウンジではなく、限られた人のみがアクセスできる空間です。
国内線では手荷物検査場を抜けた先に、国際線では出国審査を抜けた先に、JALが運営する「サクララウンジ」を利用できます。
国内線のサクララウンジはソフトドリンク、アルコール、お菓子程度の簡単なものに限られますが、国際線のサクララウンジではしっかりと食事をとれます。
ラウンジにあるカレー(通称:JALカレー)は美味しいと評判です。JMBサファイアになった暁にはぜひサクララウンジでJALカレーを堪能してみてくださいね。

そんなサクララウンジですが、執筆時点では国内外の以下の空港に設置されています。
| 国内線 | 新千歳、仙台、成田、羽田、大阪(伊丹)、小松、岡山、広島、松山、福岡、鹿児島、那覇 |
| 国際線 | 羽田、成田、大阪(関空)、名古屋(中部)、ハワイ・ホノルル、ドイツ・フランクフルト、タイ・バンコク、フィリピン・マニラ |
では、サクララウンジが無い空港ではどうなるのでしょうか?
国内線の場合、提携ラウンジのある空港であれば提携ラウンジを利用できます(執筆時点では青森、熊本、宮崎など)。
一方、物理的にラウンジ施設が無い空港もあり、その場合は利用を諦めるしかありません(執筆時点では徳島など)。
国際線の場合はワンワールドアライアンスの力を借ります。JMBサファイアは、JAL以外のワンワールドアライアンス加盟航空会社では「サファイア特典」としてメリットを享受できます。

JMBサファイアがあると、JALのラウンジに加えて全世界に400近くあるワンワールドアライアンス加盟航空会社が運営するビジネスクラスラウンジにもアクセスできるようになります。
50,000FOP到達の大きなメリット:JALグローバルクラブへの入会資格
現在のJGC新規入会は、原則として1,500 Life Statusポイント以上と対象JALカードの保有などが条件です。JMBサファイアの達成だけでは入会できません。詳しくは、JGCの特典と入会条件をご覧ください。
JGCに入会すると、それまで持っていたJALカードは「JALグローバルクラブ JALカード」として生まれ変わります(専用デザインでカードが再発行されます)。
そして、「JALグローバルクラブ JALカード」を保持し続ける限り、JGC資格を維持できます。
JGC会員にはワンワールドアライアンスのサファイア特典が付くため、一度JGCに入会できれば、「JALグローバルクラブ JALカード」を持ち続ける限り、半永久的にJGC会員を維持できます(≒JMBサファイアの特典を半永久的に享受できます)。
JMBサファイアについては「JALのJMBサファイア到達と維持のコツ|メリットや会員特典も解説」にて詳しく紹介されていますので、併せてご覧ください。
80,000FOP:JGCプレミア到達
JGC会員が80,000FOPを獲得すると、上位ステイタスである「JGCプレミア」を取得できます。FOP獲得の1週間後から翌々年3月まで、JMBサファイアの特典に加えてさらに追加の特典を享受できます。
なお、「JGC」と「JGCプレミア」は別物です。JGCは入会して「JALグローバルクラブ JALカード」を持ち続ける限りJGC会員資格の維持(≒JMBサファイアのメリット享受)が可能ですが、JGCプレミアは有限のため、資格維持には定期的にFOPを貯める必要があります。

JGCプレミアになると得られる特典にはどのようなものがあるのでしょうか。JMBサファイアには無い注目の特典をピックアップします。
JGCプレミアの主なメリット:マイル有効期限の廃止
通常、貯めたマイルの有効期限は貯めた日から3年間(36カ月後の月末まで)ですが、JGCプレミアの資格を保持している間はマイルの有効期限がなくなります(つまり、JGCプレミアでいる間はマイルが失効しません)。
JGCプレミアの資格を失った場合でも、資格喪失日から3年間(36カ月後の月末まで)のマイル有効期限が改めて設定されるため、少なくともマイルの延命が可能です。
JGCプレミアの主なメリット:ファーストクラスラウンジへのアクセスとワンワールド エメラルド特典の享受
JMBサファイアではサクララウンジをはじめとするビジネスクラスラウンジを利用できましたが、JGCプレミアになるとJALのファーストクラスラウンジも利用可能となります。JAL以外のワンワールドアライアンス加盟航空会社では「エメラルド特典」として同様のメリットを享受できます。

画像:JGCプレミアとワンワールドステイタスの相関図
JGCプレミアの詳細については「JGCプレミアの特典一覧と効率的に条件を達成するための修行方法」にて詳しく紹介されていますので、併せてご覧ください。
100,000FOP:JMBダイヤモンド到達
100,000FOPを獲得すると、次のステイタスである「JMBダイヤモンド」に到達できます。

JMBダイヤモンドの特典はJGCプレミアとほぼ同じですので、ここでは割愛します。JMBダイヤモンドの詳細については「JALのJMBダイヤモンド特典一覧や達成条件まとめ」をぜひご覧ください。
150,000FOP:JMBダイヤモンドメタル到達
150,000FOPに到達すると、JMBダイヤモンドの上位ステイタスである「ダイヤモンドメタル」が適用されます。2023年、JMBダイヤモンドでは物足りない(!?)方に向けて、この新たなステイタスが発表されました。
その名も、「ダイヤモンドメタル」。
以前からその存在がささやかれていましたが、2023年に正式発表され、2024年4月よりサービスが開始されます。
JMBダイヤモンドメタルは、JMBダイヤモンドの特典に加えて以下の特典を享受できます。
- ダイヤモンドメタル専用予約デスクが利用可
- Webサイト以外での国際線航空券取扱手数料(日本国内は税込み5,500円)が無料
- 国内線航空券(一部)の予約確約サービス
- ボーナスマイル(30,000JALマイル)プレゼント
- 整備士がひとつひとつ丁寧に作成したメタルカードを記念品としてプレゼント
ここまでがFLY ONポイントの使い方(ステイタス獲得)の流れです。
なお、ステイタス獲得という観点では、FOPの一部を搭乗回数に代替することも可能です。FOPはJALと提携する航空会社のフライトでも獲得できますが、ステイタス獲得に際して制約があります。最後にステイタス獲得の条件を整理しておきます。
| ステイタス | FOPのみで獲得する場合の条件 | FOPの一部を搭乗回数で代替する場合の条件 |
|---|---|---|
| JMBクリスタル | 30,000FOP (内15,000FOPはJAL便必須) | 10,000FOP + 搭乗30回 (内15回はJAL便必須) |
| JMBサファイア | 50,000FOP (内25,000FOPはJAL便必須) | 15,000FOP + 搭乗50回 (内25回はJAL便必須) |
| JGCプレミア | 80,000FOP (内40,000FOPはJAL便必須) | 25,000FOP + 搭乗80回 (内40回はJAL便必須) |
| JMBダイヤモンド | 100,000FOP (内50,000FOPはJAL便必須) | 35,000FOP + 搭乗120回 (内60回はJAL便必須) |
| JMBダイヤモンドメタル | 150,000FOP (全てJAL便必須) | 50,000FOP(全てJAL便必須) + 搭乗180回 (全てJAL便必須) |
FLY ONポイントの計算方法
FOPは搭乗前にどれくらい貯まるかを計算でき、フライト選びに役立てられます。ここまでFOPを獲得するメリットを紹介してきましたが、ここからは具体的な計算方法を確認していきます。
ここからはFOPの計算方法を紹介します。まず基本となる計算式から始め、JALグループ便や提携会社(ワンワールドアライアンス加盟航空会社便)での計算方法についても触れていきます。
計算方法を把握できれば、どのフライトでFOPがどれくらい貯まるかが分かり、計画的にFOPを積み上げられます。
基本の計算式
FOPの計算式は下記のとおりです。
それぞれの要素について詳しく見ていきましょう。
フライトマイル
「フライトマイル」は、搭乗する区間マイルと運賃クラスに応じて増減する仕組みです。安いエコノミークラスのチケットでは少なくなり、高価なビジネスクラスのチケットでは多くなります。正確には下記の要素に左右されますが、意外と複雑です。
- 国内線搭乗クラス:「普通」「クラスJ」「ファースト」など
- 国内線運賃種別:「フレックス」「セイバー」「往復セイバー」など
- 国際線搭乗クラス:「エコノミー」「ビジネス」「ファースト」など
- 国際線予約クラス:搭乗クラス(エコノミー、ビジネス、etc)をさらに細分化したもの(「F」「C」「Y」などアルファベット1文字で表現されます)
FLY ON ポイント換算率
「FLY ON ポイント換算率」はJALのフライトのみが対象で、下記の3パターンに分かれます。
- 日本国内線:2倍
- アジア・オセアニア地域の国際線:1.5倍
- 上記以外の国際線:1倍
搭乗ボーナスFLY ONポイント
「搭乗ボーナスFLY ONポイント」もJALのフライトが対象ですが、予約内容により追加の有無が異なります。
国内線の搭乗ボーナスFLY ONポイントは以下のとおりです。
| 運賃種別 | 搭乗ボーナス FLY ON ポイント |
|---|---|
| フレックス、JALカード割引、ビジネスフレックス、離島割引、特定路線離島割引、株主割引 | 400ポイント |
| セイバー、スペシャルセイバー、往復セイバー | 200ポイント |
| プロモーション、スカイメイト、当日シニア割引、特典航空券、個人包括旅行運賃、包括旅行運賃、団体割引運賃、学校研修割引運賃など | 0ポイント |
国際線の搭乗ボーナスFLY ONポイントは以下のとおりです。
| 搭乗クラス | 予約クラス | 搭乗ボーナス FLY ON ポイント |
|---|---|---|
| ファーストクラス | F、A | 400ポイント |
| ビジネスクラス | J、C、D、I、X | |
| プレミアムエコノミークラス | Y | |
| エコノミークラス | Y、B、H、K、M | |
| プレミアムエコノミークラス | R、E | 0ポイント |
| エコノミークラス | L、V、S、O、Z、G、Q、N |
FOPを実際に計算してみる(JAL国内線)
JAL国内線のFOPは、公式の計算ツールを使えば簡単に算出できます。ここでは下記のサンプルをもとに、実際の計算手順を確認していきます。
東京から出雲への片道航空券です。

JALグループ便の場合、FOPの計算には公式から便利な計算ツールが提供されているため、手動で計算式を組み立てる必要はありません。
必要な情報を入力して「検索する」ボタンをクリックするだけでFOPが算出されます。
必要な情報を入力して「検索する」ボタンをクリックするだけでFOPが算出されます。
搭乗前にFOPの見込み値を把握できるため、修行計画の精度を高めるのに役立ちます。
FOPを実際に計算してみる(JAL国際線)
JAL国際線のFOP計算は、予約クラスの確認方法さえわかれば国内線と同じ手順で簡単に行えます。以下のサンプルをもとに、実際にFOPを計算してみましょう。
東京から台北への往路便です。

使用するのは国内線と同じFOP計算ツールです。計算に必要な予約クラスは、画面右の”運賃規則”リンクをクリックすると確認できます。

次に、国際線版のFOP計算ツールにアクセスし、必要な情報を入力します。
入力が終わったら「検索する」ボタンをクリックすると、FOPが表示されます。

予約クラスの確認方法さえわかれば、JAL国際線のFOP計算は簡単です。
FOPを実際に計算してみる(ワンワールドアライアンス加盟航空会社)
ワンワールドアライアンス加盟航空会社のFOP計算は、区間マイルと積算率を自分で調べたうえで手動で算出する必要があります。JAL国内線や国際線にあったような専用ツールが存在しないため、必要な情報を自分で集めて計算しなければなりません。ここでは実際の手順を紹介します。
JAL国内線や国際線にあったような専用ツールが存在しないため、必要な情報を自分で集めて計算しなければなりません。
計算に必要な情報は大きく2つです。
- フライトマイル
- 予約クラス
まずは区間マイルを確認します。区間マイルはフライトの距離を示す値であり、どの航空会社でも基本的に同じです。
STEP1.区間マイルの確認
まずは区間マイルを確認します。区間マイルはフライトの距離を示す値であり、どの航空会社でも基本的に同じです。
JALから提供されているツールがありますので、活用します。
東京(TYO)~シドニー(SYD)の区間マイルは4,863であることが分かります。この数値は後で使いますのでメモしておきます。
STEP2.予約クラスの確認
予約クラスの確認について、JAL便はJALのウェブサイトで確認できますが、JAL以外の航空会社の場合は確認方法がそれぞれ異なります。
今回は一つの例として、航空券予約サイト「ena(イーナ)」で確認してみます。
航空券を検索すると、予約クラスを確認できます。「予約クラス:J」という記載が確認できますでしょうか。この「J」が予約クラスです。
STEP3.カンタス航空の積算率を確認
STEP3.カンタス航空の積算率を確認
続いてカンタス航空のFOP積算率を確認します。こちらはJALのウェブサイトで確認できます。
STEP2で確認した予約クラス「J」の場合、積算率は125%となります。
この積算率125%も後ほど使いますので、メモしておきます。
FOP=区間マイル(4,863)×FOP積算率125%(1.25)≒6078
FOP=区間マイル(4,863)×FOP積算率125%(1.25)≒6078
となります。
FLY ONポイントを効率よく貯めるおすすめルート
FOP単価が低い路線ほど少ない費用で多くのポイントを獲得でき、ルート選びではこの指標を基準にするのがおすすめです。FOPの計算方法を理解したうえで、次に気になるのは「どのルートが効率的なんだろう」という点ではないでしょうか。
ここからは、FOPを効率よく貯めるルートを考えてみます。一緒に素敵なルートを見つけてFOPをザクザク貯めていきましょう!
FOPの効率化を図る指標として「FOP単価」というキーワードがあります。これは購入した航空券の総額を、獲得できるFOPで割って算出する数値です。
例えば16,494円の航空券で1,676FOPが貯まる場合、FOP単価は9.84円です。つまりFOP単価が低い路線ほど、少ない費用で多くのポイントを獲得できます。
例えば16,494円の航空券で1,676FOPが貯まる場合、FOP単価は9.84円です。
つまり、FOP単価が低い路線ほど、少ない費用で多くのポイントを獲得できます。
国内線・国際線それぞれのおすすめルートを以下で検討していきます。
JAL国内線
JAL国内線では、FOP単価が低い長距離路線を多く飛ぶことで、FOPを効率よく貯められます。
休止路線も含めたJALの国内線最長路線ベスト10(執筆時点)は以下のとおりです。
- 羽田-石垣
- 羽田-宮古
- 名古屋-石垣
- 仙台-那覇
- 羽田-久米島
- 羽田-那覇
- 名古屋-宮古
- 那覇-小松
- 羽田-奄美大島
- 羽田-長崎
多頻度運航の路線のほうが需要が多いと考えられ、FOP単価が下がる可能性も期待できます。先ほどの10路線について、1日の往復便数(執筆時点)を見てみましょう。
- 羽田-石垣:2往復
- 羽田-宮古:1往復
- 名古屋-石垣:(運休)
- 仙台-那覇:(運休)
- 羽田-久米島:(運休)
- 羽田-那覇:約13往復
- 名古屋-宮古:(運休)
- 那覇-小松:(運休)
- 羽田-奄美大島:約1往復
- 羽田-長崎:約6往復
この中からJAL国内線最長路線の羽田-石垣線と、最も運航頻度が多い羽田-那覇線を比較します。
下記の図はある日の羽田-石垣線と羽田-那覇線を比較したものです。
羽田-石垣線は運航距離が長いため、1フライトで貯まるFOPも多くなります。
しかし、1FOPを貯めるためのコスト(FOP単価)は羽田-那覇線のほうが安く、羽田-那覇線に繰り返し搭乗するほうが効率よくFOPを貯められる可能性が高いです。

このように、効率よくFOPを貯めるにはFOP単価を比較することがポイントです。
JAL国際線
国際線では「FLY ON ポイント換算率」が1.5倍となるアジア・オセアニア地域の路線が狙い目です。
国内線と同様に、JALにおけるアジア・オセアニア地域の長距離路線トップ5を調べてみます。
執筆時点では下記がその結果でした。
- 東京-メルボルン(オーストラリア)
- 東京-シドニー(オーストラリア)
- 東京-ベンガルール(インド)
- 東京-ニューデリー(インド)
- 東京-ジャカルタ(インドネシア)
例えば、日本発の国際線(東京-ニューデリー)と、海外発の国際線(ニューデリー-東京-シドニー)を組み合わせてみるのはいかがでしょうか。
全体のフライトとしては、
①東京→②ニューデリー→③東京→④シドニー→⑤東京→⑥ニューデリー→⑦東京
といった流れになります(①~②と⑥~⑦が日本発の国際線区間で、②~⑥が海外発の国際線区間です)。
日本発の東京-ニューデリー間のある日のチケットは↓の感じでした(予約クラスは「E」)。

同様に海外発のニューデリー-シドニー間(東京経由)のある日のチケットは↓の感じでした(予約クラスは「R」)。

このフライトで得られるFOPはどれくらいになるのでしょうか?ツールでも簡単に確認できますが、計算すると以下のとおりです。
①~②の区間:基本マイル(3,656)×フライトマイル積算率(Eクラスは70%=0.7)×FLY ON ポイント換算率(1.5)+搭乗ボーナス FLY ON ポイント(400)=4,239FOP
②~③の区間:基本マイル(3,656)×フライトマイル積算率(Rクラスは100%=1)×FLY ON ポイント換算率(1.5)+搭乗ボーナス FLY ON ポイント(400)=5,884FOP
③~④の区間:基本マイル(4,863)×フライトマイル積算率(Rクラスは100%=1)×FLY ON ポイント換算率(1.5)+搭乗ボーナス FLY ON ポイント(400)=7,695FOP
①~④までが全体の旅程の片道にあたるため、倍にすると往復で貯まるFOPは35,636FOPになります。
(4,239+5,884+7,695)×2=35,636FOP
FOP単価は14.57円となり、今回のケースでは国内線の羽田-那覇往復のほうが効率が良いかもしれません。
一方で、国際線は日本発着よりも海外発着のフライト(海外発券)のほうが価格を抑えられるケースがあります。
今回の例でも東京-ニューデリーの往復は263,110円でしたが、ニューデリー-東京-シドニーの往復は255,983円と東京-ニューデリー間より安い金額でした。
海外発券の場合、出発地までの移動をどうするかという課題が生じますが、この課題を解決できれば海外発券を活用してお得にFOPを貯められるかもしれません。
FLY ONポイントの最新キャンペーン情報
FOPは定期的にキャンペーンが実施されており、活用すれば効率よくポイントを貯められます。
2024年7月現在はキャンペーンが開催されていませんが、2023年に開催された内容をチェックして傾向を把握しておくのがおすすめです。
獲得方法など詳しい情報は「JALの最新FOPキャンペーン」のページをご覧ください。
JALカード初回搭乗 FLY ON ポイントボーナスキャンペーン
JALカード保有者がその年初めてJALグループ便に搭乗すると、5,000FOPのボーナスが付与されます。毎年実施されるキャンペーンで、JMBマイル積算対象運賃での搭乗が条件です。キャンペーン登録が必須ですが、登録は事後でも可能です。
2023年の対象搭乗日:2023年1月1日(日)~12月31日(日)
キャンペーン登録期間:2022年12月20日(火)~2023年12月31日(日)
JAL国際線 FLY ON ポイント2倍キャンペーン
JAL国際線のFLY ON ポイントが通常の2倍になるキャンペーンです。
※国内線は対象外となります。
対象搭乗期間は2023年7月13日(木)~12月31日(日)で、キャンペーン登録は不要です。
FLY ONポイントに関するよくある質問
FOPに関するよくある質問をまとめましたので、気になるポイントをご確認ください。
フライオンポイントは何に使えますか?
フライオンポイント(FOP)は、JMBのエリートステータスの獲得・維持に使用するポイントであり、特典航空券への交換など一般的なマイルのような使い方はできません。
FOPは、JALマイレージバンク(JMB)の会員がJALやJALグループの飛行機に搭乗することで獲得できます。一般的なマイルとは性質が異なり、特典航空券などへの交換には利用できない点に注意が必要です。
FOPを貯めることで、JMBのエリートステータス(クリスタル、サファイア、ダイヤモンド、ダイヤモンドメタル)を獲得または維持できます。エリートステータスを取得すると、プレミアムチェックインカウンターの利用や空港ラウンジへのアクセス、優先搭乗、追加の手荷物許容量など多彩な特典が付帯します。
フライオンのポイントはどうやって調べる?
FOPはJAL公式サイトにログインすれば、現在の残高をいつでも確認できます。以下、具体的な手順をご紹介します。
1.JALの公式サイトにアクセス:
まずJAL公式サイトにアクセスします。

2.ログイン:

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3.「マイレージ&JALカード」へ移動:
ログイン後のトップページから「マイレージ&JALカード」に進むと、現在のFLY ONポイント残高を確認できます。

フライトごとに貯まるFOPの確認はツールを使う
次に、どのフライトでどれだけFOPが貯まるかについてですが、JALのフライトについてはJAL提供の計算ツールで簡単にシミュレーションできます。
ワンワールドアライアンス加盟航空会社の場合は少し手間がかかりますが、フライトマイルと予約クラスが分かれば計算可能です。
マイルとフライオンポイントは変換できますか?
マイルとFOPは相互に変換できません。
FOPはマイルとはまったく別の仕組みで、ポイント同士を交換する手段は用意されていません。そのため、以下のような使い方には対応していません。
- 他の航空会社とのポイント交換
- 家族との共有
- 航空券の購入
- 特典航空券への交換
- アップグレード
- 友人や家族への譲渡
- 他のポイントプログラムとの連携
JALのFOPの仕組みは、頻繁に飛行機を利用する旅行者にとって魅力的なプログラムです。ステータスを獲得すれば、さまざまな特典を享受できます。この記事を通じて、FOPの基本的な貯め方や使い方、そしてステータス獲得の流れについてご理解いただけましたら幸いです。
FOPを攻略して、JALやワンワールドアライアンス加盟航空会社での快適な旅を楽しんでください。
確認元:JAL公式・JGC入会基準(2026年10月2日確認)。















