スターアライアンスなら会社員でも気軽に世界一周できる!実際のコースや運賃を徹底解説

皆さまは世界一周航空券と聞くとどのようなイメージをお持ちでしょうか。
数週間から数ヶ月もかけて世界各地を転々と周遊するようなイメージを持たれる方が多いかと思われます。
筆者もかつてはそのように考えており、サラリーマンをしているうちは数週間にもおよぶ長期休暇は取れないので、世界一周航空券を使った旅行なんてできっこない、と思い込んでいました。
ところが、世界一周航空券でもスターアライアンスを使えば1年間のうちに3回海外旅行を楽しむことができると聞けばいかがでしょうか。
しかも、世界一周航空券は年間を通じて基本運賃は一定のため、日本の長期連休であるお盆・年末年始・ゴールデンウィークでも不変です。
ただし、燃油サーチャージ等は原油価格の変動に応じて変更されますし、どのエアラインを選ぶかによっても変わってきます。
とはいえ、長期連休の時にしかまとまったお休みが取れず、ピーク時の高い旅行代金でしか海外旅行に行けないと嘆いている方にとっては、スターアライアンス世界一周航空券は救世主になるでしょう!
今回は、筆者が2024年9月7日から12月11日にかけて、スターアライアンス世界一周航空券を活用して3回海外旅行を楽しんだ旅程や費用などをシェアします。
この記事が、「いつかは世界一周航空券で旅行をしたい」と思っているあなたの、その夢を実現させる参考になれば幸いです。
※アイキャッチ画像の出典元:STAR ALLIANCE「Round the World」
世界一周航空券とは
世界にはエアライン・アライアンス(航空連合)が3つあります。ANAが加盟するスターアライアンス、JALが加盟するワンワールド、デルタ航空やエールフランスなどが加盟するスカイチームです。

世界一周航空券はスターアライアンスとワンワールドからサービスが提供されています。スカイチームからもかつては提供されていましたが、現時点ではサービスが停止されています。
日本を発着地とする世界一周航空券とは、端的に言えば、日本を出発して東回りか西回りで太平洋と大西洋をそれぞれ1回だけ渡って日本に戻るルートになります。東回りか西回りを決めると同一方向にしか回ることはできず、逆行して太平洋や大西洋を渡ることはできません。
有効期間は10日以上1年間です。スターアライアンスは距離に応じて価格設定されており、ワンワールドは大陸数に応じて価格設定されています。
フライト数は最大で16区間となります。これにはサーフェス:陸路やLCC(格安エアライン)等、別の移動手段も含まれます。
それぞれもう少し細かなルールがありますが、日本では「世界一周堂」と「HIS」が世界一周航空券に特化したサイトを公開していますので、参考になると思われます。
手数料はかかりますが、ルートの相談から発券も行ってくれます。
筆者は旅のプランニングは苦にならないのですが、時間がない方や旅程の計画が苦手な方は相談してみるのも良いかと思われます。
また、スターアライアンス世界一周航空券の約款(規約と条件)に関しては一度目を通しておくことをお勧めします。
スターアライアンス世界一周航空券のメリット
3回海外旅行が楽しめる
日本国内でも発着空港を変えて途中降機(ストップオーバー)すれば、旅の途中でも日本に長期滞在できます。つまり、3回海外旅行ができるのです。この制度はワンワールドにはないのでスターアライアンス世界一周航空券の最大のメリットだと筆者は考えます。
距離制のため大陸数の縛りがない
距離種別は3つあり、STAR 1は29,000マイル以内、STAR 2は34,000マイル以内、STAR 3は39,000マイル以内の制約があります。基本運賃もそれぞれエコノミー・プレミアムエコノミー・ビジネス・ファーストで変わります。

これ以外に世界一周スペシャルとして26,000マイル以内でエコノミーとビジネスの設定があります。
地球の円周は24,902マイルですから、単純に世界一周をするなら26,000マイル以内の世界一周スペシャルでも十分成立します。
ちなみに26,000マイル以内の世界一周スペシャルの基本運賃は、エコノミーが290,000円、ビジネスが630,00円となります。意外に手が届きそうな価格設定で、実現可能性が高まったのではないでしょうか?
自分で旅程シミュレーションが可能
「Book & Fly」というツールがあり、スターアライアンス世界一周航空券の公式サイトの中にあります。このツールで世界一周航空券ルートのシミュレーションができ、見積もり金額も表示されます。ルフトハンザ航空扱いになりますが、オンライン購入も可能です。
ただし、日本での途中降機を複数回行うといった変化球には対応しておりません。
多数出てくるフライト候補を確認し、意外なルートや新たな発見にワクワクしながら選択肢の幅を広げることができます。
スターアライアンス世界一周旅行券の旅程や金額
スケジュール
2024年9月7日から12月11日までの旅程は次の通りです。この94日間の期間中、3回海外旅行をして日本にも55日間滞在しています。
- 2024年9月7日~9月24日(18日間)
- 2024年11月15日~11月21日(7日間)
- 2024年11月28日~12月11日(14日間)
一人当たり料金
航空券の費用:約120万円(STAR 3 ~39,000マイル ビジネスクラス)
内訳 | 料金 |
---|---|
基本料金 (STAR 3 ビジネスクラス) | 958,900円 |
燃油サーチャージ (2024年8月下旬発券) | 240,450円 |
変更手数料2回 | 36,200円 |
合計 | 1,235,550円 |
ルート
- 18日間:中部(名古屋)→成田(東京)→チューリッヒ→JFK(ニューヨーク)→モントリオール→トロント→関空(大阪)
- 7日間:関空(大阪)→羽田(東京)→シドニー→羽田(東京)
- 14日間:羽田(東京)→シンガポール→デンパサール(バリ島)→バンコク→羽田(東京)
「スターアライアンス世界一周航空券」のルートを決めた背景
「世界一周航空券」を使って地球を回るのが夢の1つだったので、とにかく実行をしたいと思いました。1年以上前から旅程はいくつか考え、ワンワールドのルートも含めて海外発券での運賃も算出していました。円安が進んでいたので、日本発券が一番リーズナブルだという結論に達しました。
2024年8月のお盆休みの頃に具体的な旅程を決め、Book & Flyでシミュレーションし、金額の見当もついてからANAダイヤモンドサービスデスクに電話をしました。細かな点は担当の方と相談しながら予約しました。その後も3回電話して多少の変更をしています。
ANAのダイヤモンドサービスステータスを維持するために、ライフソリューション7つ以上、ANA系クレジットカードの年間決済額500万円以上、プレミアムポイント(以下PP)を5万PP貯めようと考えていました。
2024年の前半にANA便を利用して獲得したPPと、今回の世界一周航空券で世界を回って獲得するPPを合計すると5万PP以上となる計算だったので、それで安心していました。
ところが、1ラウンド目の旅程を終えてからライフソリューションを活用したダイヤモンドサービスステータス維持の条件を見ると、5万PPはANAグループ便に限ると書いているではありませんか!
そこからあわててANAグループ便を使ってPPを積み増せるルートを探したところ、オセアニア路線のPPが掛率1.5倍になるので、PPを貯める効率が良く、羽田・シドニー間の往復便をねじ込みました。そのため変更手数料が余分にかかることとなりました。
1ラウンド目は関空(大阪)で終わらせているため、2ラウンド目は大阪(関空か伊丹)から開始する必要があり、関空(大阪)出発羽田(東京)経由でシドニーを往復しました。
シドニーからのフライトは羽田で途中降機しました。ここで再度しばらく日本で普通に生活します。
また、ニューヨークからモントリオールの予定の間にはメキシコのカンクンへも行くことにしており、旅程を組む段階で入れようとしましたが、スターアライアンスでは相応しいフライトが見つかりませんでした。ここは別途スカイチームのデルタ航空のアトランタ経由便をを予約しました。ついでにアトランタのトゥルーイスト・パークで大谷翔平選手の試合観戦(対アトランタ・ブレーブス)も予定しました。
ところが諸事情により、予定を変更せざるを得なくなり、最終的にはデルタ航空とワンワールドのアメリカン航空をミックスしてマイアミ経由でニューヨークとカンクンを往復しました。大谷翔平選手の試合観戦もマイアミのローンデポ・パークへ変更(対マイアミ・マーリンズ)しました。実はこれがのちに大変なことになろうとは、この時は知る由もありませんでした。
世界一周ルート(除国内線)と滞在先の様子
①東京(成田)→チューリッヒ(9月8日)
・航空会社:スイスインターナショナル(LX161便)A320
・所要時間:14時間25分
・滞在ホテル:ハイアットリージェンシー・チューリッヒエアポート2泊、ツェルマットの民泊 2泊(Booking.comを通して予約)、ヒルトン・チューリッヒエアポート1泊
ハイライト
成田空港ANA Zカウンターでの失敗談
成田空港からスイスインターナショナル航空に乗って世界一周旅行の始まりだ!と期待に胸をふくらませ、いつも利用しているZカウンターに行きました。そこにはSWISS のロゴも表示されていたし、ANAのダイヤモンドサービスステータスも持っているので当然利用できるだろうと思って入りました。
航空チケットを見せると、スイスインターナショナル航空のファーストクラスのみ利用できますが、ビジネスクラスではお使いになれません、とのことです。ANAダイヤモンドステータス会員であってもANA便を利用する時のみに利用できるとのことで、すっかり出鼻をくじかれてしまいました。

ハイアットリージェンシー・チューリッヒエアポート・ザサークル
ハイアットリージェンシー・チューリッヒは空港から徒歩でアクセス可能で、グローバリストだと朝食はレバノン料理レストラン「BABEL」が無料となり、夜はクラブラウンジのカクテルタイムの食事が充実していましたので、それで十分でした。お部屋のトイレがシャワートイレだったのには驚きました。デザインがシンプルで実にスタイリッシュです。さすがヨーロッパ製!



お洒落なチューリッヒの街並み
チューリッヒの街並みはどのおうちにも国旗が掲げられていて統一感があり、お洒落です。散歩している時に韓国ドラマ『愛の不時着』のロケ地である「リンデンホフの丘」があることに気づき、回ってみました。ロケ地巡礼っぽい人達もそこそこいました。主にアジアン女子。


ツェルマットではマッターホルンもバッチリ見え、今から127年前の1898年に開業した山岳列車のゴルナーグラート鉄道で3,089メートルまで登りました。


②チューリッヒ→ニューヨーク(9月13日)
・航空会社:スイスインターナショナル(LX016便) A330-300
・所要時間:8時間45分
・滞在ホテル:ヒルトン・ガーデンイン・クイーンズ・JFKエアポート1泊、カンクンでハイアット系オールインクルーシブホテル5泊、マイアミでシェラトン・マイアミ・エアポート1泊、フェアフィールド・ペンステーション1泊
※ニューヨークからマイアミ経由カンクン往復便は別手配
ハイライト
カンクンのオールインクルーシブホテル
カンクンのハイアット系オールインクルーシブホテルはどこも超ゴージャス!ホテルの宿泊金額レベルによって客層は違いますが、とにかく明るい!

マイアミで奇跡!に遭遇
マイアミで大谷翔平選手の試合を観に行くと6打数6安打10打点3盗塁3連続HRと異次元の活躍ぶり。$17と安いライト側外野2階席に座っていると49号HR球が飛んできて右斜め後ろに着弾して大興奮‼ 50号HRはレフト側に飛んだが50/50達成で場内大歓声。51号HR球はまたもやすぐ近くに着弾し、他の観客に混じって筆者もホームランボールへ向かっているシーンが全世界にライブ放映される(笑)。今回の世界一周航空券で回った一番良い思い出となりました。




ニューヨークの「Edge NYC」で100階からの眺望を楽しむ!
ニューヨークではハドソンヤードの「Edge NYC」に初めて昇り、100階のスカイデッキからサンセットを見ました。


③ニューヨーク→モントリオール(9月21日)
・航空会社:ユナイテッド航空(UA3715便)E170
・所要時間:1時間36分
・滞在ホテル:ハイアットプレイス・モントリオール2泊
ハイライト
モントリオールでは労働者ストでホテルサービスも制限される
ハイアットプレイス・モントリオールは。2023年9月にも宿泊して便利で気に入ったのでリピートしましたが、モントリオール全域で労働者のストライキがあり、朝食サービスはありませんでした。昨年宿泊したタイミングと同様にモントリオールマラソンが開催されていました。

④モントリオール→トロント→関空(9月23日発24日着)
・航空会社:エア・カナダ(AC407便・AC059便)A319-100・B787-8
・所要時間:AC407便 1時間26分、AC059便 14時間10分)
ハイライト
搭乗直前に遅延連絡で大ピンチ!
当初はモントリオールからバンクーバーを経由して関空へ向かう予定でしたが、モントリオール空港で待っている時に、フライトの出発時間が2時間20分遅れるとの通知が…
バンクーバーでの乗り継ぎ時間が2時間24分だったので、関空への国際線に乗り換えができないことが確定しました。
この場合、どこにどのように相談するべきかを考えていました。エアカナダのスタッフに相談するべきなのか、日本のANAのダイヤモンドサービスデスクに電話してヘルプを求めるべきなのか、と悶々としていました。
すると新たなメッセージが入り、フライトが変更になり、トロント経由で関空へ向かうとのこと。当初の予定通り、9月24日夕方には関空へ到着するフライトスケジュールでした。ビジネスクラスの席も隣同士が空いており、助かりました。

エアカナダではモントリオールからトロントへの短時間フライトでも機内食が出ました。また、トロント空港内にあるシグネチャーラウンジは飲み物のメニューも食事のメニューも非常に良かったのですが、時間がなくゆっくり楽しむことができませんでした。


関空で途中降機(ストップオーバー)することになり、このあと日本でしばらく滞在していました。その時にANAグループ便で5万PP獲得する必要があることに気づき、あわてて羽田・シドニー間を往復するフライトの予約を入れたのは前述のとおりです。
⑤羽田→シドニー(11月16日)
・航空会社:ANA(NH889便)B787-9
・所要時間:9時間40分
・滞在ホテル:ホテルモクシ―・シドニーエアポート1泊、ハイアットリージェンシー・シドニー3泊
ハイライト
シドニーで格安ベイクルーズ体験!
ハイアットリージェンシー・シドニーがあるダーリングハーバー(バランガルー)と、世界遺産のオペラハウスやハーバーブリッジのあるサーキュラーキーには通勤者が使うフェリーがあり、ハーバーブリッジの下も航行し、格安でベイクルーズを楽しむことができます。
ハイアットロージェンシー・シドニーに関しては別の記事もご参照下さい。
【宿泊記】ハイアットリージェンシー・シドニーのブログレビュー ※グローバリスト|PrimeTravel


⑥シドニー→羽田(11月20日発21日着)
・航空会社:ANA(NH880便)B787-9
・所要時間:9時間35分
ハイライト
シドニー空港ではニュージーランド航空のラウンジでゆったり
夜発のフライトでしたが、搭乗前はニュージーランド航空のラウンジが使え、時間帯によっては混雑していたものの快適に過ごせました。


機中泊でしたが、シートが1A席だったので周囲を気にせずゆったり過ごすことができました。



このあとしばらく日本に滞在し、3ラウンド目は東南アジアを回ることになります。
⑦羽田→シンガポール(11月28日)
・航空会社:ANA(NH843便)B787-9
・所要時間:7時間30分
・滞在ホテル:ウェスティン・シンガポール1泊
ハイライト
無料宿泊特典でも朝9時のアーリーチェックイン!
ウエスティン・シンガポールはMARRIOTT BONVOY AMEX PUREMIUM CARD の無料宿泊特典を使用(50,000ポイント)して泊まりました。早朝に到着したフライトでしたが、アプリで事前アーリーチェックインをリクエスト。朝9時にはホテルにチェックインでき、レストラン「アジア・スクエア」にて無料で朝食もいただくことができました。もちろん翌朝も無料で朝食をいただきました。夜はクラブラウンジのカクテルタイムにそこそこのお料理が出ましたので、外食する必要はありませんでした。


⑧シンガポール→デンパサール(11月29日)
・航空会社:シンガポール航空(SQ944便)B787-10
・所要時間:2時間45分
・滞在ホテル:シェラトン・バリ・クタ2泊、マティス・ロッジ・アメッド1泊、アリラマンギス4泊、グランドハイアット・バリ2泊、マリオット・バリ・ヌサドゥア・テラス2泊
ハイライト
今回の世界一周航空券唯一のエコノミー席フライトでも2人席でストレスフリー
シンガポールからデンパサールへのフライトだけがエコノミ―席しか予約できず。2時間45分と比較的短時間なのと一番最後尾の2人席だったので、ストレスもありませんでした。エコノミー席の最後尾の2人席は悪くないという印象を持ちました。
シェラトン・バリ・クタ・リゾートにはクラブラウンジがない!
シェラトン・バリ・クタ・リゾートではナイトリーアップグレード特典を2泊分使い、オーシャンフロントの100㎡のスイートにアサインされました。コーナーバルコニーでしたが、隣の巨大モール「Beach Walk」に行くと、バルコニーに出ているとかなり目立つことがわかり焦りました。また、シェラトン・クタはクラブラウンジがないため、バリダンスショーを見ながら食事をする有料プログラムにも申し込み、クラブラウンジ以外の経験もできたので新鮮でした。



マティス・ロッジ・アメッドに関しては、別の記事でご紹介しましたので、そちらをご参照下さい。
【宿泊記】バリ島マティス・ロッジ・アメッドのブログレビュー|PrimeTravel

アリラ・マンギス前のマッサージ店が衝撃価格!で至福の時間を過ごす
アリラ・マンギスは究極のリゾートと言われており、2023年12月に3連泊して気に入ったので、今回は4連泊をし、是非ホテル内のSPAを利用しようと考えていました。(2023年12月の宿泊に関しては別の記事をご参照下さい)
【宿泊記】バリ島アリラ・マンギスのブログレビュー(ポイント宿泊)|PrimeTravel

アリラ・マンギスと道路をはさんだ向かい側に「ANDRE BALI SPA」というお店があったので、気になってWEBサイトで調べてみました。すると、60分コースで17万5千ルピア(税込・約1,750円)と表示されていたので、その安さに驚き、夫婦揃ってアロマテラピーコースを予約して訪問しました。最初に足のマッサージを丁寧に行ってくれます。次に別の部屋へ移動し、カップルは同じ部屋でマッサージを受けます。筆者はあまりの気持ち良さに寝落ちてしまいました。ちなみに、アリラ・マンギスのSPAは60万ルピア(恐らく税・サ別)するので、ほぼ4分の1の衝撃価格!です。

グランドハイアット・バリではポイント宿泊でもスイートアップ!
グランドハイアット・バリは6,500ポイントを使った無料宿泊でしたが、98㎡のグランドスイートキングにアップグレードしていただけました。2023年も同じ時期に6,500ポイントで無料宿泊をしましたが、49㎡のクラブアクセスキングだったので大躍進です。

MVCバリ・ヌサドゥア・テラスはルネッサンスと同一敷地内
マリオット・ヴァケーション・クラブ(MVC)のバリ・ヌサドゥア・テラスを予約しましたが、ここはヌサドゥア隔離地区(ITDC)のエリア外です。筆者達はグランドハイアット・バリからGrabを利用し、ITDCの厳重な門を通って7分で到着しました。この時、マリオット系のホテル、ルネッサンス・バリ・ヌサドゥア・リゾートと同一敷地内であることに初めて気がつきました。

グランドハイアット・バリからバリ・コレクションには徒歩で行くことができ、バリ・コレクションと各ホテルの間には無料シャトルサービスがあります。ルネッサンスとの間にも当然ありますから、この無料シャトルサービスを利用する方法もあると思いました。

ルネッサンスはマリオットのプラチナステータス以上があれば、アーリーチェックインやレイトチェックアウトも部屋が空いていれば応じてくれますし、選択制ですが無料朝食もつきます。一方、MVCバリ・ヌサドゥア・テラスはチェックインは原則15時、チェックアウトは厳格に10時で、ルネッサンスと同じレストランですが朝食は有料となります。
これだけだとMVCのメリットは何なの?と思ってしまいますが、宿泊棟はルネッサンスとは全く違っており、MVCの方は各部屋のテラスやバルコニーに専用のプランジプールが付いており、キッチンには大型冷蔵庫や洗濯機・乾燥機も完備されています。


複数世帯で長期滞在する場合にはMVCの方が断然使い勝手がよろしいようです。日本人もこのような長期滞在を楽しむ余裕を持てるようになりたいですね。
⑨デンパサール→バンコク(12月10日)
・航空会社:タイ国際航空(TG432便)A350-900
・所要時間:4時間15分
・滞在ホテル:コテージ・スワナプーム1泊
ハイライト
デンパサール空港では3時間前のセキュリティ解放まで待ちぼうけ
MVCバリ・ヌサドゥア・テラスのチェックアウト時間は厳格に10時で、フライトが16時過ぎでした。早めに行って空港のラウンジで寛ぐつもりでしたが、フライトのセキュリティ解放は3時間前のため、制限エリア外で待ちぼうけをくらいました。荷物はホテルに預けて、バリ・コレクションあたりで時間を潰せばよかったと後悔しました。
バンコクスワナプーム空港では安物買いの銭失い
バンコク・スワナプーム空港での乗り換え時間が夜に12時間以上あったので、空港近くのホテルを予約していました。Agodaを通して$29.19の安いホテルにしましたが、Grabを予約しても待っている人が多く、近くまで来ているのになかなか乗れません。ホテルにチェックインしてアサインされたお部屋に行くと、ベッドにはかわいらしい象さんのタオルアートがあります。第一印象は良かったのですが、真夜中まで大音量で音楽を流して騒いでいる宿泊客がおり、安眠できませんでした。多少高くても空港内または徒歩圏内ホテルにする方が良いとの教訓を得ました。


⑩バンコク→羽田(12月11日)
・航空会社:ANA(NH848便)B787-9
・所要時間:5時間55分
ハイライト
ANA国際線WiFi無料サービス
ANA国際線のWiFiサービスは、ビジネスクラス以上の場合、バウチャーコードが事前にメールで送られてくるので、専用のURLから入り、そのコードを入力すると無料になります。国内線の場合はANAの公式アプリから繋ぐことができますので、全く勝手が違います。VPNはオフにする必要があります。
酒造りの神様の映画に感動!
機内で映画「NOGUCHIー酒造りの神様ー」を観て感動!しました。日本酒「農口尚彦研究所 山廃雄町」が飲みたくなり、注文しました。以前、やはり機内でいただいた農口尚彦研究所の日本酒を飲んだ時とは印象がずいぶん違っていました。農口尚彦さんの映画を観て飲むと印象がガラリと違ってきます。

スターアライアンス世界一周のコツ&アドバイス
スターアライアンス世界一周航空券は日本国内での発着空港を別にて途中降機を使えば、非常にお得に海外旅行ができます。北(南)アメリカとヨーロッパ(含中東)は1回で回る必要がありますが、アジアやオセアニアはそれとは別に旅行することができます。
羽田と成田は東京として同一都市扱いになり、関空と伊丹も大阪として同一都市扱いになります。ただし神戸は別都市扱いになります。
ニューヨークのJFKとニューアーク(EWR)も別都市扱いになります。
皆さまも是非スターアライアンス世界一周航空券を活用して複数回に海外旅行を楽しんで下さい。筆者も次回は、スターアライアンス世界一周航空券ファーストクラスやワンワールド世界一周航空券にも挑戦しようと考えております。
世界一周航空券は快適な旅を楽しめる上、リーズナブルな価格で本当にお得感満載です!