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【宿泊記】JW Marriott Mumbai Sahar (マリオット系列)をブログレビュー

【宿泊記】JW Marriott Mumbai Sahar (マリオット系列)をブログレビュー
PrimeTravel編集部

PrimeTravel読者の皆さん、こんにちは!2024年5月中旬にインド出張の際に宿泊したJW Marriott Mumbai Saharの滞在記とインド及びムンバイの近況についてご紹介します。

インド出張多くないですか?

読者の中には最近PrimeTravelの中の人、しょっちゅうインドに行ってませんか?と思われている方も居るかもしれません。実際パスポートのビザのスタンプを確認したら2023年10月末から実に4回目の渡印でした。我ながら多いと思います。笑

今回は顧客ミーティングに加え、マーケティングイベント、チームの新メンバーとの顔合わせ等てんこ盛りの出張でした。

出張回数の多さですがインドのGDP成長率は2023年度実績で7.8%と驚異的な伸びを続けており、インド企業のITやDX・AIへの投資意欲が高く、ビジネスチャンスが多い為です。

14億人を超える人口と若年層の厚さに起因する消費欲も凄まじく、お客様のお話を伺うと提供しているサービスのユーザー数が2000万人居る(!!)と言う話がゴロゴロ出てきます。人口が日本の10倍以上いるので単純比較は出来ないですが、顧客シェア獲得が急務であると、どのお客様も口を揃えて言っていたのは興味深かったです。

(因みに同時期の日本のGDP成長率は1.92%と少々物足りない数字でした)

marhaba Loungeがナイスだった

今回は到着時間の都合でVistara航空での渡航です。チャンギ空港ターミナル3からの出発になりますが、前回滞在してイマイチだったAmbassador Transit Loungeは避けて、marhaba Loungeにチャレンジします。ターミナル3の各ラウンジの位置関係は以下の通りです。

結論から言うと現状チャンギ空港ターミナル3でmarhaba Loungeがプライオリティパスで利用可能なラウンジでベストチョイスでした。設備・ビュッフェの充実具合、清潔さ、広さ等諸々比較してもAmbassador Transit Loungeよりも格段上で快適に過ごせます。

意外だったのはチキンカツカレーがビュッフェメニューで提供されていた事です。日本のカレーがシンガポールで市民権を得ているなんて感激!と一瞬思いましたが、よく考えたらシンガポールのモールのフードコートの和食レストランではほぼ確実に置いている鉄板メニューでした。。

チャンギ空港〜インド・ムンバイ空港

出発の時間が近づいて来たので搭乗ゲートへ移動です。Vistara航空ですがシンガポール航空とインドのタタ財閥の共同出資で設立された航空会社ですが、タタ財閥が2022年1月にエア・インディアをインド政府から買収後、Vistara航空も同年11月に買収したので、今後Vistaraブランドはエア・インディアに吸収・統合されるそうです。そう考えると今回Vistara便に乗れたのはかなりラッキーでした。

今回はプレミアムエコノミークラスでの搭乗ですが運良く隣が空席でしたので快適に過ごせました。ウェルカムドリンクとして「Bombay Banta」と言う初めて見るドリンクを渡されました。Masala Lemon Waterとありましたが材料を見るとレモン果汁とスパイス入りのドリンクの様です。飲んでみるとちょっとスパイシーの効いた塩レモンジュースでした。

機内誌を見ても完全にインド仕様なので、離陸前からなかなかのアウェー感を味わえます。笑

お楽しみの機内食ですが、折角なのでベジタリアンミールを頼んでみます。今までインド出張の際には基本的にはシンガポール航空での移動でした(シンガポール在住のため)ので、機内でインド料理を食べるのはほぼ初体験です。

今回の機内食で驚いたのが、メインのカレーの上にチャパティが2枚乗っていた事でした。ご飯に加えてチャパティまで食べるとかなりのカーボローディングになり激しい眠気に襲われるので、チャパティは我慢します。ベジタリアンカレーは予想通りの味でしたが、思ったほどは激辛では無く、美味しく頂けました。

また機内でやけに日本を意識した柿の種風のスナック菓子が提供されたのでパッケージの裏側を見たらなんと亀田製菓の柿の種でした。2022年に亀田製菓の社長にインド人のジュネジャ氏がCEOに就任した事がニュースになりましたが、こう言った巨大マーケットにプレミアムブランドとして進出するのは今後の同社の成長が楽しみでしね。

出張続きと言う事もあり、食事の後はウトウトしてしまい、気がついたらムンバイ空港に到着です。今回もVisa on Arrivalで入国しましたが使いましたが相変わらずカウンターに係員が居ない。泣

日本、韓国、UAEの3カ国のみの優遇なので非常に有難いのですが絶対数が少ないせいか、対応方法を知っている空港職員も少ないらしくその方が出てくるまでひたすら待ちます。

20分ほど待った後に職員の方がカウンターに来てくれ、入国許可を頂きました。その後自分でビザ代金の領収書を3部記入し、ビザ代金の2000ルピーを払うのに税関検査の後ろにある、SBI (インドステイト銀行)の窓口まで直接連れて行かれます。チェックインした荷物をピックアップする前に税関検査を通過しそうになったので、慌てて荷物をピックアップしてから銀行窓口に行きます。ここで現金2000ルピーを支払い、ようやくインド入国です。

ビザ代金の2000ルピーはクレジットカードでの支払いも可能ですが、クレカ読み取りのトラブル等も起こりうるのでインド入国時には2000ルピーを現金で持っていた方が無難です。インド入国の際には毎回予想外の時間のロスが発生するので心と時間の余裕が重要ですね。

因みにインドは現在下院の総選挙を実施しており、空港内でも投票を促していました。民主主義国家として投票は重要な権利であり責任であると言う気概を感じます。日本でも投票率を是非上げて健全な民主主義を推進していきたいですね。

ムンバイ空港〜JW Marriott Mumbai Sahar

ムンバイ空港からJW Marriott Mumbai Saharまでは600メートルほどなので、徒歩でも移動可能ですが、流石にインドでスーツケースをガラガラしながら歩く気は起きずUberで移動します。

ここでまたトラップがありました。ムンバイにはJW Marriott Mumbai SaharとJW Marriott Mumbai Juhuの二つがあり、部下は間違えてJW Marriott Mumbai Juhuを予約してしまい、翌朝滞在先を間違えた事に気づき、相当焦ったそうです。私も以前デリーのLe Meridienを予約した際に同じ事をやらかしてしまいました。

この手のミスは土地勘が無いと起こりやすいので一出張者として同じ都市圏内に同一ブランドのホテルを複数営業するのはやめて欲しいですね。

ムンバイ空港を出て左側の駐車場エリアからUber乗車エリアがあり、そちらから乗車します。インドでは今新車購入をする際に電気自動車を優遇しておりUberでもUber GreenというブランドでEV車の展開を行っています。

Uber乗客向けに待合室が用意されていますが、入るのを躊躇してしまう位汚いです。インドの公共エリアでの整理整頓掃除の軽視傾向だけは本当に頂けないですね。

JW Marriott Mumbai Sahar

空港から600メートルほどの距離なのであっという間に到着しました。贅を尽くした装飾のロビーに出迎えられます。流石マリオット系列のラグジュアリーブランド、JW Marriott。期待を裏切りません。

今回はキングサイズの部屋の宿泊となりました。写真の通り大変清潔なお部屋で快適に過ごせました。この日は到着後急に天候が崩れ、外は強風でした。後日知りましたが当日ムンバイ近郊で強風に煽られ広告塔が倒壊し、近くのガソリンスタンドや民家が下敷きになり14人も死者を出すという痛ましい事故が発生しました。70メートルx50メートルの巨大ビルボードにも関わらず欠陥工事の為、土台の強度が不十分で強風に耐えられなかったとの事です。事故で犠牲になった方々のご冥福をお祈りします。

部屋に荷物を置いた後、同僚各位と合流してイベントの準備の為、ボールルームへ移動します。この時点で午後6時前後でしたが、結局9時近くまで準備した後に夕食を食べる事になりました。翌日7時からリハーサルというスケジュールにも関わらず、インド人の同僚はJuhuビーチに行こうよ!とか行っていましたが速攻却下し、ホテルロビー近辺のJW Cafeで夕食を取る事に。

JW Cafeでディナービュッフェ

JW Cafeは朝食ビュッフェも提供しているレストランです。夜の時間帯にホテルのレストランで食べる機会はあまり無いのでちょっとワクワクしながら入店します。

こちらのレストランではカレー、ビリヤニ等のインド系の料理は勿論、各種サラダ、肉料理等の西洋料理からお寿司まで提供しており、非常に豪華でした。スイーツもケーキやムース等の洋菓子からインドスイーツを出しており、炭水化物の摂取量を抑えるのに苦労しました。

因みに午後9時以降の入店だったのでなるべく炭水化物を控えてサラダとタンパク質をメインに食べようと心掛けましたが、インド人の同僚はカレーとナンやビリヤニを心ゆくまで堪能していました。話を聞くとインドでは夕食を食べる時間が午後9時以降も珍しく無いそうです。ご存知の通りインド料理はベジタリアン向けでも油と炭水化物を多用しており、結構ヘビーなので、消化を促進するスパイスやハーブを食後に摂取する習慣があります。以前紹介したパーンも食後の清涼剤として愛用されています。

こちらのレストランでユニークだったのはChaat (チャート、チャーット)と言うムンバイ発祥のストリートフードをその場で用意してくれるストールがあった事です。文字通り道端で販売しており、外国人であればその後の腹痛を覚悟して食べる事になりますが、ホテルの中でチャレンジ出来るのは嬉しいです。

インド出張の頻度も多いせいか現地の同僚とも打ち解けてきており、日本の現状やインドの総選挙について色々とお話を伺えました。インド人の同僚と話していて健全なナショナリズムについて言及する事が多く、愛国心を大切にする姿勢が伺えました。

インドが国として急速に発展している反面、貧富の激しい差やインフラの貧弱さ等数多くの問題を抱えている事を認めつつ、前に進もうと言うハングリーさは既に経済大国かつ長寿大国になってしまった日本では失われてしまっているなと痛感します。

5時起床でジムで同僚に遭遇

翌朝7時からのリハーサルという事で起きられるか不安でしたが、インドとシンガポールは2.5時間の時差があり、朝5時がシンガポール時間で朝7時半という事で目が覚めてしまいます。

流石に朝5時ではリハーサルには早すぎるので、ジムで汗を流す事に。10階にあるフィットネスセンターへ移動します。フィットネスセンターはプールに隣接しており、カードキーかモバイルキーを使って入室します。

まだ5時半前だったので貸切状態♪と思っていたら先客がいました。よく見るとインド在住の同僚でした。「めちゃ早いね!」と挨拶すると「いつも4時起きなんだよ」と言われビックリ。7時からの予定もあるので、私は45分ほどで退出しましたが、彼は呼吸法を含めヨガのルーチーンを行っていました。よく電話会議でも一緒になりますが彼の常に冷静沈着に課題に接する姿勢はこういった所が土台になっているのかと妙に納得しました。

昨夜夕食が遅かったので大してお腹は減っていなかったですが、フルーツとコーヒーを頂きにJW Cafeの朝食ビュッフェに行きます。

昨日は同僚と一緒だったのでそこまで店舗の広さを意識しませんでしたが、朝改めて見回すとレイアウト的にも余裕がありとても快適な設計になっていました。

フルーツステーションにある果物は南国フルーツが満載でしたが、「Bobby」と言う梨の様なフルーツがあり、試してみる事に。食感はまさに固めの梨でしたが予想よりも甘く、美味しく頂けました。

私のテーブルにはバジルのプランターが置いてありましたが、他のテーブルにも様々なハーブのプランターが置いてあり、これらのハーブは店内の料理に使われると言う説明書きがありました。店舗内で育てたハーブを使うと言う取り組みも素晴らしいですが、テーブルに植物を置くのは絵的にも良いなと思いました。

朝食を早々に後にして、イベントのリハーサルに向かいます。最終チェックを行い、準備は整いましたが、前日の天候の影響でお客様が来られるか少々心配しましたが、無事9時半からイベントを開始出来ました。

我々のパートは12時半で無事終了し、一時間半の昼食会を挟んでからのメインイベントです。

炎天下での屋外ビュッフェ

この日のムンバイは36℃とかなりの気温でしたが、ムンバイは海岸に面している事もあり、気温に加えて湿度が凄まじく、外に数分出ただけで文字通り汗が噴き出てきます。

今回のビュッフェで「Pav」と言うバンズや「Puri」にカレーを挟んで食べると言うファーストフードスタイルの食事があると初めて知りました。カレーというとナンやご飯にカレーを付けて食べるというイメージが強かったので、サンドイッチスタイルでカレーを食べると言うのは衝撃的でした。ただ日本のカレーほど粘度が高く無いので、こぼさず綺麗に食べるのはなかなか難易度が高そうに見えました。

今回のイベント会場では屋内で食事を取るスペースが準備出来なかった様で屋外に日除けタープと扇風機を数十台用意してビュッフェを提供していました。会社のイベントという事もあり、ジャケットにスラックス、ネクタイまで締めている方も多く、みなさん汗だくになりながら食べていました。これについては不満も多く、来年は屋内で食事を提供可能な収容人数のもっと多い会場にするべきだと言う意見が出ていました。

因みにこの日のAQI (大気汚染指数)が300となっていましたが、前日の強風の結果この日はそこまで空気汚染は感じられませんでした。

メインイベントは午後2時から8時半までの長丁場でした。

オーストラリア人の部下は「こんな時間までイベントを行うのはオーストラリアじゃ考えられない!」と言っていましたが、確かに欧米や日本の感覚だとかなり遅いなと思いました。インドの習慣として夕食が遅めという事でこのスケジュールになっていたかと思いますが流石に最後の方のセッションでは空席が目立ってました。それでも予定通り8時半に終了したので安心しました。

私自身も5時起きで相当疲労が溜まっており、翌日9時にデリーへのフライトも控えていたのでこの日は早めに切り上げました。

ムンバイ〜デリーへのフライト

ムンバイでのイベントの翌日午後2時にデリー近郊のグルガオンで顧客ミーティングがセットされていたので、早朝にホテルをチェックアウトしてムンバイ空港に向かいます。

インドの空港の入り口では屈強な制限エリア前とは別に軍人の方がセキュリティチェックを行なっています。場合によってはそれほど英語が得意では無い軍人の方もいるので可能な限り事前チェックインしてチケットをプリントアウトした方が無難です。

ただ現実的な話をすると実際にはアプリで事前チェックインをしようとするとエラーが発生し、にっちもさっちも行かない状況もあったので、その場合は旅程表と登場予定のフライトのチケット番号のキャプチャを取っておき、見せられる様にしておけば基本的には通して貰えます。

今回は初のエア・インディアかつ初のインド国内線での移動です。出国手続きが無いので比較的楽ですが制限エリアに入る前にセキュリティチェックがあり、予想通り20分程の足止めを喰らいます。

無事制限エリア内に入りますが国内線ターミナルなので国際線ターミナルとは少々趣が異なります。

各種海外ブランドの店舗の店名がヒンディー語でも併記されているのが面白いですね。また空港内でEVやバイクが展示されているのも興味深かったです。因みにここで見かけたMG CometですがMG自体は現在中国の上海汽車グループ傘下でCometは約70万ルピー(130万円前後)から販売されています。

また近年インド産のお酒も増えており、空港でも販売していたIndriウィスキーは数々の国際的な賞を受賞しており、急成長しているブランドだそうです。サイトで由来を読むとヒマラヤ山脈が源流となるヤムナー川の上流の水を使っているとの事ですが、Wikipediaによるとニューデリー周辺でのヤムナー川の水質は世界最悪のレベルとも記述されており、同じ川でもどこを見るかによって評価が真逆になるには興味深いです。

また空港内の装飾もインドの伝統的な芸術をふんだんに取り入れており、ずっと眺めていても飽きません。

エア・インディア機に搭乗しましたが、20分ほど遅延しての出発です。午後から顧客ミーティングがあるので、少々ヒヤヒヤしましたが最終的には同僚と合流して打ち合わせに行けました。

エア・インディア機は少々設備も古めでエンタメシステムも無くお世辞にも快適とは言えませんが無事到着出来たので文句無しです。機内食は勿論ベジタリアンカレーです。笑

フライト自体は離陸してから2時間半弱と短いフライトでした。今回は国内線なのでデリーのインディラガンジー空港に到着後は入国審査も無く、そのまま荷物のピックアップエリアに向かいます。

途中国際線同様巨大な手のオブジェが壁にありましたが、これらはMudra (日本語で印相)と呼ばれ、ヨガや瞑想の際に使われる手のジェスチャーだそうです。国際線でも恐らく同じ説明文が用意されていると思いますので次回出張時に確認します。

今回はここまでです。次回デリーでの滞在期も執筆しますのでお楽しみに!

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